2018年2月28日水曜日

ヴィクトール・ウルマンのピアノソナタ第7番

ラ・フォル・ジュルネの福間洸太朗のプログラムにあるヴィクトール・ウルマンのピアノソナタ第7番を聴いてみた。死の年の1944年に書かれた作品である。

とりあえず、YouTube にあった2つの演奏を聴いてみた。

 viktor ullmann SONATA n.7

こちら(↓)は各楽章ごとに分かれている。上の演奏よりこちらの方が好みかも知れない。残念ながら、ピアニストが誰なのかは両方とも記載がない。

♪1. Allegro, gemächliche Halbe
♪2. Alla marcia, ben misurato
♪3. Adagio, ma non moto
♪4. Scherzo. Allegretto grazioso - Trio - Scherzo
♪5. Thema, Variationen und Fugue über ein hebräisches Volkslied


曲としては、2〜3回聴いたくらいではよく分からない、というのが「現代作品」を聴いたときの最近の個人的な&正直な感想だ。なので、「最後まで集中して聴けるかどうか」ということを一つの判断基準としている。

2018年2月27日火曜日

高松国際ピアノコンクールまであと2週間 ♪

第4回高松国際ピアノコンクール、あと2週間ほどで始まるというのに今ひとつ盛り上がりが感じられない。Facebook ページを見ても、何だか地方色豊かで、まぁのんびりしていてそれはそれでいいのだけれど…。

昨年10月には《高松国際ピアノコンクール、過去最多の申込者 ♪》というニュースも出たりしていたのだが、最近はなんだか静かである。

コンペチタの顔ぶれを確認しながら、ヒマに任せて?国別と年齢別のグラフを発表資料風に(↓)まとめたりなんかしてしまった…(^^;)♪



2018年2月26日月曜日

シーモアさん90歳のインタビュー「今が一番うまく弾ける♪」

ピアニスト&ピアノ教師であるシーモアさん(Seymour Bernstein:セイモア・バーンスタイン)、90歳のインタビュー動画を見た。40分弱のインタビューだが、英語なのでたぶん半分くらい?は分かったと思う…(^^;)。

お元気だ。“For me, life is beginning at ninety.” 「人生は90歳から始まる」…と仰っている。

🎦 Seymour Bernstein - Living the Classical Life: Episode 52

シーモアさんは私にとって「こんな年寄りになりたい」という一つのお手本のような存在だ。…といってもピアノの腕以外のところで…。

参考:《2017年振り返り:ピアノを楽しんだ?》



2018年2月25日日曜日

7分で読めるピアノの本(8):中村紘子さん・高橋アキさん

「7分で読める…」シリーズ第8弾は、日本の女性ピアニスト特集?という訳ではないが、中村紘子さんと高橋アキさんの本のご紹介。

中村さんの方は最後のエッセイ集となった『ピアニストだって冒険する』

『ピアニストという蛮族がいる』『コンクールでお会いしましょう―名演に飽きた時代の原点』などと同様、その内容はもちろん読み物としても面白い。2015年のチャイコフスキー国際ピアノコンクールの優勝者は実はロシア人じゃなかった…などという「言っていいの?」と思うようなことまで書いてある…(^^;)。


もう1冊は、高橋アキさんの『パルランド 私のピアノ人生』という本。現代曲が得意な現役ピアニストの、実に内容豊かな「ピアノ人生」が語られる。

ちなみに、この本を読んだあと、《武満徹×高橋アキのリサイタル ♪》をたまたま聴くことができたのは嬉しかった…(^^)♪

2018年2月23日金曜日

▼バッハのパルティータ、気が進まない近況報告…

今日の近況(練習状況)報告は気が進まない。進み具合が今ひとつなのだ。とはいえ、このブログの一つの役割?が私の練習の記録なので、正直に…(^^;)…書くしかない。

今やっている練習メニュー(↓)に従って、状況を確認してみる。

  1. バッハのパルティータ第4番から「アリア」の反復練習
  2. 同じく「サラバンド」の通し練習
  3. 手元を見ないで弾く練習

1. の「アリア」、この1週間の目標は「暗譜」をすることであったが、進み具合としては、たぶん 70%くらい。

2018年2月22日木曜日

ラ・フォル・ジュルネの「先行抽選」決めた ♪

ラ・フォル・ジュルネTOKYO のチケット先行抽選販売は、とりあえず、マリー=アンジュ・グッチと福間洸太朗の2つを申し込むことにした。

昨日《LFJピアニスト探索:フローラン・ボファールいいかも ♪》に書いたフローラン・ボファール(リゲティとストラヴィンスキー)も捨てがたいのだが、夜遅い(18:30-19:15)ので、さすがに朝(10:00)から晩までというのは老体にはきつい…(^^;)。




その他のコンサートなどは、マスタークラスなどの予定が発表されてから考えることにしようと思っている。

2018年2月21日水曜日

LFJピアニスト探索:フローラン・ボファールいいかも ♪

今年来日する《ラ・フォル・ジュルネTOKYO2018のピアニスト》の中に、私の知らない名前が沢山あるので、少し聴いてみることにした。

その中でちょっといいかも♪ と思ったのがフローラン・ボファールというピアニスト。ラ・フォル・ジュルネ(LFJ)ではリゲティとストラヴィンスキーを弾く。



2018年2月20日火曜日

空港ピアノで聴いたエイナウディの曲は "Primavera"♪

少し前の記事《空港ピアノ♪…で弾かれる曲たち♪》 に書いた、ちょっといいなぁ♪と思ったエイナウディの曲を見つけたと思う。「プリマヴェーラ」(Primavera:春)というタイトルの曲だ♪ たぶん…。こんな曲(↓)。

2018年2月19日月曜日

ピアノに関する「モヤモヤ」は消えたのか?

気がつくと、またしても「モヤモヤおじさん」(ピアノに関してグチる私?)がしばらく登場していない。前回のモヤモヤ(↓)が年末だったので、約1ヶ月半。

《この1年のピアノライフに思いを巡らしてみる…》


ふと思ったのは、今回はいつもと少し様子が違うような気がしている。これまでの「モヤモヤ」が消えたかも知れないのだ。少なくともかなり薄まってきているような…?

2018年2月18日日曜日

エマニュエル・リモルディ:鮮度の高いロマン派ピアニズム ♪

昨日《ピアノカレンダー》を見ていて、3月に来日するエマニュエル・リモルディがチェック予定のピアニスト(↓)に入ってないことに気がついた。《2018年の来日ピアニスト ♪》からも抜けていたので、さっそく追記し聴いてみた。

《2018年来日ピアニスト14+1人のチェック(未知の…)》


エマニュエル・リモルディ(Emanuel Rimoldi)は、ポゴレリッチが審査委員長を務める「マンハッタン国際音楽コンクール」の第1回(2016年)の優勝者で、3月5日に日経ホールで日本デビューの予定である。曲目は下記。

クレメンティ / ピアノフォルテのための6つのソナタより 嬰ヘ短調 作品25-5
シューマン / 幻想曲 ハ長調 作品17
ヴェルディ=リスト /  歌劇「アイーダ」より神前の踊りと終幕の二重唱
ラフマニノフ / 前奏曲集 作品23

2018年2月17日土曜日

ラ・フォル・ジュルネTOKYO2018のピアニスト

昨日「ラ・フォル・ジュルネTOKYO」のプログラムが公開された。とりあえず国際フォーラムのプログラムをざっと見て、どんなピアニストが来るのかざっと見てみた。



2018年2月16日金曜日

空港ピアノ♪…で弾かれる曲たち♪

少し前にTVで「空港ピアノ」の番組を偶然に観た(途中から…)。これがなかなか興味深い番組で、そこに出てくる曲を知りたかったので調べてみた。

そうしたら、どうもNHKの『空港ピアノ「憧れのシチリア島」』という番組だったようだ。放送日が 1月13日となっているが、そんなに昔ではないので、観たのは再放送かも知れない。こんな(↓)説明がついているが曲目は書いてない。

イタリア南部のシチリア島、パレルモ空港。搭乗ロビーには1台のピアノが置かれている。世界中から訪れた人が、思い思いに音を紡いでいく。…彼らはどんな思いで、どんな曲を弾いたのか


2018年2月15日木曜日

▼バッハのパルティータ練習と手元を見ないで弾く練習

現在の練習メニューは、バッハのパルティータ第4番の第4曲「アリア」の反復練習、同じく第5曲「サラバンド」の通し練習、そして「手元を見ないで弾く」練習、である。


「アリア」の反復練習は、たぶん少しは進歩しているのだろうが、目に見えて、つまり自分で自覚できるほどの進歩は今ひとつ感じられない。

前回の近況報告《▼バッハ「アリア」の指使い決めた♪…で答え合わせ?》にも書いたが、「反復練習」というのは苦手である。「指に馴染ませる」練習のやり方がよく分からない。たぶん「繰り返す」しかないのだろうが…。

2018年2月14日水曜日

ジョージ・ベンジャミン:ピアノ曲探索 ♪

1月6日の記事《リーズコンクールの課題曲:ピアノ曲探索はここから ♪》で、今年の「ピアノ曲探索」はリーズ国際ピアノコンクールのセミファイナルの課題曲から始めよう!と意気込んだのだが…。

1月14日の1人目、《ヘルムート・ラッヘンマン:ピアノ曲探索 ♪》の記事を書いてから1ヶ月が経ってしまった…。9人の作曲家がいるので、月に1人のペースでいけば、この課題曲が演奏されるセミファイナルの9月9日〜にはギリギリ間に合う計算になるが…(^^;)。

何はともあれ?今回は2人目、イギリス出身の作曲家・指揮者・ピアニストであるジョージ・ベンジャミンを聴いてみた。



2018年2月13日火曜日

ピアノはやはり生演奏…それはホントにナマ?

いいオーディオ装置を使って「いい音」で音楽を楽しめたとしても、やはりピアノはナマ演奏で聴きたい…と思っている。なので、年に数回はリサイタルに行くようにしている。

昔、ちょっとナマ意気にも 《ピアノは生演奏を聴くべき5つの理由》 などという記事を書いたこともある。

でも、その「生演奏」はホントに「ナマ」なの?と思うような記事(↓)があった。

✏️The New Battle Over Acoustics in Performing Arts Venues
(演奏会場の音響に関する新たなバトル)


2018年2月12日月曜日

「7分で読めるピアノの本」シリーズ

このブログの前身『ぴあの研究ノート』時代に書き溜めたピアノや音楽の本に関する読書メモ。これを2冊くらいずつ紹介していくのが「7分で読めるピアノの本」シリーズ。


なお「7分で読める」かどうかは…?…そのあたりはいい加減なのでお許しを。世の中には「5分で読める…」とか「10分で読める…」というのがあるようなので、じゃあ間をとって7分にするか…という安易なネーミングでした…(^^;)。

以下、記事へのリンクと、各回でご紹介した本のリストです。

2018年2月11日日曜日

イノン・バルナタン:現代ピアノ曲の演奏に魅力 ♪

昨日の《What's New▼ぴあの一言》のニュースでちょっとご紹介したイノン・バルナタン(Inon Barnatan)を聴いてみた。個人的には、何だかよく分からない印象だ。

上手いとは思うのだが、ラヴェルなんかはどうかな?という感じ。かと思うとトーマス・アデスの "Darknesse Visible" という曲はとても良かったりする。コンチェルトや室内楽(伴奏)はいい感じだと思う。現代ピアノ曲には期待できるのかも…。

Inon Barnatan © Marco Borggreve

2018年2月10日土曜日

7分で読めるピアノの本(7):チェロと室内楽からピアノへのアドバイス

 「7分で読める…」シリーズ(注)、久しぶりの第7弾は、チェロや室内楽といったピアノ以外の音楽分野からピアノ演奏へのアドバイス、というか実にいろんな音楽的な話が盛り込まれた2冊。「目からウロコ」的なことも多い。


1冊目はピアニスト練木繁夫さんの『Aをください―ピアニストと室内楽の幸福な関係』という本。

2018年2月9日金曜日

ピアニストも調律師もこれからは中国人の時代?

最近、ねもねも舎のブログにピアノの調律師不足の話(↓)が出ていた、2つも…。

✏️コンサート調律師が圧倒的に不足する可能性

✏️調律師が減っている理由

で、2〜3日前に、私のブログの《What's New▼ぴあの一言》で、ヤマハとカワイが中国のピアノ市場で好調というニュースを紹介した。

✏️ヤマハ、4~12月営業益11%増 中国でピアノ販売好調

✏️中国で今後注目される「文化消費」、河合楽器の強みとは


そのコメントに「国際ピアノコンクールのコンペチタが中国人だらけになるのは時間の問題かナ…」などと書いてしまったのだが、日本のコンサートホールの調律もいずれ中国人調律師にお願いすることになるのかも…(^^;)?

2018年2月8日木曜日

▼バッハ「アリア」の指使い決めた♪…で答え合わせ?

バッハのパルティータ第4番から「アリア」を譜読み中。

前の曲の「サラバンド」と同じように「白楽譜」に自分で指使いを書き込んだ。それが一通り終わったので、春秋版の井口基成さんの指使いと照らし合わせてみた。答え合わせ?である。

2018年2月7日水曜日

久しぶりのお気に入りピアニスト♪マリー=アンジュ・グッチ♪

「ラ・フォル・ジュルネ TOKYO」のFacebookページで「凄い19歳がいる!」という記事を見つけた。マリー=アンジュ・グッチ(Marie-Ange Nguci)という女性。

ネットにはあまり情報が出ていないが、去年11月発売のCD "En Miroirs" をNAXOSで聴くことができた。久しぶりの期待の新人、私の「お気に入り」候補かもしれない…(^^)♪

2018年2月6日火曜日

お世話になっている音楽ニュースブログ "Slipped Disc"♪

ピアノや音楽関係のニュースをチェックするのに "Slipped Disc" というサイトをよく見ている。何となくノーマン・レブレヒト(Norman Lebrecht)という人が書いているんだなぁ…というのは認識していたが、どういう人なのか知らなかった。

知らずに利用するのもちょっと失礼かも…なんて思いながら少し調べてみたら、実は有名人、しかもタダモノではなさそうだ…。


2018年2月5日月曜日

音楽のノーベル賞、シーメンス賞を受賞したピアニスト

タイトルを「…を受賞したピアニスト」と書いたが、実は最初のうちは現代作曲家のピアノ曲探索であった。→《リーズコンクールの課題曲:ピアノ曲探索はここから ♪》

現代のピアノ曲を探索する手がかりに、リーズ国際ピアノコンクールの今年の課題曲(の作曲家)を順番にチェックしようとしている。

まだ、ヘルムート・ラッヘンマン一人しか聴いてないのだが、作曲家のプロフィールをチェックするうちに、共通する受賞歴があることに気がついた。しかもその中に、昨年エマールさんが受賞したシーメンス賞が入っていたので、興味本位で色々調べてみた…(^^)。

その結果をまとめたのがこの表(↓)。

2018年2月4日日曜日

マルティーノ・ティリモ:シューベルト素晴らしい ♪

《2018年来日ピアニスト14人のチェック(未知の…)》をぼちぼち進めているが、今回は4人目のマルティーノ・ティリモ。指揮者や作曲家としても評価されている優れた音楽家であるティリモは、シューベルトとショパンに関しては特に高い評価を受けているとのこと。今回の来日でも、その2人の作曲家の作品で横浜と京都でリサイタルを行う。

また、スタインウェイ&サンズ東京でも、トーク付きの2月16日に「特別コンサート」がある。こちらはシューベルトとドビュッシーで、30名の事前予約制だ。



2018年2月2日金曜日

▼バッハのパルティータ4番「アリア」を譜読み開始

1月いっぱい練習してきた「サラバンド」に加え、2月は同じバッハのパルティータ第4番の「アリア」を練習することにした。選曲のときに、候補曲にしていたもののひとつだ。

「サラバンド」の一つ前の曲なので、続けて弾くと(弾けるようになると)気持ちいい。楽譜にして2ページ、52小節の短い曲なのでなんとか2月中に仕上げたいと思っている。



2018年2月1日木曜日

7分で読めるピアノの本(6):ピアノ・ノートとシーモアさん

「7分で読める…」シリーズ(注)第6弾は、ピアニストがピアノ、ピアノ奏法、ピアノ音楽などについて掘り下げ語った2冊。技法や奏法を直接説明する教本のようなものではないが、ピアノという楽器に対する理解、ピアノの弾き方から練習の仕方、音楽のとらえ方まで、参考になることがたくさん入っている。

この2冊に共通していることの一つに「心 − 身体 − 音楽」のつながりがあると思う。


1冊目は、卓越したコンサート・ピアニストでありながら、西洋音楽史に詳しい理論家・批評家として著名なチャールズ・ローゼンの『ピアノ・ノート』

読書メモを読み返してみると、改めていいことがたくさん書いてあることに驚く。とくに、第7章の「演奏スタイルと音楽様式」にある「バッハの音楽… …なかでも『平均律』や『フーガの技法』は徹底して私的な作品で、自分一人で弾くため、瞑想のために書かれたものだった」という言葉はちょっと考えさせられた。

もう1冊は、シーモアさん(セイモア・バーンスタイン)の『心で弾くピアノ―音楽による自己発見』という本。

この本では、人間性と音楽性、あるいは実生活とピアノの練習・演奏ということの関連性について考えさせられた。また、この本を読み終わった後には、魅力的なピアノ演奏がどうやってできていくのか、少しは分かった気がしたものだ。