出版社のサイト(消えている@2021/10/30)には次のような紹介文がある。
中国人美人ピアニストの演奏をめぐり
二人の音楽評論家がネット上で繰り広げる論争。
東洋人にクラシック音楽が理解できるのか。
美人ピアニストの演奏を、眼を閉じて聴いても感動できるのか。
そして、そもそもクラシック音楽とは何なのか。
クラシック音楽は最高の芸術なのか。
で、この「中国人美人ピアニスト」のモデルがユジャ・ワンなのである。著者自身があとがきにはっきりと書いているそうだ。下記、KAJIMOTOのサイトに4月16日のニュース記事として載っている。
◆もう読みましたか?――ユジャ・ワンがモデルとなった小説『ピアニスト』
さらに、あの日経新聞の4月17日のブックレビューにも載っていたようだ。
◆ピアニスト エティエンヌ・バリリエ著 無垢な批評などあり得ない
そういう意味では、今頃「発見した」なんて何言ってんの?まだ読んでないの?とお叱りを受けそうであるが、そこは平にご容赦のほどを…。
それはさておき、なかなか面白そうである。いい演奏、いいピアニストとは、という問題意識を持ち続ける私にとって興味津々の本なのである。
ちなみに、著者のエティエンヌ・バリリエ(Etienne Barilier)という人の紹介も転載しておく。
1947年スイスのヴォー州生まれ。古典を勉強ののち、アルベール・カミュの研究で文学博士号を得る。日本語にも翻訳された『蒼穹のかなたに?ピコ・デッラ・ミランドラとルネサンスの物語』(桂芳樹訳、岩波書店)など現在まで四十作以上を発表。
その中で特に音楽関係の著作が多く、『アルバン・ベルク』と『B-A-C-H』に対して、二度の「メイラン賞」を得ている。
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