数日前から、練習のときにメトロノーム(実はiPhoneのメトロノームアプリ)を使っている。で、ショックを受けた。というか、自分のリズム感の悪さに改めて気づかされて愕然としている。
きっかけは、16分音符のリズムがとれない、という課題を何とかしたいと思ってメトロノームの使用を思いついたのである。
モーツァルト K.545 第1楽章の左手が安定しない、その結果なのだろうか、右手のテンポもなかなかいい感じにならない。イメージしているメロディ(フレーズ)と自分の指から出てくる音がずれる、というような気持ち悪さ…。
実際にメトロノームを使ってみると、いろんなことが分かる。
- "Allegro"ってこんなに速いんだっけ?
- 単なる4拍子なのに「拍」に合わせるのが難しい
- パートごとにテンポが変わっている(弾きやすい速度になる?)
- 第2楽章って3拍子だったんだ…
それで、しばらくは一生懸命あわせて四苦八苦していたのだが、途中からはメトロノームを聞いたあとで、そのテンポをイメージしながら弾く、というやり方に変えた。これだと比較的うまくいく。
なので、現在の使い方は「ときどきメトロノーム」という感じ。
ただ、メトロノームを使ってよかったこともある。テンポに関するいろんな課題がわかったこと、それに少し速めに弾いた方が練習になる(と思える)こと、である。
少し速めに弾くことが出来てきたので、昨日、初めてピリスの弾く第2楽章にあわせて弾いてみたところ、なんとそのスピードに合わせることが出来たではないか♪これは嬉しい「進歩」である。
この辺の話をウチのカミさんにしたところ、「メトロノームと喧嘩しちゃだめ」、子どもに教えるときは「メトロノームとお友達になりましょう」とやるそうだ。なかなか、お友達にはなれそうもない。
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