5分ほどの、弦楽合奏(または弦楽四重奏)伴奏付きの混声四部合唱曲である。
Op.118
🎼 List of works by Ludwig van Beethoven
*
*
*
🎼 List of works by Ludwig van Beethoven
✏️《悲歌》——墓碑銘のための詩に曲付けされた弦楽オーケストラ伴奏による混声四部合唱(ONTOMO)
この(↑)記事によると、この作品は…
ベートーヴェンの友人でピアノを弾き、作曲も嗜む家主でもあったヨハン・バプティスト・パスクヮラーティ男爵の夫人エレオノーレの死後、3年目の命日を迎えるにあたって、その墓碑銘にベートーヴェンが曲付けしたものと考えられる。
内容は次の通り。
「君は穏やかに、生きてきたときと同じように人生を完結させた。嘆くにはあまりに聖すぎる! 誰の目にも涙はない、天の霊が故郷に戻るのだから。誰の目にも涙はない」
出版は、ベートーヴェンの死後 5か月ほど経った 1827年8月。ウィーンのハスリンガー社から出版され、パスクヮラ―ティ男爵に献呈された。ピアノ伴奏版も同時出版。
上の記事には、歌詞(墓碑銘)の作者は「不詳」としてあるが、私が聴いた YouTube 音源(後述)には次の解説がある。
「歌詞は、Johann Christoph Friedrich Haug (1761-1829) の "Bey der Kunde von Jacobi's Tod" という詩によるものです。この詩は哲学者で詩人のJohann Georg Jacobi (1740-1814) の死に際して書かれたものです」
この詩を墓碑銘として引用したのかも知れない…。
YouTube で聴いた音源はこれ(↓)。内容に相応しくしめやかな曲である。演奏はサンフランシスコ・コーラル・アーティスト。
【関連記事】
0 件のコメント:
コメントを投稿