今日は、まず中心となる「実技」「練習」についてである。
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《実験開始》 2013年3月19日
日記を見ると、ピアノの練習を始めたのが去年の12月17日。本格的に曲の練習を始めたのが今年の1月4日。曲目はモーツァルトのピアノ・ソナタ第16番 K.545 の第2楽章である。(ブログでは第15番と書いていたが、第16番というのが新しい番号らしい。)
その後、第1楽章にも手をつけ、5月くらいまで練習していた。第3楽章にチャレンジしたが、すぐに断念。
モーツァルトに少し飽きたこともあり、次に挑んだのが無謀にもバッハのフーガであった。平均律クラヴィーア曲集第1巻 第2番のハ短調の四声のフーガである。これはさすがに難しく、約1ヵ月であきらめている。
ただし、第1番のプレリュードは、それ以前から指馴らしに弾いていたので、一緒に練習して、これはほぼ弾けるようになった。
その次に挑んだのがベートーヴェンのソナタである。楽譜を見て弾けそうな気がした第8番「悲愴」の第2楽章である。この曲は以前から好きだったので、練習にも力が入った。
7月の上旬から2ヵ月ちょっとで暗譜して、何とか通して弾けるようになったのは、自分としては出来すぎである。苦手意識があり、どうアプローチしていいのか分からなかった「暗譜」ができたのは本当に嬉しい進歩であった。
そして、その嬉しさに調子に乗って、当初予定していなかった第3楽章に取り組み始めたのが9月の中旬である。それから現在に至るまで悪戦苦闘している。
一応、暗譜はできた。これを何とか12月末までに、自分なりに弾けたと思えるまで持っていくのが、今の目標である。達成できれば、3ヵ月強かかったことになる。
こうして一年を通してみると、大まかには次のような感じである。
- モーツァルト ソナタ第16番 K.545 第2楽章 :2.5ヵ月
- モーツァルト ソナタ第16番 K.545 第1楽章 :2.5ヶ月
- バッハ 平均律クラヴィーア曲集 第1巻 第2番 ハ短調フーガ 1ヵ月断念
- ベートーヴェン ソナタ第8番 第2楽章 :2.5ヵ月
- ベートーヴェン ソナタ第8番 第3楽章 :3.5ヵ月
これらの曲以外にも、いくつか寄り道をしたり、試しに弾いてみた曲もいくつかある。
バッハのインベンション第1番を途中断念したのは今でも気になっている。ショパンのバラード第2番 Op.38 の冒頭、 "Andantino" の部分は、自分では気に入っているが、曲としてはカウントできないだろう。
そのほか、ジブリの曲とか、坂本龍一の「戦場のメリークリスマス」とかも弾いてみたが、今のところクラシック曲の方が、私には向いているようである。
まあ、60歳を超えて、本当に久しぶりにピアノにさわった一年目としては上出来だと思う。年間を通して、ほぼ週に5日、1日に1時間の練習をしたので、合計で200時間以上の練習はできたと思う。
自分自身の感覚としても、指がある程度の速さで動くようになり、音もそれなりに出るようになった。暗譜できるようになったことも大きい。課題は、間違えずに通して弾けるようになることと、やはり何といっても楽な姿勢と「脱力」であろう。
ブログの説明に書いた「『60の手習い』でピアノは上達するのか、大実験」は、とりあえずここまでは大成功と言えるだろう。60歳を超えても大丈夫、上達します!
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