ほぼ毎日練習している割には、なかなか目に見えて上達しないので、少し練習方法を変えようかと考えている。その前に、現在の状況を整理してみる。
練習している曲は下記の2曲。どちらも、まだちゃんと弾けておらず、苦戦中。
①モーツァルト ピアノソナタ第16番 K.545
②バッハ インベンションの1番
①は第1楽章と第2楽章を練習中。第1楽章はゆっくりであればひっかかりながらも最後までいける。が、トリル系とアルペジオ系が苦手。スケールの箇所も弾きたいスピードにすると音が揃わないしレガートにならない。
第2楽章は、最初のパートはほぼ弾けるようになった。しかし、中間部の♭が出てくる部分に苦戦している。第3楽章は何度かチャレンジしたものの、難しいので後回し。
②は、中間部分がうまくいかない。片手ずつだと何でもないのだが、両手だととたんに弾けなくなる。二声のポリフォニーが苦手なのか、そもそも「両手」の難しさなのか、ただいま原因の分析中。(何かコツがあるのではと睨んでいるのだが…)
で、やはり基本練習を強化したいと思って、いろいろ本を読んだりして考えた。現時点の一番の課題は「脱力して指が軽く動いていい音を出すこと」なので、次のような方法を取り入れることにした。
「簡単な曲で手の動かし方や筋肉の使い方などを経験させて身につける練習」
これは、実は『からだで変わるピアノ』(宇治田かおる)という本に書いてあること、そのままである。この先生の、「ピアノ演奏の基礎とは自分に合った自然な弾き方」である、という考え方が気に入ったので採用することにした。
それで、今日は「簡単な曲」を選曲した。簡単で、かつ弾いてある程度面白いものということで、ちょっと苦労したが、とりあえず5曲選んだ。
①バッハ 平均律クラヴィーア曲集 第1巻 第1番(プレリュード)
②カバレフスキー 「子どもピアノ名曲集・Ⅱ」から
1. 前奏曲と二声のフーガ「ある夏の朝」 (Op.61)
③ハチャトリアン 「少年時代の画集」から
1. A Little Song
④「こどものピアノ名曲集 バロック・ロココの音楽」から
Menuette (Nichelmann)
⑤同じく
Menuet en Rondeau (Rameau)
①は以前から指ならしに使っていた曲だが、改めて「自然な弾き方」と「美しい音色」を目指したいと思う。②~⑤は弾きながらいろいろ試してみるつもりである。これで、何かつかめるといいのだが…。
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