2013年12月11日水曜日

ピアノの本ベスト5:①弾き方・練習方法

一年の振り返り、第2弾。「実技」の次は「理論」?である。

といっても、内容に関してはまだまだの状態なので、とりあえず今年読んだ本を概観してみたい。思ったよりたくさん読んでいるので、分野ごとにベスト5くらいをあげてみたい。

今回は、ピアノの弾き方や練習方法で参考になった本である。「→」はその本をこのブログで紹介したときの記事。


からだで変わるピアノ(宇治田かおる)

ピアノの弾き方を言葉で説明するのは大変だと思う。が、この本は、ピアノ奏法の基本を非常に分かりやすく書いてある、と感じた。

「ラクに弾ける感覚」というゴールに対して、具体的な意識の持ち方や練習方法、そして出来なくさせている原因とその取り除き方など丁寧に説明してある。今でも、自分用の読書メモをときおり読み返している。




指先から感じる ドビュッシー(青柳いづみこ)

著者の専門分野であるドビュッシーの弾き方、とくにその「音色」の出し方について詳しく書かれた本である。

基本的な練習方法が写真入りで説明してあるので、ドビュッシーに限らず、ピアノ奏法一般の練習に非常に役に立つと思われる。私自身、複数のスタカートや和音の練習方法がとても参考になった。



ピアニストは指先で考える(青柳いづみこ)

②と同じ著者であるが、先に読んだのはこちらである。奏法(重力奏法とか)の基本的なことや練習方法が書いてあり、多くの知識を得ることができた。

ちょうど「速く弾けない」ことに悩んでいた時期だったので、自分用の読書メモには「速く弾けない二つのタイプ」(フレーズをまとめてとらえられないタイプ、筋肉に瞬発力がないタイプ)の部分の練習方法が抜書きしてある。




ショパンのエチュードを練習する人を対象に、具体的な練習方法やアドバイスを説明した本である。上級者向けなので、冷やかしで読んでみたのだが、意外に参考になる点があって、練習方法でいくつかヒントを貰った。

例えば、左手の音域の広いアルペジオなどでは、中心となる音(指)を手首の回転の「軸」として意識すること、また難しい箇所では最初はいくつか音を抜いてゆっくり練習すること、などである。上級者の悩みが垣間見えて、読み物としても楽しめた本である。



⑤次の3冊はわりと読みやすく、弾き方や練習方法で色々と参考になったものである。「ベスト5」のつもりが7冊になったので、まとめて5位?とした…(^^;)。






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