4月14日に練習方法を変えて、10日ほどがたった。で、残念ながら、早くも挫折感が漂ってきた。
その練習法とは、「簡単な曲で手の動かし方や筋肉の使い方などを経験させて身につける練習」であった。そのやり方はたぶん正しいと思うのだが、たぶん「選曲」が合ってなかったのではないかと思っている。つまり、「譜読み」の段階で飽きてしまうのである。…
そこで、再度、練習方法を修正することにした。子供向けの4曲はあきらめて、「手の動かし方や筋肉の使い方」つまり「奏法」を身につけるための曲を、バッハのプレリュード(平均律クラヴィーア曲集 第1巻 第1番)だけとした。
この曲は「譜読み」の段階はできているので、この曲をいろんな弾き方で練習することにした。例えば、以下のようなバリエーションで…。
①全体を同じ弾き方で、「脱力」「重量奏法」を意識して比較的ゆっくり弾く
②全体を同じ弾き方で、「軽いタッチ」を意識して比較的速く弾く
③強弱をつけて弾く
①は音量を気にしないことがミソである。結果的には、全体が mf くらいの大きさになる。弾き方を大事にして、とりあえず結果は安定することだけを気にしている。②はいい「音色」を目指した練習である。意外と難しい。③は、クレッシェンドはわりとうまくいくのだが、ディミヌエンドで小さい音が乱れたり抜けたりすることが多い。
これで二日ほどやってみて、今のところいい感じである。気のせいか、このプレリュード自体も少し「音楽的」な音が出るようになった気がする。
もう一つ、親指の指くぐりがいまひとつ滑らかに行かないため、「12341234…」(左手は「43214321…」でスケールを弾く練習を始めた。こちらは、モーツァルトのK.545の第一楽章向けの練習。(そろそろ通して弾けるようにならないとやばい…)
あと、練習曲目は欲張らず、とりあえずはモーツァルトとバッハの2曲に集中したいと思う。飽きてきたら、練習曲目を増やすのではなく、「初見」の練習のつもりで好きな曲を弾いてみるとかすればいいのではないか、と思っている。
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