2020年12月5日土曜日

BTHVN op.105: 6つの民謡主題と変奏曲:「庭の千草」など ♪

「ベートーヴェンの全作品を聴く」プロジェクト《All BTHVN 🎧》、今回は Op.105「6つの民謡主題と変奏曲」(1818-19:48-49歳)。

この作品は Op.107 と同様に、ヨーロッパの民謡を主題として用いた変奏曲(室内楽)になっている。ピアノとフルートまたはヴァイオリンの組み合わせ、あるいはピアノソロで弾かれる。


Op.105

🎼 List of works by Ludwig van Beethoven


ちなみに、"BTHVN" のロゴの背景をクリスマスのイルミネーションに変えてみたのだが、今ひとつ「イルミネーション感」がない…(^^;)。


それはさておき、Op.105 である。ウェールズやアイルランドの民謡を主題とした室内楽曲(器楽曲)であり、次の 6曲からなる。

  1. ウェールズ民謡〈田舎娘〉による主題と3つの変奏 ト長調
  2. ウェールズ民謡〈シェンキンは高貴な家の出身〉による主題と3つの変奏 ハ短調
  3. J.B.ヘンネベルクのジングシュピール〈商店主〉から〈小鉢と小鍋〉の主題と6つの変奏 ハ長調
  4. アイルランド民謡〈悲しく不幸な季節〉の主題と3つの変奏 変ホ長調
  5. アイルランド民謡〈琥珀の酒を注げ〉の主題と3つの変奏 変ホ長調
  6. アイルランド民謡〈イングランドのほら(もっともらしいが不合理の言葉)〉の主題と4つの変奏 ニ長調

4番目の原曲は、日本では「庭の千草」というタイトルで知られている。英語の題名は "The last Rose of Summer"。



この作品が出来たのは、この時期ベートーヴェンはイギリスの出版社 G.トムソンからの民謡編曲(民謡の旋律に拡張高い伴奏を付けること)の依頼を何度も受けており、その副産物と考えられるとのこと。

当時のヨーロッパでは「民謡」がブームになっていて、その中で著名作曲家が伴奏をつけた民謡の楽譜が多く出版されている。G.トムソンが依頼した作曲家にはハイドンやウェーバーも含まれる。詳しくは下記参照。



YouTube で聴いたのはこれ(↓)だが、演奏者の情報はない。



また、ピアノソロの演奏音源もあった(↓)。個人的にはこちらの方が好みだ ♪


弾いているのは Evgenia Rubinova(エフゲニア・ルビノヴァ、1977年〜)というウズベキスタンの女性ピアニスト。なんだかとても上手い…(^^)♪

2006年にシューマン、ショパン、ブラームスのピアノ曲集で CDデビュー。ドイツのアウグスブルク大学レオポルト・モーツァルト・センターのピアノの先生らしい。



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