第14番に続いて好きな曲を見つけたかも…。とくに、第3楽章の美しさは言葉では表せない…(^^)♪
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Op.132
🎼 List of works by Ludwig van Beethoven
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🎼 List of works by Ludwig van Beethoven
弦楽四重奏曲第12番、第13番、第15番のいわゆる「ガリツィンセット」の中の 1曲。
第 3楽章の Molto Adagio - Andante には「リディア旋法による、病より癒えたる者の神への聖なる感謝の歌」("Heiliger Dankgesang eines Genesenen an die Gottheit, in der lydischen Tonart")というタイトルが付けられている。
ベートーヴェンは、この作品を作曲している途中で重い病に倒れる。この楽章は、そこから回復した感謝と喜びが表現されている。
よく知られたグレゴリオ聖歌の "Veni Creator Spiritus"(来たれ創造主たる聖霊よ)などを使った 3つの変奏と、その間に挟まれた "Neue Kraft fühlend"(新たな力を感じて)と題された 2つのパッセージから構成されている。
また、第1楽章の冒頭には、後期弦楽四重奏曲に共通すると言われる、「動機」よりももっと自由に変化する「四音構造」(半音上行・下行)が典型的に現れている。
ちょっと興味は湧くのだが、簡単には理解できないので説明は省く。詳しいことは下記 PDF を参照されたい。
✏️『四音構造』の考察(川井 學:PDF)
ベートーヴェン晩年の弦楽四重奏曲群を貫くもの
今回は、これまでに気に入ったいくつかの弦楽四重奏団の演奏を、冒頭だけ聴き比べて、その中から一番気に入ったものを聴くことにした。
結果的には、Takács Quartet(タカーチ弦楽四重奏団)の 2003年録音・2004年初頭リリースのこの CD(ディスク・オブ・ザ・イヤー等を受賞)の演奏になった。
YouTube には、例によって?楽章ごとの音源しかない。…ので、自分でプレイリストを作ってしまった。CM が頻繁に入るかも知れないが…(^^;)。
♪ BTHVNop132TakácsQ(プレイリスト)
メンバーは下記。
Violin: Edward Dusinberre
Violin: Károly Schranz
Viola: Roger Tapping
Cello: Andras Fejér
Takács Quartet(タカーチ弦楽四重奏団)は、1975年にハンガリーのリスト音楽院のアンドラーシュ・ミハーイに師事する学生たちによって結成された。
1977年にエヴィアン、ポーツマス両国際コンクールで優勝したことで注目を浴びた。
数々の録音が賞を受賞しており、『ベートーヴェン:後期弦楽四重奏曲集』は2005年BBCミュージック・マガジンのディスク・オブ・ザ・イヤー、室内楽賞に選ばれ、グラモフォン・アワードや日本レコード・アカデミー賞も受賞している。
また、2012年には J.ハイフェッツや L.バーンスタインといった錚々たる音楽家と並び、弦楽四重奏団としては唯一グラモフォンへの殿堂入りを果たした。
現在はアメリカ合衆国のコロラド州ボルダーを拠点としている。
当初のメンバーは下記。
ガーボル・タカーチ=ナジェ :Vn1
カーロイ・シュランツ :Vn2
ガーボル・オールマイ :Va
アンドラーシュ・フェイエール :Vc
途中何度かメンバーの入れ替えがあり、現在は下記メンバー。
Edward Dusinberre :Vn1
Harumi Rhodes :Vn2
Richard O'Neill :Va
András Fejér :Vc
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