午前中の太陽の日差しが翳って、少し涼しくなったかなという感じの午後である。
今日は、午後の珈琲タイムに、林光さんの『現代作曲家探訪記』という本をめくりながら、ヒンデミットのピアノ曲を聴いている。どちらかというとBGM的に、「ヒンデミットってどんなんかな~」という感じでいくつかの曲を…。
なぜ、ヒンデミットになったかというと、…
最近、「近現代」ばかり聴いているので、久しぶりに、バッハの「平均律」などを聴いていたら、「現代作曲家探訪記」のパウル・ヒンデミットのところにあった「ルドゥス・トナリス」の話を思い出したのである。
(引用)…「平均律」(もちろんバッハの)を明らかに意識したピアノ曲集『ルドゥス・トナリス』一巻を加えると、アメリカ時代のヒンデミットのスタイルが見えてくる。それは、〈調〉的なものへの回帰。もっとも、ヒンデミットは、〈調〉の意味を拡張しようとしたことはあっても、〈調〉と訣別したことはなかったわけだから、「より安定した調性感への」回帰と言えばいいか。
で、気になったので、例によってYouTubeで検索して聴いた。これが、わりとよかったので、検索結果の「ピアノ・ソナタ」のいくつかなどを聴いているうちに、そのまま珈琲タイムのBGMになってしまった、という次第である。
今日は、美味しい珈琲とちょっと面白い本とヒンデミットのピアノの響きで、ややけだるい(風邪引いたかも…)ながらも幸せな気分、なのだ。
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