5月の連休に「ラ・フォル・ジュルネ」という音楽祭があるというので、久しぶりに生演奏を聴きたいと思い、ピアノのチケットを予約した。
予約したのは、アブデル・ラーマン・エル=バシャというピアニストが、ラヴェルのピアノ・ソロ曲を三夜にわたって全曲弾くシリーズの最後の分。
曲目は次のようになっている。
グロテスクなセレナード
ソナチネ
シャブリエ風に
ボロディン風に
前奏曲
ハイドンの名によるメヌエット
夜のガスパール
実は、ラヴェルはそんなに好きではなかった。というよりあまり知らなかった。ピアノ曲で言うと「亡き王女のためのパヴァーヌ」くらいしか思い当たらないというくらい…。
ピアノを練習するようになってから、せめて有名な曲だけでも一通りは聴いておこうと、いろいろ聴きあさっている中で、意外と気に入ったのがラヴェルであった。「夜のガスパール」「クープランの墓」あたりはとくにいい。
という、たまたまの巡り合わせもあり、迷わずラヴェルに決めたのであった。そして、予約した後、曲目をひととおりYouTubeで探して聴いてみた。やっぱりいい感じである。
ちなみに「前奏曲」というのは、(WikiPediaによると)パリ音楽院のソルフェージュ(初見で楽曲を弾く)試験用に作曲されたもので27小節しかない。「初見用」ということなので、もしかしたら、比較的簡単なのかも知れないと思い、ネットから楽譜を探し出して弾いてみた。
楽譜を見ると、一見簡単そうではあるが、やはりラヴェルである。それに、試験用なので読みにくくする仕掛け?も入っているようだ。でも、もう少し練習してみようと思う。だって、レパートリーにラヴェルがあるなんて、ちょっとかっこいいかも知れない?
おまけ:タイトルの「今度こそ」の意味
実は、1月に、本当に久しぶりにピアノ・リサイタルのチケットを購入した。ところが、直前になって演奏者がインフルエンザにかかったため公演中止となった。期待が大きかっただけに落胆も大きく…。というわけで、バシャさん、風邪引かないで!
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