今年はコロナ禍でピアノ関連のニュースも少ないのだが、年末恒例?となっているので『ぴあのピアノ』の記事から 10大ニュースを選んでみたい。あくまで個人的見解…(^^;)。
まずは 1位から 5位。
1位🥇は何といってもベートーヴェン・イヤー:生誕 250周年。
バレンボイムが、何と! 5回目となる『ベートーヴェン:ピアノソナタ全集』を出したり、イゴール・レヴィットがベルリン音楽祭でピアノソナタ・ツィクルスを行ったり…と色んなピアニストがベートーヴェンに取り組んだ。
コンスタンチン・リフシッツが関東圏 8つのホールで計画していた「スタンプラリー」は、残念ながらコロナ禍のために中止された。
そういえば、ボリス・ギルトブルグが計画していた、1年間でベートーヴェンのピアノソナタ全曲を弾くというプロジェクトはどうなったんだろう?
そのサイト(↓)をチェックしてみたら、動画は No.20 までしかアップされてなかった。プロのピアニストでも全 32曲を 1年間で仕上げるのは大変なのだろうか…(^^;)?
2位🥈は、個人的思い入れにより…(^^;)…藤田真央くんの大活躍!♪
2019年のチャイコフスキー国際コンクールでの 2位入賞以来あちこちで活躍している真央くんであるが、今年もオンラインのヴェルビエ音楽祭に出場したり、ゲルギエフとのロシア、ヨーロッパ・ツアーで高い評価を受けるなど「大活躍」と言っていいだろう…(^^)♪
3位🥉は、マルタ・アルゲリッチ、25年ぶりのソロ演奏 ♪
アルゲリッチが 25年ぶりに公の場で(オンラインだったので聴衆の前ではないが…)ソロ演奏を披露した。曲はショパンのピアノソナタ第3番。
アルゲリッチのソロは生では聴きたいと思うが、今はネット上の音源がたくさんあるので、個人的にはそれほど感激はしなかった。
このハンブルク交響楽団の "Die liebe Erde allüberall" シリーズで一番気に入ったのは、シューマンの「幻想小曲集 Op.73」(アンドレイ・ヨニツァというチェリストとの共演)だった ♪
4位は、ショパン国際ピアノコンクールの延期。他のコンクールも軒並み延期や中止、あるいはオンラインになったが、何といってもショパコン延期の影響が一番大きいだろう。
今回は、小林愛実、反田恭平、牛田智大など、話題性のあるピアニストたちが参加するので、ちょっと楽しみだ…(^^)♪
そして 5位は、いくつかの国際コンクールの延期に伴い、2021年が「ピアノコンクールの当たり年」になったこと。
大きなものだけでも、エリザベート王妃国際音楽コンクール、リーズ国際ピアノコンクール、ショパン国際ピアノコンクールなどが開催される。
一つ残念なのは、ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールがさらに 2022年に延期になったことだが、来年はコンクールが多すぎるとも言えるので、逆に良かったかも…(^^;)。
続き(第6位〜第10位)はこちら→ 《2020年ぴあのピアノ10大ニュース(2/2)》
0 件のコメント:
コメントを投稿