2020年12月14日月曜日

BTHVN op.118: 「悲歌」墓碑銘に付けられたしめやかな合唱曲

「ベートーヴェンの全作品を聴く」プロジェクト《All BTHVN 🎧》、今回は Op.118「悲歌-生けるごとく安らかに」(1814:44歳)。

5分ほどの、弦楽合奏(または弦楽四重奏)伴奏付きの混声四部合唱曲である。

Op.118

🎼 List of works by Ludwig van Beethoven



この(↑)記事によると、この作品は…

ベートーヴェンの友人でピアノを弾き、作曲も嗜む家主でもあったヨハン・バプティスト・パスクヮラーティ男爵の夫人エレオノーレの死後、3年目の命日を迎えるにあたって、その墓碑銘にベートーヴェンが曲付けしたものと考えられる。

内容は次の通り。

「君は穏やかに、生きてきたときと同じように人生を完結させた。嘆くにはあまりに聖すぎる! 誰の目にも涙はない、天の霊が故郷に戻るのだから。誰の目にも涙はない」


出版は、ベートーヴェンの死後 5か月ほど経った 1827年8月。ウィーンのハスリンガー社から出版され、パスクヮラ―ティ男爵に献呈された。ピアノ伴奏版も同時出版。


上の記事には、歌詞(墓碑銘)の作者は「不詳」としてあるが、私が聴いた YouTube 音源(後述)には次の解説がある。

「歌詞は、Johann Christoph Friedrich Haug (1761-1829) の "Bey der Kunde von Jacobi's Tod" という詩によるものです。この詩は哲学者で詩人のJohann Georg Jacobi (1740-1814) の死に際して書かれたものです」

この詩を墓碑銘として引用したのかも知れない…。


YouTube で聴いた音源はこれ(↓)。内容に相応しくしめやかな曲である。演奏はサンフランシスコ・コーラル・アーティスト。


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