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2026年9月9日水曜日

🎹C.チェルニー 1791-1857 膨大な作品群から名曲を発掘?ピアノソナタ、夜想曲、前奏曲とフーガ…

カール・チェルニー/ ツェルニー(Carl Czerny、オーストリア、1791 - 1857)は、ピアノ教則本で有名。それ以外の作品についてはほとんど知られてないが、実は、Op.番号のついた出版作品だけでも 861、すべて合わせると 1,000曲以上の作品を残している。

音楽史上では、作曲とピアノ演奏法の両面でベートーヴェンとリストを中継する重要な位置を占める作曲家でもある。

ピアノ教育に力を入れ、リストやレシェティツキなど多くの有名なピアニストを育て、練習曲などの教育的作品だけでなく、『ピアノ演奏の基礎』『完全ピアノ教程 Op.500』『さまざまな練習曲の練習』などの著書も書いている。



2026年8月26日水曜日

🎹C.M.ウェーバー 1786-1826 4つのピアノソナタ、舞踏への勧誘、小協奏曲 ♪

カール・マリア・フォン・ウェーバー(Carl Maria von Weber、独、1786 - 1826)は、ロマン派初期の作曲家、指揮者、ピアニスト。歌劇を中心としてロマン主義を推進し、とくに歌劇『魔弾の射手』によってドイツ・ロマン派オペラの様式を確立し、ワーグナーへの道を開いた。

ピアノ作品としては「舞踏への勧誘」以外はあまり有名ではない?が、4曲のピアノソナタは、ベートーヴェンからシューベルトにつながる流れを感じさせるいい作品である。3曲のピアノ協奏曲も魅力的。とくに「小協奏曲」Konzertstück は演奏機会が多いようだ。



2026年8月21日金曜日

🎹M.クレメンティ 1752 -1832 鍵盤作品の概要と主要作品?

ムツィオ・クレメンティ(Muzio Clementi、伊、1752 - 1832)は、イタリアのローマに生まれ、古典派時代(1750-1820年頃)に主にイギリス ロンドンで、作曲家・ピアニスト・教育者・楽譜出版・ピアノ製作と多岐にわたって活動し、大成功をおさめた音楽家。

1832年3月10日(80歳)イギリスのイヴシャムで没し、ウェストミンスター寺院に埋葬された。墓石には「THE FATHER OF THE PIANOFORTE」と刻まれた。

ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンや、後世の音楽家にも大きな影響を与えたが、現在では主にピアノ教材「ソナチネ」の作曲者として知られている。一番の貢献は、ピアノという楽器の発展と普及に貢献し、ピアノ音楽の可能性を大きく飛躍させたことだろう ♪



2026年8月18日火曜日

🎹M.クレメンティ③:カプリッチョ、変奏曲などにも聴き応えのある作品が…

クレメンティ(Muzio Clementi、伊、1752 - 1832)のピアノ曲を探索していて、これまでにピアノソナタと「グラドゥス・アド・パルナッスム」を聴いてみた。


あとは「その他」的な作品になるのかな?…と思っていたのだが、ハワード・シェリーの弾く"Clementi: Capriccios and Variations"(クレメンティ: 奇想曲&変奏曲集)という  CD を聴いて、クレメンティの代表曲は意外と?この辺りにあるのかも?…と思い直した。

…ので、もう少し探索を続けることに…。



2026年8月12日水曜日

🎹M.クレメンティ②:グラドゥス・アド・パルナッスム 100曲を聴いてみた

クレメンティ(Muzio Clementi、伊、1752 - 1832)の「グラドゥス・アド・パルナッスム」といえば、ドビュッシーの「グラドゥス・アド・パルナッスム博士」(1906年『子供の領分』第1曲)で皮肉られたことで有名なのかも知れないが…。

この練習曲集は、ベートーヴェンやショパンからも高く評価されていた(ピアノ奏法の練習曲として?)…という説もあり、とにかく全 100曲を聴いてみることにした。

ちなみに、現在出版されている「グラドゥス・アド・パルナッスム」の楽譜のほとんどは、カール・タウジヒが機械的な練習曲を中心に 29曲を選んだもの。これが、後世の誤解の元になっていて、ドビュッシーもこれに影響されていたのでは?…と思われる。



2026年8月3日月曜日

🎹M.クレメンティ①:約100曲のピアノソナタからお気に入りを探す ♪

クレメンティ(Muzio Clementi、伊、1752 - 1832)が作曲したピアノソナタは、少なくとも 60〜70曲、別版・重複や編曲など含めると 100曲以上(110曲?)と言われている。

とくに、1780年代にウィーンとロンドンで書かれたソナタは古典派音楽の交響的ソナタとしての先例をなすものであり、ベートーヴェンも高く評価していた。

その中での名曲や代表曲を知りたいと思ったのだが、なかなかこれといった情報が見つからず、結局、何人かのピアニストが録音している CD を頼りに聴いてみた。



2026年7月23日木曜日

🎹C.P.E.バッハ 1714 -1788 鍵盤作品の概要と主要作品?

カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ (Carl Philipp Emanuel Bach、1714-1788)は、J.S.バッハの次男で、当時は父よりも有名であったようだ。

「父の友人ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681-1767)の作曲様式を受け継ぎ、装飾や走句を多用する『ギャラント様式』、唐突な雰囲気の変化や大胆な転調によって感情を直接に表現しようとする『多感様式』を特徴としている。古典派音楽の基礎を築き、ハイドンやベートーヴェンにも影響を与えた」というのが、Wikipedia などでの定型的な紹介文。

ここでは鍵盤作品のみを取り上げるのだが、それでも膨大な数の作品を残している。独奏作品で 630曲以上、コンチェルトも 52曲ほどあるそうだ。

ソナタを探索して、その他のロンド、幻想曲などのソロ曲を探索して、協奏曲を探索して…とやっていたら 1カ月近くかかってしまった…(^^;)。



2026年7月20日月曜日

🎹C.P.E.バッハ④:52曲のピアノ協奏曲からお気に入り(代表曲?)を探す…

カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ (Carl Philipp Emanuel Bach、1714-1788)は、鍵盤楽器(主にチェンバロ)のソロ曲として 630曲以上を残しているが、協奏曲も 52曲ある。ほとんどがチェンバロ用、一部に「オルガンまたはチェンバロ」「チェンバロとフォルテピアノのための二重協奏曲」などがある。

YouTube に音源のあった現代ピアノによる演奏を 20数曲聴いてみたが、全体的に溌剌として魅力的なものが多く、もっと演奏機会に恵まれてもいいのでは…と思った。

追記@2026/07/23
C.P.E.バッハには「鍵盤楽器とオーケストラのためのソナチネ」という小規模の協奏曲のような作品が 12曲あることを発見したので、文末に追記した。



2026年7月14日火曜日

🎹C.P.E.バッハ③:ロンド、幻想曲、変奏曲、小曲のお気に入り曲を探す

カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ (Carl Philipp Emanuel Bach、1714-1788)の鍵盤楽器作品から、ソナタ以外の曲を探索した。

聴いたのは、15曲のロンド、12曲のファンタジア(幻想曲)、12曲の変奏曲(以上は全作品…のはず)、および有名と思われるいくつかの小品である。現代ピアノによる演奏をざっと聴いた中で、個人的に気に入った曲を挙げてみた。

追記@2026/08/18

ヴィットリオ・フォルテというピアニストによる、C.P.E.バッハ の幻想曲、ロンド、変奏曲で構成されたアルバム "Abschied"(別れ)を見つけたので、記事後半に追記した。




2026年7月4日土曜日

🎹C.P.E.バッハ②:ピアノソナタ50数曲を聴いてお気に入りを探す

カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ (Carl Philipp Emanuel Bach、1714-1788)は、鍵盤楽器向けのソナタを 150 曲以上残している。代表曲を探してみたがよく分からない。

なので、ヘンレ社の "C.Ph.E. Bach/ Piano Sonatas, Selection" 3巻に入っている 34曲と、それ以外でピアニストたちが録音しているものを含めて 50曲以上を聴いてみることにした。


この記事では、ざっと聴いた範囲ではあるが、個人的に気に入った曲を挙げてみた。演奏は現代ピアノによるものに限っている。



2026年6月26日金曜日

🎹C.P.E.バッハ①:150曲あるピアノ(鍵盤)ソナタから代表曲を探す…

カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ (Carl Philipp Emanuel Bach、1714-1788)は、多くの鍵盤楽器作品を残しているが、中でもソナタに関しては生前に出版した 10数巻のソナタ集を含めて、150 曲以上のソナタ作品を残している。

急緩急の 3楽章の構成や、「ソナタ形式」の二つの短い主題や動機分解による展開を初めて採用するなど、鍵盤音楽史的にも C.P.E.バッハの鍵盤ソナタは重要な位置を占めている。ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンなどにも大きな影響を及ぼしている。



2025年12月7日日曜日

ピアノ随想:クラシック・ピアノ音楽「耳タコ」からの脱却?

今年の My Piano Life は全般的に低調だったのだが、一番気になったのがクラシック・ピアノ音楽に対する「耳タコ」問題であった。

自分でピアノを練習し始めるずっと前から、ピアノ音楽を聴くのはとても好きだった。それが、今年の 5月頃から?聴く気になれない、聴いてもあまりいいと思えない、何を聴きたいか分からない…という「耳タコ」迷路に迷い込んだようなのだ。

10月にたまたま聴いたダニール・トリフォノフの新譜 "Tchaikovsky" でピアノ音楽の素晴らしさに再会するまで、その状態は続いた…。




2025年11月9日日曜日

💿ダヴィッド・フレイの新譜 "Baroque Encores" 深みのある easy listening ♪?

ピアノ音楽の新譜探索、今回はバッハに定評のあるダヴィッド・フレイ「バロック・アンコールズ」

バッハを中心としたバロック作品集。タイトルの「アンコール」でも想像できるように、比較的よく耳にする、ある意味 "easy listening" 的な曲が多い…かな?



2025年10月25日土曜日

💿エマールさんの最新録音はくっきり新鮮なバッハ平均律Book2 ♪

ピアノ音楽の新譜を探していて、素晴らしいものを見つけた。ピエール=ローラン・エマールさんの最新録音は、なんと J.S.バッハの「平均律クラヴィア曲集 第2巻」

エマールさん、第1巻も第2巻も全曲録音しているのかと思っていたら、第2巻は初録音。2014年の「第1巻」から 11年ぶりの録音で「平均律」全曲が揃ったことになる ♪



2025年10月19日日曜日

💿トリフォノフの新譜 "Tchaikovsky" 魅力あふれるピアノ音楽、珍しいソナタも ♪

つい最近リリースされたダニール・トリフォノフの新譜 "Tchaikovsky" が実に魅力に溢れている。初めて聴くピアノソナタも、慈しむような「子供のアルバム」も素晴らしい。

トリフォノフの言葉(↓)の中にある「喜び」「心の安らぎ」を感じられるプログラム ♪

私たちはチャイコフスキーのことを、典型的なロマン派の作曲家とか、苦悩する人として捉えがちですが、特に若い頃の彼は親密な人間関係の中に喜びを見出し、家族の中で心の安らぎを得ていたのです



2025年1月13日月曜日

鍵盤作曲家「バッハ以前」と「現代」の人気ランキングを調べてみた

今年の音楽鑑賞は、《鍵盤音楽史》の抜けている部分をボチボチ聴くことにしたが、ルチアーノ・ベリオの記事が今日のアクセス数トップ20 に入っていて、ちょっと意外だった。

そういえば、これまでに書いた「J.S.バッハ以前」「現代」の作曲家の中で誰の記事が人気なのか(アクセスが多いのか)気になって調べてみた。



2025年1月7日火曜日

今年の音楽鑑賞:ピアノ作品の作曲家探索を再開しようかな?

今年は年間目標を決めてないので、音楽鑑賞も特定の作曲家やジャンルを何も考えていない。好きな曲を聴けばいいだが、どうも性格的に何か「枠組み」のようなものがないと落ち着かない…(^^;)。

で、前から少し気になっていた《鍵盤音楽史》の抜けている部分、つまり、未探索で記事を書いていない作曲家(音楽史の主要部分だったりする…(^^;)…)を、ボチボチ聴いてみるか…という気分になりつつある。



2024年12月26日木曜日

シューベルトのピアノソナタで名演奏を聴かせてくれたピアニストたち ♪

シューベルトのピアノソナタ全曲(と「さすらい人幻想曲」)を聴き終えた。

初期の未完作品などは初めて聴く曲も多くとても楽しめた。よく知っているはずの後期ソナタでも多くの名演奏やピアニストを発見することができて、とても充実した時間を過ごすことができた ♪

シューベルトのピアノソナタの演奏でどんなピアニストが私の好みに合っているのか、全体を俯瞰したいと思い一覧表を作ってみた。眺めているとなかなか興味深い ♪



2024年12月25日水曜日

Schubert ピアノソナタ第21番 D 960:シューベルト最高のピアノ作品を堪能させてくれた 6人のピアニスト ♪

シューベルトのピアノソナタ全曲鑑賞、今日は第21番 変ロ長調 D 960。シューベルトのソナタの中では、やはり一番好きな曲かも知れない ♪

シューベルト最後の年 1828年に一気に生み出された後期ソナタ 3作品の最後の曲。清書譜の最後には「1828年9月26日」という書き込みがある。



2024年12月23日月曜日

Schubert ピアノソナタ第20番 D 959:オピッツ 、ポール・ルイス、アンスネス ♪

シューベルトのピアノソナタ全曲鑑賞、今日は第20番 イ長調 D 959。

シューベルト最後の年 1828年に一気に生み出された後期ソナタ 3作品のうちの 2番目。清書譜の最後には「1828年9月26日」という書き込みがある。

シューベルトらしい「融通無碍な(村上春樹さんの引用)とりとめなさ」と「転調の妙技?」、そして美しい旋律と激しい感情の交錯する作品。好きな曲の一つ ♪