2013年3月24日日曜日

音楽を楽しむにはいい時代になった

2月下旬くらいから、ピアノ曲をいろいろ聴き始めた。

もともとクラシック音楽を聴くのは好きだった。とくに学生時代はよく聴いた。当時は、アナログ音源で、FMラジオかレコードが中心だったので、いい音で聴くためにはそれなりのオーディオ装置をそろえる必要があった。レコードも学生の身分ではそんなにたくさん買えるわけではなく、聴く音楽のバリエーション(曲・演奏家)も限られていたように思う。


今は、本当にいい時代になったと思う。デジタル音源となり、CDが豊富に出回っていることもそうだが、それ以上にIT技術とネットの威力はすごいと思った。

中でも手放せないのはのは、iTunesとYouTubeである。iTunesで、曲名や作曲家・演奏家で検索すると、部分的に視聴することができる。全曲聴きたいと思ったときは、YouTubeで検索すると、ほとんどの場合見つかる。

もちろん、演奏や録音状態はピンキリであるが、なかには素晴らしいものが混じっていたりする。それが無料で楽しめるのであるからすごい。


そうやっていろいろな曲を聴いていると、思わぬ発見や遭遇があり、とても面白い。これはもう、音楽の新しい楽しみ方ではないかとさえ思ってしまう。つまり、YouTubeで検索すると、同じ曲を何人かの違う演奏家で聴くことができる。同じ曲がこうも違う音になるのかと感心することもある。新しいピアニストを発見することも結構多い。

それから、検索の結果で出てくるものの中にあまり関係のないものが混じっていたりする。「関連動画」の中にはもっと多様なものが出てきたりする。その中で気になるものがあると簡単に聴くことができる。

そうやっていると、いつの間にか探していたものとまったく違う作曲家を追っていたりするのだ。こういう「遭遇」というか「セレンディピティ」というか、新しい音楽との出会いは本当に楽しいものである。


もう一つ、ネットのご利益を感じているのが、「ピティナ・ピアノ曲事典」というサイトである。( http://www.piano.or.jp/enc/ )他にも同じようなサイトがあるのかも知れないが、作曲家のことやその作品のことを調べるのにとても重宝している。


こうやって音楽を楽しみながら、いま考えているのは、「自分の好みの曲・演奏家はどれだろう?」ということと「いい演奏とそうでない演奏の違いは何だろう?」ということである。そういうことを考えながら、音楽を楽しむ力(?)のようなものが進歩するといいのだが。ついでにピアノも上達すると嬉しいのだが…。



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