2020年12月15日火曜日

BTHVN op.120: ディアベリ変奏曲、お気に入りにポール・ルイスを追加 ♪

「ベートーヴェンの全作品を聴く」プロジェクト《All BTHVN 🎧》、今回は Op.120「ディアベリ変奏曲」ハ長調(1819-23:49-53歳)。

ベートーヴェン後期の傑作ピアノ曲「ディアベリ」の登場。私の大好きな曲の一つだ ♪

Op.120

🎼 List of works by Ludwig van Beethoven


この曲との出会いは 2015年の秋ごろ。アンデルシェフスキの演奏で気に入り、そのあと 2015年11月に内田光子さん、2016年 1月にローラン・カバッソさん(チョ・ソンジンの師匠)のリサイタルで立て続けに聴いた。両方とも素晴らしかった ♪




で、恐れ多くも?、昨年の 10月に「ディアベリ」の中からテーマ、第1〜3変奏、第14変奏の 5曲を練習した…(^^)♪

このときに、どんな曲なのか調べたり、お気に入り演奏をチェックしたり、さらにはアントン・ディアベリ氏がもともと依頼した 50人の作曲家による「もう一つのディアベリ変奏曲」まで調べて聴いてみた。






なので、今回は「いまさら…」という気がしないでもないので、これまでに聴いたことのないピアニストの中から「お気に入り」を探してみることにした。

ちなみに、これまで聴いた中でのお気に入りは(順不同で)、アンデルシェフスキ、内田光子、ローラン・カバッソ、ソコロフ、イゴール・レヴィット、マルティン・ヘルムヘンあたり。音源などは《ディアベリ変奏曲のお気に入り演奏を探す》にまとめてある。


今回は Spotify にたくさん出てくる CD のうち、聴いたことのないものを片っ端聴いてみた。…と言っても全部聴くと 1時間近くかかるので、テーマと第1変奏あたりで好みに合わないものは途中で「失礼」させて戴いた…(^^;)。

何となく候補に残ったのが、次の 4人。ポール・ルイスはよく知っていて、フィリッポ・ゴリーニは初めて聞く名前。あとの二人は名前だけ知っているかも…?

Paul Lewis(ポール・ルイス)
Vladimir Feltsman(ウラディーミル・フェルツマン)
Anatol Ugorski(アナトール・ウゴルスキ)
Filippo Gorini(フィリッポ・ゴリーニ)


この 4人については全曲通して聴くつもりで聴き始めたのだが、最後まで聴いたのはポール・ルイスとウラディーミル・フェルツマンだけ。あとの 2人は 2/3くらいまで聴いて…。

この中で一番気に入ったのはポール・ルイス。上に書いた「これまでのお気に入り」に入れていいと思う。フェルツマンはギリギリ入るかな…?

以下、簡単に感想を書いてみる。


ポール・ルイスの CD はこれ(↓)。2009年の録音。ある意味「正統派」的な弾き方で私の好みにもピッタリくる。素晴らしいと思う ♪


YouTube にもプレイリストの形であった。

♪ Beethoven: Diabelli Variations(Paul Lewis/ プレイリスト)


Vladimir Feltsman(ウラディーミル・フェルツマン)は、1952年モスクワ生まれ。モスクワ音楽院でヤコフ・フリエールに学ぶ。1971年のロン=ティボー国際コンクールで優勝。1987年にアメリカへ移住し、アメリカを中心に演奏活動を行っている。

バッハ弾きでもあるようなので、あとで聴いてみようと思っている。本人サイトのプロフィールは下記。



ディアベリの CD はこれ(↓)。2014年のリリース。もう少しメリハリがあってもいいかな?と思うところもあるが、基本的にはいい感じの演奏だ。


この CD も YouTube にプレイリストがある。最近こういうのが増えているのか、「アルバムを再生」というメニューも出てきた。

♪ Beethoven: Diabelli Variations(Vladimir Feltsman/ プレイリスト)


ウゴルスキの演奏は、面白いのでちょっと興味を持った。独特のリズム感と緩急の差でしばらくは面白く聴けるのだが、そしていい感じの変奏もあるのだが…、最後までは聴けなかった…(^^;)。私の感性とは相入れない部分があるようだ。
YouTube にプレイリストがある。

♪ ベ-ト-ヴェン:ディアベッリ変奏曲(Anatol Ugorski/ プレイリスト)


Filippo Gorini(フィリッポ・ゴリーニ)は、今回聴いた中で唯一の若手。1995年生まれのイタリアのピアニスト。

2015年ボン・ベートーヴェン国際コンクールで第1位と聴衆賞を獲得したあと、ブレンデルに招かれて師事することになる。コンクールでは、シューベルトやベートーヴェン(ディアベリを含む)とともに、シェーンベルク、バルトーク、トーマス・アデスなどの現代曲も弾いたようだ。

2017年のファースト・アルバムは何と!「ディアベリ変奏曲」(今回聴いた CD)で、昨年のセカンド・アルバムはベートーヴェンのピアノソナタ第29番「ハンマークラヴィーア」と第32番の組合せというから、ベートーヴェンには相当の自信があるのだろう…(^^)♪


…で今回、ディアパソン誌、BBC、ル・モンドで高い評価を得たという CD(↓)を聴いたのだが、個人的な感想としては、一言で言うと「まだ若い」…という感じがした。

よく言えば「若さ溌溂」「とれたて新鮮」みたいな感じで、きれいでよく響く音色は好みなので、全体的には好感度が高いとは言える。

ただ、やや軽い感じがするのと、速い変奏ではやや「もつれ感」「バタツキ感」が感じられる。また、ゆったりした変奏は概して面白くない。もう少しメリハリをつけた方がいいのではという曲がいくつかあった。

でも、最初の 2つのアルバムに巨匠ベートーヴェンの傑作を持ってくる意気込みや、コンクールで現代曲を弾いてしまうあたりは、ちょっと期待したいと思う…(^^)♪


YouTube にも音源があったが、プレイリストにはなってないので、テーマと第1変奏だけリンクを載せておく。





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