2013年12月30日月曜日

本「ピアノ演奏芸術」:第3章(1/2) 音について

●「第3章 音について」からの抜書き(1/2)

音の探求に関するいくつかの助言。

「悲愴」を録音してみた

昨日ここに書いた通り、今日は「通し」で弾く練習をした。ところが、やはり途中で止まることが度々あるので、思い切って録音することにした。正確に言うと、iPhoneでの「録画」である。

で、結果は?

2013年12月29日日曜日

一応完了!?:ベートーヴェン「悲愴」

今日を入れてあと3日を残すのみとなった。今年最後の曲として頑張ってきた、ベートーヴェン「悲愴」ソナタの第3楽章であるが、昨日の練習で一応「出来た!」ことにした。

本 「ピアノ演奏芸術」:第2章(2/2) いくつか、リズムについて

●「第2章 いくつか、リズムについて」からの抜書き(2/2)


リズムに関する注意点など16項目。前回からの第2章の続き。

(1) 間違えやすいリズム。音符1が音符2や音符3にならないよう注意(とくに速いテンポのとき)。

音符1
音符2
音符3





(2) 間違えやすいリズムその2。音符4が音符5になりがちなので注意。

音符4
音符5





2013年12月27日金曜日

来年の抱負(下書き)

年の瀬も押し詰まってきたので、鬼も笑わないとは思う(苦笑いくらい?)が、来年の抱負・目標を考えてみたい。年が明けたら改めて新しい気持ちで書き直すつもりで気楽に並べてみる。

2013年12月26日木曜日

本 「ピアノ演奏芸術」:第1章 音楽作品の〈芸術的イメージ〉

●「第1章 音楽作品の〈芸術的イメージ〉」からの抜き書き
 (※印は私のコメント)

1.〈芸術的イメージ〉とは「音楽の内容、意義、詩的本質」、音楽作品の根底、根源にある本質の意味。 ※→その「本質」がなかなか理解できない…

2013年12月25日水曜日

お薦め♪風呂での練習

ピアノの練習を始めた頃に、ピアノを弾く時間以外にも何かできないかと思い、「指の鍛錬」をやっていた。下記のブログ記事にそのことを書いている。

《練習方法:筋トレ》

一部を再掲すると…。

今やっていることは、スポーツと同じように、

①筋トレ
②柔軟性(ストレッチ)
③俊敏性(スピード)

の三つである。

本 「ピアノ演奏芸術」:序文にかえて

●「序文にかえて」からの抜き書き


1.音楽を学ぶ人は、まず学び始める前に、精神的な意味ですでに音楽と言えるものを思いのままに操ってなければなりません。…音楽を頭の中にはっきりと捉えて保ち、心にそれを秘め、自分の耳にそれが聞こえている…。

2013年12月24日火曜日

本 「ピアノ演奏芸術」:紹介

これから数回にわたって、下記の本の読書メモを書いていく。まず、本の概要紹介。

「ピアノ演奏芸術 ―ある教育者の手記」
  ゲンリッヒ・ネイガウス 著、森松 皓子 訳
  音楽之友社、2003年6月(改訂・新訳)



2013年12月23日月曜日

読書メモ:ピアノ演奏芸術

久しぶりに少し「重い」本を読んだ。『ピアノ演奏芸術―ある教育者の手記』という本である。著者のゲンリッヒ・ネイガウスという人は、リヒテルやギレリスを育てた有名なピアニスト・教育者だそうである。したがって、本の内容はやや高度であるようだ。(十分に理解できていないので「ようだ」としか言えない)

奏法や練習方法を知るためではなく、「いい音楽・演奏とは何か」という私自身の問題意識を考えるためのヒントが見つかるかもしれない、という気持ちで読み始めた本である。




2013年12月22日日曜日

興味分野

ピアノに関する勉強と言っても範囲は非常に広い。とりあえず、現時点でとくに興味のある分野から始めたい。大まかに言うと、次の5つくらいになると思われる。

2013年12月21日土曜日

決定!来年の練習曲

いろいろ考えたのだが、結局、来年はショパンでスタートすることにした。やはり憧れのショパンである。一度は、きちんと弾いてみたい。

曲は「プレリュード Op.28-15 雨だれ」と「ワルツ イ短調 遺作」の2曲。両方とも好きな曲であるし、楽譜を見ながら聴いてみて弾けそうな気がしたので…。

2013年12月20日金曜日

このブログについて

ようこそ&よろしく。

約一年前に、定年後の趣味の一つとしてピアノの練習を始めた。正式にレッスンを受けたことはない。高校生のころ、家にあったピアノで勝手気ままに弾いていたくらいの経験しかない。大学では、合唱サークルに所属していた。なので、ピアノに取り組むことはかなりのチャレンジであった。

この一年、気の向くままにピアノや音楽に関する本を読み漁った。技術の進歩はさておき、少し理論や知識をまとめてみたいと思い始めた。これから、読書メモ・考え整理ノートのような形で書いてみたいと考えている。

では、よろしく。

2013年12月19日木曜日

一年のまとめ:「興味マップ」の振り返り

この一年の振り返りもそろそろまとめに入りたい。ピアノの練習を始めてしばらくしたころ(4月)に「興味マップ」というものを作った。これに沿ってまとめてみることにする。



2013年12月17日火曜日

練習進み具合:ベートーヴェン「悲愴」

一年の振り返りをしながら、練習のほうも佳境?に入っている。

いま練習中の、ベートーヴェンの「悲愴」ソナタの第3楽章、これを何とか今年中に仕上げたいと思って頑張っている。「仕上げ」といっても、人前で弾けるレベルとかではなく、とにかく自分でそこそこ満足できるレベルなのである、が…。

2013年12月15日日曜日

ピアノの本ベスト5:③読み物など

今年読んだ本のランキングの最後である。今回は、軽い気持ちで読んだ読み物を中心にベスト5をあげてみる。

2013年12月13日金曜日

ピアノの本ベスト5:②理論・科学

今回は、私の好きな「科学」である。もともと理工系なので、ピアノの練習や奏法に関しても「科学的アプローチ」のようなものがあると、固く信じている。

とくに、「大人のピアノ」の練習を効率的にやるには、実践(練習)と同じように「理屈」も重要だと思う。そんな私にとって、参考になった本をあげてみる。

2013年12月11日水曜日

ピアノの本ベスト5:①弾き方・練習方法

一年の振り返り、第2弾。「実技」の次は「理論」?である。

といっても、内容に関してはまだまだの状態なので、とりあえず今年読んだ本を概観してみたい。思ったよりたくさん読んでいるので、分野ごとにベスト5くらいをあげてみたい。

今回は、ピアノの弾き方や練習方法で参考になった本である。「→」はその本をこのブログで紹介したときの記事。

2013年12月9日月曜日

1年間の練習を振り返る

少し早いのだが、1年間の振り返りを始めている。今日からいくつかのテーマごとに一年の成果?をまとめて、来年の目標設定などのベースとしたい。

今日は、まず中心となる「実技」「練習」についてである。

2013年12月7日土曜日

来年の練習曲候補

来年の練習曲探しをしている。いくつかの候補を考えているのだがまだ決め切れてはいない。今のところの候補曲は、

ショパン プレリュード 雨だれ
ショパン ワルツ イ短調 遺作
スクリャービン 前奏曲 Op.11 から 1-5 ?
モーツァルト 幻想曲 K.397
ドビュッシー アラベスク 1番

といったところである。

2013年12月2日月曜日

来年の練習曲

少し気が早いのだが、来年1月からの練習曲をそろそろ探そうと思う。

2013年11月23日土曜日

暗譜力?

なぜか暗譜ができるようになった。1年ほどピアノを練習して、最初の頃は「暗譜なんてとんでもない」という状態だったが、最近いつの間にかできるようになったのである。

今練習中のベートーヴェンのソナタ8番の第2楽章と第3楽章、両方とも5分位の長さなので、あわせて10分の曲を暗譜してしまったのだ。これは自分でも驚くくらいの進歩である。

まあ正直に言うと、「進歩」かどうかは次の曲をやってみないと分からない。たまたまこの曲が私に合っていて、なぜか覚えやすかったかも知れないのだから…。

2013年11月19日火曜日

雑感

ピアノの練習を始めてから約11ヶ月。ある意味がむしゃらに、かつ我流で好き勝手にやってきた。ピアノの先生であるカミサンのご意見もあまり耳を貸さずに…、いやありがたく拝聴しながら…(^^;)。

一方で、あまりに音楽のこと、ピアノのことを知らなかったので、図書館にある本を中心にピアノや音楽に関する本を片っ端から読んだ。

そして、ピアノ曲を少しでも多く知りたいと思って、YouTubeを探索し、いろんな曲やピアニストと出会うことが出来た。ラフォルジュルネにも行った。もちろん、ピアノの練習も週に5~6日、1日に1時間、ほぼ休まずに続けた。

この一年のまとめと反省は、もう少しあと(1ヵ月後)にやるとして、この間感じたことのいくつかを書いてみたい。

2013年11月17日日曜日

近況:譜読み完了?

またしても、かなりブログ更新が滞ってしまった…。

でも、ブログをあまり書かない時期の方が、実は練習の方は進んでいるのではないか、と思うようになった。練習の方に気持ちが行っていて、本を読んだりいろいろ考える時間が(ブログを書く時間も?)減っているのかもしれない。

2013年10月16日水曜日

Piano Lesson:レガートとスタカート

ここからは、タッチ(レガート、スタカート、ノンレガート)の話である。まずは、4つのスタカートタッチと3つのレガートタッチ。

🎦Piano Masterclass on Legato & Staccato from Steinway Hall, London

2013年10月14日月曜日

Piano Lesson:和音の"Voicing"とメロディー

Piano Lesson、和音の応用編の続きである。テーマは"tonal balance & layering of sound"、つまり「音色のバランスと音の重ね合わせ」である。動画はこちら(↓)。

🎦Piano Lesson on Chord Voicing and Melody

2013年10月12日土曜日

2013年10月10日木曜日

Piano Lesson:和音の弾き方:基礎

"Pianist Magazine"という雑誌が提供している動画から、「ピアノ奏法」に関連するものを一つずつ簡単に紹介していく。

今日は、その第1回目で「和音の弾き方:基礎」編(↓)である。


2013年10月3日木曜日

「西洋音楽論」:③西洋と非西洋・現代音楽

またまた間があいてしまったが、「西洋音楽論」(↓)からの三つ目(最後)の論点について。(西洋音楽と現代音楽の話は関連するので一つにまとめた)

『西洋音楽論 クラシックに狂気を聴け』(森本 恭正 著)



2013年10月1日火曜日

もう10月!? 練習の進み具合

早いもので、もう10月になってしまった。ピアノの練習を始めて9ヵ月が過ぎたことになる。練習はほぼ毎日やっているが、このブログは月数回のペースになってしまった。少し頑張らなくては…。

2013年9月15日日曜日

曲の「仕上がり」を見極める?

同じ曲をずっと練習していると、ある段階で壁にぶつかる。

もちろん、最初から自分には少し難しい曲を選んで「チャレンジ」しているので、技術的・初歩的なカベには何度もぶつかっている。それを越えていくのが練習する楽しみでもある。

2013年9月10日火曜日

「西洋音楽論」:②日本人の演奏はつまらないか

少し間があいてしまったが、引き続き「西洋音楽論」(↓)からの二つ目の論点について書いてみたい。(一応、ずっと考え続けてはいたのだが…)

『西洋音楽論 クラシックに狂気を聴け』(森本 恭正 著)



2013年8月31日土曜日

「西洋音楽論」:①クラシック音楽はつまらないか?

「クラシック音楽はつまらないか?」という問いかけに答えるのは難しい。個人的には、クラシック音楽は好きだし、ピアノもクラシックを中心に練習している。

一方で、この本(↓)に書いてあるように、世間的にはそんなに盛り上がっていないし、今の時代のクラシック音楽が極めて少ない(不作?)であることに物足りなさを感じるのは確かである。(現在のクラシック音楽の状況についてはもっと勉強しなくては、と思うが…)

『西洋音楽論 クラシックに狂気を聴け』(森本 恭正 著)



2013年8月28日水曜日

「西洋音楽論」を読んで:前置き

『西洋音楽論』という本を読んだ。堅苦しいタイトルだが、サブタイトルが「クラシックに狂気を聴け」となっていて、ちょっと興味を惹かれたので読んでみた。

面白かった。非常に考えさせられる内容と、何となく考えていたことをズバッと言ってくれて「やっぱりそうか」という部分があり、思わず続けて2回読んでしまった。




2013年8月26日月曜日

練習の工夫:通しで弾くこと

毎日、苦手なところを繰り返し練習したり、脱力を意識して弾いたり、と色々やっているのだが、いまひとつ進捗感・達成感がない。

その理由の一つが、曲を最初から最後まで通して弾くことがなかなかできない、ということなのではと思い当たった。それは「中断する」「弾きなおす」というのがクセになっているせいだと思う。間違えたまま先に進むのがどうも苦手である。

2013年8月18日日曜日

頑張れ!「ぴあの好きの集い」

たまたまネットで見つけた「ぴあの好きの集い」なるものに行ってきた。

アマチュアのピアニスト20人による無料コンサートである。14回も続いているというので、それなりのレベルだろうと思ったのと、曲目に興味があったので、市ヶ谷まで出かけた。

2013年8月11日日曜日

久石譲さんの演奏を聴いて

ピアノ練習、なかなか上達せず苦戦中。気分転換に、YouTubeでジブリとか久石譲さんのピアノを聴いてみた。例えば次のようなもの。

2013年8月7日水曜日

読書メモ:感動をつくれますか?

養老孟司さんと久石譲さんの対談『耳で考える ――脳は名曲を欲する』を読んでから、少し久石さんに興味を持った。図書館でもう一冊新書を見つけたので読んでみた。

面白かったので、読みながらとったメモを載せておく。(数字はページ番号)

『感動をつくれますか? 』



2013年8月3日土曜日

読書メモ:耳で考える

気楽な暇つぶしのつもりで、養老孟司さんと久石譲さんという魅力的な組合せの対談本を読んでみた。軽く読めたわりには面白かった。内容は結構多岐にわたるので、とくに面白かったことを書いてみる。


『耳で考える ――脳は名曲を欲する』(対談:養老孟司、久石譲)



2013年7月23日火曜日

読書メモ:ピアノはなぜ黒いのか

なんとなく『ピアノはなぜ黒いのか』(斎藤信哉 著)という本を読んでみた。新書版なので一日で読み終えた。意外と面白かった。著者は調律師・楽器店コンサルタント。




2013年7月16日火曜日

スランプ?

再び、久しぶりの投稿である。

練習はほぼ毎日やっていた。が、さすがに四声のフーガは手ごわく、前半の指使いはギリギリ何とか覚えたが、なかなかつながらない。日々の進歩を実感できないのがつらい。

2013年7月4日木曜日

2週間ぶりの練習

旅行とその前後のドタバタやら時差ぼけで、なんと2週間ぶりに練習を再開。

なにせ久しぶりなので、おそるおそる弾き始めたが、思ったより楽に弾けた。最初はむしろ、以前より脱力できている感じさえした。バッハのプレリュードはミスタッチなし。フーガはさすがにギクシャクして少し力んでしまったが、2週間前の感覚を取り戻すのにそれほど時間はかからなかった。

2013年6月16日日曜日

近況

しばらくぶりの投稿である。

実は、この一週間ほどは旅行の準備などで忙しく、なかなか落ち着いてブログを書く余裕がなかったのだ。出発を数日後に控えて、やっと荷造りも終わり、必要な準備も終えて一段落というところである。

2013年6月10日月曜日

読書メモ:音楽の聴き方

『音楽の聴き方』(岡田暁生)という本を読んだ。気軽な気持ちで読んだが、なかなか難しく、ちょっと消化不良気味である。いくつか感じたことだけ書いてみる。※は感想。

副題は「聴く型と趣味を語る言葉 」となっている。



2013年6月8日土曜日

ピアノの練習は風邪にいい?

数日前から調子が悪い。いわゆる夏風邪のようである。

ピアノの練習もサボろうかと思っていたが、練習曲を変更したばかりでもあり、とりあえずピアノに向かってみた。バッハの譜読みである。無謀にも四声にも挑戦しているので大変だ。

2013年6月7日金曜日

ユジャ・ワンが小説に?

昨日紹介した8冊の本を探している途中で、面白いものを発見した。エティエンヌ・バリリエという人が書いた『ピアニスト』という本である。



2013年6月6日木曜日

読みたいピアノの本

ピアノの練習を始めて以来、読む本のかなりの部分がピアノや音楽に関する本になっている。調べてみると、今年になって20数冊読んでいる。


図書館に行ってもそろそろ読みたい本がなくなってきた。本屋・楽器屋にもそんなに置いてない。で、ネットで調べることにした。

2013年6月4日火曜日

読書メモ:青島広志の作曲ノススメ

別に作曲をしようと思い立ったわけではない。図書館の書棚を何気なく見ていたら、青島広志さんのこの本を見つけ、パラパラっとめくったら面白そうだったので…、という訳である。

2013年6月3日月曜日

気分転換!→練習曲変更

モーツァルトのソナタK.545の第3楽章の譜読みを始めたが、なかなか進展がない。第1・第2楽章も、そこそこ弾けるようにはなったものの、苦手箇所は相変わらず引っかかる。

それに、正直、少し飽きてきた。ちょっと「暗礁」の上に乗っかっている気分なので、気分転換のため思い切って練習曲を入れ替えることにした。

(モーツァルトは、いずれ再開するつもりであるが…。)


2013年6月1日土曜日

土曜日のけだるい午後に…ヒンデミット?

午前中の太陽の日差しが翳って、少し涼しくなったかなという感じの午後である。

今日は、午後の珈琲タイムに、林光さんの『現代作曲家探訪記』という本をめくりながら、ヒンデミットのピアノ曲を聴いている。どちらかというとBGM的に、「ヒンデミットってどんなんかな~」という感じでいくつかの曲を…。




2013年5月31日金曜日

ミヨーもいいかも?

ミヨーの名前は知らなかったが、ピアノ界では2台のピアノのための「スカラムーシュ」という曲で知られているようだ。

ちなみに「スカラムーシュ Scaramouche(フランス語)」とはイタリアの即興喜劇の道化役で、黒い衣装をつけ、ほらをふき、空いばりする臆病者のことらしい。

2013年5月30日木曜日

ピアノのための ロマン後期・近代・現代の名曲集

「ピアノ曲を知る②」(②=第2フェーズ)が少しずつ進んでいる。今、引っかかって(?)いるのは、モンポウ、ミヨー、シャミナードである。個別のご紹介は近いうちにするとして、今日は作曲家・曲のいいリストを見つけた話。

2013年5月29日水曜日

読書メモ:ピアニストの脳を科学する

少し前に、部分的にお伝えした本の私的「読書メモ」である。この本は大人になってピアノを始める(始めた)人には、とてもいい本ではないかと思う。(とくに理工系の人には?)子どもの頃からの訓練が重要だといいながらも、大人になってからでも遅くないという記述もあり、励まされる(かも…)。

『ピアニストの脳を科学する: 超絶技巧のメカニズム』(古屋晋一著 春秋社)


2013年5月28日火曜日

モンポウがいいかも…

「ピアノ曲を知る:第2フェーズ」の途中経過。
 
上の記事でリストアップした作曲家を少しずつ聴いている。これまでのところこれといった、つまり私の好みにあった曲や演奏が見つからなかった。が、一昨日聴いたモンポウがちょっといいかもしれない。

2013年5月26日日曜日

2つのピアノを弾いて得たもの

久しぶりに自宅のピアノで練習。ちょっと緊張…。

予想したとおり、やはり鍵盤のタッチが違う。10日間も別のピアノで練習すると、こんなにも感覚が変わるのかと、改めて驚いた。タッチと音の「鳴り」が違う。そのために自分で分かるほどぎこちなくなる。

2013年5月25日土曜日

10日間の練習で…

今夜、実家から自宅に戻る。10日ほどの実家での練習はどうだったか、ふりかえり。

最初は、ピアノのタッチの違いに、初心者なりに苦労した。何とか慣れてきたが、でもいまだに若干の違和感はある。とはいえ、練習に差し障りが出るほどではない。それほど、ハイレベルの練習をしている訳でもないし…。

2013年5月24日金曜日

ピアニスティック?

少し前に「ピアニズム」という言葉について書いた。それと同じように気になっていたのが「ピアニスティック」という言葉である。で、少し調べてみた。いくつかのニュアンスがあるようだ。

2013年5月23日木曜日

デュティユーはどうだろう?

「ピアノ曲を知る」活動の第2フェーズを始めた。が、最初から苦労している。何人か、つまみ食い的に聴いてみたが、これという曲・演奏にまだ出会っていない。「現代音楽」的なものが多いせいかもしれない。

ちょっといいかな?と思ったのはデュティユーである。

2013年5月22日水曜日

感動を生み出す演奏(ピアニストの脳を科学する)

昨日(《「脱力」を科学する》)の続きである。『ピアニストの脳を科学する』の最後の章に「感動を生み出す演奏」についての科学的データによる解説がある。

「いい音楽」「いい演奏」についてずっと気になっている私にとって、とても参考になることがいくつかあった。


『ピアニストの脳を科学する: 超絶技巧のメカニズム』(古屋晋一著 春秋社)


2013年5月21日火曜日

「脱力」を科学する

「ピアニストの脳を科学する」という興味深い本を読んだ。なるほど!と思うことがたくさんあったのだが、今日は特に「脱力」についてお伝えしたい。

『ピアニストの脳を科学する: 超絶技巧のメカニズム』(古屋晋一著 春秋社)


2013年5月20日月曜日

感覚を研ぎ澄ませ!

野球の話である。不振続きだったホークスの内川が5打数5安打の大活躍。そのコメントがいい。「(気持ちの中で)球の待ち方を変えた」だけ、だそうである。

そして、新聞記者の解説が良かった。「意識を変えるだけで修正できたのは、技術の確かさゆえだろう。」

2013年5月19日日曜日

指の筋トレに新種

ヒマなときに手や指の筋トレ?をやっている。4の指を動きやすくするとか、親指の可動範囲を広げるとか、トレモロのスピードをあげるとか…。

その筋トレに、新しいメニューを追加した。4指・5指の第3関節の強化である。

2013年5月18日土曜日

「いい音楽」とは

「いい音楽」とは一体何なんだろう?ということがずっと気になっている。

聴いたときに、グッときたり、思わず引き込まれたり…。いい演奏を聴くと本当に気分がよくなる。そういう経験の積み重ねが、「お気に入り」の作曲家や演奏家につながる。「お気に入り」になる・ならないは、何が違うのだろう?

「音楽」となると幅が広くなるので、いい「演奏」とはどんな演奏なのか、を考えてみたい。

2013年5月17日金曜日

小指でメロディ+脱力!

少し前から、ショパンの「バラード2番からAndantino」(冒頭部分)を練習している。美しいのでとても気に入っている。



2013年5月16日木曜日

ピアノ曲を知る:第2フェーズ

ピアノ曲をもっと知るために、これまで有名な作曲家や曲を中心に聴いてきた。その結果、知らなかった曲の中にもずいぶんといいものがあることが分かった。

また、自分の好みを改めて発見することもあった。ラヴェルがそのいい例である。初めて聴く曲の多くが、琴線にふれるとでも言うのか、とてもいい感じなのである。

2013年5月15日水曜日

ピアノが変わると…

今日からしばらく実家で過ごすことになる。色々と家の手伝いもあるが、曲を忘れないようにピアノの練習は続けるつもりである。

ピアノも変わって、違う環境で実際に練習してみると、思った以上に違う感じでとまどってしまった。


2013年5月14日火曜日

メトロノームと格闘?

数日前から、練習のときにメトロノーム(実はiPhoneのメトロノームアプリ)を使っている。で、ショックを受けた。というか、自分のリズム感の悪さに改めて気づかされて愕然としている。

2013年5月13日月曜日

Chotto Chopin (ちょっとだけショパン)

やはり、ピアノを練習するからには、一度はショパンの曲を弾いてみたい。という欲求は当然のようにある。が、一方で「とても弾けそうもない」という思いもまた当然ある。実は、ワルツの3番をいつかは練習してみようとは思っている。だがそれはちょっと先のことになるだろう。

ところが、昨夜何気なく楽譜を眺めていたときに、ある発見をしたのだ。



2013年5月12日日曜日

ピアニズム?

ピアノに関する本を読んでいると、ときおり「ピアニズム」という言葉が出てくる。最近読んだ本にも「粒立ちのよいピアニズムが感じられ…」などと使われている。

何となく分かったような気になってやり過ごしていたのだが、ちょっと引っかかったので調べてみた。

2013年5月11日土曜日

読書メモ:我が偏愛のピアニスト

日本人のピアニストを探すために読んだ本である(→前記事)が、ピアノ演奏に関して参考になるところがたくさん入っていたので、いつものように独断と偏見によるメモを書いておく。ご参考まで…。


『我が偏愛のピアニスト』(青柳いづみこ)



2013年5月10日金曜日

日本人ピアニストを知りたい

YouTube で日本人の「お気に入りピアニスト」を探してみたが、なかなか見つからない。ので、日本人ピアニストを紹介している『我が偏愛のピアニスト』という青柳いづみこさんの本を読んでみた。



2013年5月8日水曜日

お気に入りピアニスト:Yuja Wang(ユジャ・ワン)

昨日の記事で、Yuja Wang の弾く「La Valse」を紹介したが、実は少し前から、お気に入りピアニストの一人になっている。

ユジャ・ワンという名前は知っていたが、YouTubeでたまたま演奏を聴くまでは興味がなかった。ヴィジュアル重視?の日本人若手ピアニストの演奏にがっかりすることが多かったので、同じアジア系ということであまり期待していなかった。



2013年5月7日火曜日

ラヴェルにハマったかも…

ラフォルジュルネでラヴェルのチケットを買って以来、ラヴェルの曲をいくつか聴いたり、本を読んだりしていた。最初は「ちょっといいかも?」というぐらいの感じだったが、だんだんハマりつつあるかも知れない。

公開レッスンで聴いた曲、ラヴェルの「La Valse」が気になったので、YouTubeで聴いてみた。

2013年5月6日月曜日

「音楽の作り方」が少し分かった?(LFJマスタークラス・レポート)

昨日の続きで、ラフォルジュルネでの「マスタークラス」体験談である。

フィリップ・カサールさんによるピアノ公開レッスンで、曲目はラヴェルの「ラ・ヴァルス」。カサールさん自身も、ラフォルジュルネでドビュッシーを中心としたリサイタルを行っている。

2013年5月5日日曜日

ラ・フォル・ジュルネ2013:エル・バシャ、マスタークラス

ラフォルジュルネに行ってきた。楽しみにしていた、エル・バシャのラヴェルを聴いてきた。ピアノの公開レッスンなるものも初めて見てきた。写真は会場にあった出演者のサイン。誰のだかよく分からないが記念に撮影してきた。



2013年5月3日金曜日

お気に入りピアニスト:上原ひろみ

番外編その1、ジャズピアニストの上原ひろみ。この人は本当にすごい。たまたま知人から教えてもらったのだが…。ジャズはそんなに聴かないので、あまり期待せずにYouTubeを観たら&聴いたら、仰天した。とてもいいではないか!



2013年5月1日水曜日

100時間の練習でどこまで出来たか

珍しく出かけたり二日酔いになったりして、ピアノの練習も休みがちになり、つられてブログも少し間があいてしまった。

今日は、ピアノの練習を始めて、130日余りになる。だいたい週に5~6日弾いているので、ほぼ100日間、100時間ほど練習したことになる。ここらあたりで、まずは初めの段階の進み具合チェックをしてみたいと思う。

2013年4月26日金曜日

練習方法、再見直し

4月14日に練習方法を変えて、10日ほどがたった。で、残念ながら、早くも挫折感が漂ってきた。

その練習法とは、「簡単な曲で手の動かし方や筋肉の使い方などを経験させて身につける練習」であった。そのやり方はたぶん正しいと思うのだが、たぶん「選曲」が合ってなかったのではないかと思っている。つまり、「譜読み」の段階で飽きてしまうのである。…

2013年4月22日月曜日

お気に入りピアニスト:Vladimir Ashkenazy(アシュケナージ)

アシュケナージ、この人は私にとって別格である。

これまでのところ、彼のショパンを超える演奏には出会っていない。私の一番好きな作曲家がショパン、で一番好きなショパンの演奏家がアシュケナージ、というわけなのだ。なので、昔からの「有名人」ではあるが、あえてあげておきたい。

2013年4月20日土曜日

読書メモ:ラヴェル ―回想のピアノ

もうすぐ「ラ・フォル・ジュルネ」である。5月5日のラヴェルのピアノ・リサイタルのチケットをとってある。で、そろそろラヴェルのことを少しは知っておきたいと思って、まずは一冊の本を読んでみた。




2013年4月18日木曜日

読書メモ:ピアノを弾く手

大人になってピアノを始める場合の効率的な練習方法はないものか、と日々考えている。それで、何か「科学的練習法」のようなものがあるはずだと思って、いくつかの本を読んでみている。その中でちょっと面白い本をご紹介する。100ページちょっとの比較的薄い本だが、内容はかなり濃い、というか役に立ちそうである。




2013年4月17日水曜日

お気に入りピアニスト:Maria Joao Pires(ピリス)

マリア・ジョアン・ピリス(ピレシュ)、この人も「世界最高のピアニスト」という本に載っていたピアニストである。「禅僧か賢者か」という意味ありげな副題とともに紹介されていた。

その中にあった2つのエピソードが気に入って、名前を覚えた。

2013年4月15日月曜日

読書メモ:からだで変わるピアノ

2度ほど引用させてもらった本の読書メモである。今のところ、この本の内容が自分自身に一番ぴったりくるし、納得できるものである。自分用に気になったところだけメモしたものなので、ご参考まで。要約ではないのであしからず。

『からだで変わるピアノ』(宇治田かおる著、春秋社、2011年)



2013年4月14日日曜日

「練習の順番」を守って練習中

4月9日に練習方法を見直して、(→ 《練習方法の見直し》

「簡単な曲で、手の動かし方や筋肉の使い方などを経験させて身につける練習」

を始めた。

2013年4月12日金曜日

ファジル・サイ追記:レコ芸の対談から

ファジル・サイについて、レコード芸術4月号の対談を読んで感じたこと。

まず、音楽界では相当の有名人で、現在非常に精力的に活動していて、日本でもかなり知られているということ。これまでまったく知らなかったことが少し恥ずかしいくらいである。

2013年4月9日火曜日

練習方法の見直し

ほぼ毎日練習している割には、なかなか目に見えて上達しないので、少し練習方法を変えようかと考えている。その前に、現在の状況を整理してみる。

練習している曲は下記の2曲。どちらも、まだちゃんと弾けておらず、苦戦中。

①モーツァルト ピアノソナタ第16番 K.545
②バッハ インベンションの1番

2013年4月6日土曜日

お気に入りピアニスト:Andras Schiff(シフ)

アンドラーシュ・シフの名前は以前から知っていた。が、とくにこれといった印象も持っていなかった。少し前に、YouTubeでバッハのフランス組曲を探していたら、たまたま見つけたのがこのシフの演奏であった、というだけのことである。

しかし、演奏が始まってまもなく、これはすごい!と感じた。本当にやわらかいタッチで淡々と楽々と弾いているように見えるのに、そこから立ち現れる音楽が実に豊かでつややかなのである。

2013年4月5日金曜日

お気に入りピアニスト:Valentina Lisitsa(リシッツァ)

これまで知らなかったピアニストを中心に、私のお気に入り(候補)をあげてみようと思う。昔(学生時代)にクラシックを聞いていたころの有名人は、ある意味当然なので省くつもりである。例えば、リヒテル、ホロビッツ、アルゲリッチなどは。

一人目は Valentina Lisitsa (ヴァレンティーナ・リシッツァ)である。ウクライナ生まれのピアニストで、ご主人のアレクセイ・クズネツォフと1991年、2台ピアノのコンクールで最高峰と言われるマレイ・ドラノフ国際2台ピアノコンクールで優勝した人らしい。今は米国で活躍中とのこと。大柄の天真爛漫っぽい(YouTubeで見る限り…)女性である。

2013年4月3日水曜日

ピアノ曲を知る

ピアノの曲をどれくらい知っているのだろうと思って、今年の初めから、CDやYouTube、iTunesなどを使って手当たりしだいに聴き始めた。が、あまりに多すぎるので、途中から曲目リストを作ることにした。

まずは有名な曲は一通り聴きたいと思ったので、初心者向けの本を探して、それを本にリストを作ることにした。

2013年4月2日火曜日

ピアノをやる目的・意味

一進一退の状態が続いている。

昨日、いい感じで力まずに弾けるようになったと思っていたが、今日は妙にふわふわしたタッチになって、音がちゃんと出ない。なぜかスピードも出ない。しっかりしたタッチと、脱力、スピード、のバランスがうまくいかない。ということかな?

改めて、この歳になってなぜピアノをやっているか、ということを考えてみた。

2013年3月30日土曜日

2013年3月29日金曜日

スランプ?ちょっと別の曲に寄り道

最初のスタートダッシュ?的な上達が止まり気味で、やや中だるみ状態である。ある程度以上のスピードも上がらないし、何といっても苦手なところが一向にクリアできないのがつらい。練習もちょっとマンネリ化してきた。いわゆる「成長曲線」の踊り場だと思えばいいのだが、それでも気分はよくない。

ちなみに、練習中の曲は下記。

①モーツァルトのソナタ15番(K.545)
②バッハのインベンションの1番

2013年3月24日日曜日

音楽を楽しむにはいい時代になった

2月下旬くらいから、ピアノ曲をいろいろ聴き始めた。

もともとクラシック音楽を聴くのは好きだった。とくに学生時代はよく聴いた。当時は、アナログ音源で、FMラジオかレコードが中心だったので、いい音で聴くためにはそれなりのオーディオ装置をそろえる必要があった。レコードも学生の身分ではそんなにたくさん買えるわけではなく、聴く音楽のバリエーション(曲・演奏家)も限られていたように思う。

2013年3月23日土曜日

練習方法:筋トレ

ピアノの練習方法としては、当然ピアノを弾いて、部分練習をして苦手なところを何度も繰り返して…、とやっている訳である。

が、集中力や「近所迷惑」のこともあって、ピアノの前に座っているのは毎日せいぜい1時間である。ほぼ毎日やっているだけでも大したものだ(と自分では思っている)。

子どもがやるように、少しずつ何度も繰り返して、といったやり方は60過ぎの大人には苦痛である。それに、バイエルなどの教則本を順番にやっていくのもつらい。そこで、「大人ならではの効果的な練習法」なるものを何とか見つけたいと思い、日々工夫を重ねている。大人は知恵を使えるし、他人の知恵(本など)も利用できる。

2013年3月21日木曜日

今度こそ生演奏

5月の連休に「ラ・フォル・ジュルネ」という音楽祭があるというので、久しぶりに生演奏を聴きたいと思い、ピアノのチケットを予約した。

予約したのは、アブデル・ラーマン・エル=バシャというピアニストが、ラヴェルのピアノ・ソロ曲を三夜にわたって全曲弾くシリーズの最後の分。

2013年3月20日水曜日

練習曲

とりあえず練習している曲は2曲。

①モーツァルトのソナタ15番(K.545)
②バッハのインベンションの1番

二つとも、はっきり言って難しい。(現時点では…、と思いたい)

2013年3月19日火曜日

実験開始

定年で暇になったので、今年の初めからピアノの練習を始めた。といっても、弾けるわけではない。大昔に、家にピアノがあったので我流で遊んでいただけである。

で、3ヵ月ほどやってみて、ちょっとはまりつつある。それにともなって、いろいろと気になることも出てきて、本を読み漁ったり、自分なりの練習法を工夫したり、改めていろんなピアノ曲を聴いてみたりしている。