シューベルトの「岩の上の羊飼い D965」とかシューマンの「幻想小曲集 Op.73」とかラヴェルの「ラ・ヴァルス」(2台ピアノ)とか…。
幻想小曲集 Op.73 の曲間の表情 ♪ |
"Die liebe Erde allüberall" シリーズは、マーラーの「大地の歌」をフィーチャーした、無観客オンラインコンサートのようだ。6月22日から28日まで 8つの公演?があった。
その録画はハンブルク交響楽団のサイトに置いてある(↓)。
✏️»Die liebe Erde allüberall«
アルゲリッチは 4回ほど登場しているのだが、3日目の 6月25日に 2回演奏している。
🎦 »Die liebe Erde allüberall« – Dritter Abend
上の動画の 27:40 あたりからシューベルトの「岩の上の羊飼い D965」(Der Hirt auf dem Felsen)が始まる。
これはアルゲリッチの新しいレパートリー(初めて弾く曲)らしいのだが、ピアノとクラリネットの伴奏が付くという珍しい編成の歌曲である。シューベルトの人生最後の年 1828年に作られた曲。下記ブログ記事が参考になった。
✏️シューベルト「岩の上の羊飼いD965」を聴く(Taubenpost~歌曲雑感)
一番気に入ったのはシューマンの「幻想小曲集 Op.73」で 3つの小曲からなる。初めて聴く曲だがなかなかいいと思った ♪
上の動画の 43:20 あたりから始まる。チェロはアンドレイ・ヨニツァ(Andrei Ioniță)というルーマニアのチェリストで、2015年チャイコフスキー国際コンクールでの優勝者。
もともとはクラリネットとピアノのために1849年に作られた曲だが、出版に際してヴァイオリンやチェロのための編曲譜も付けられたとのこと。
1日目の6月23日にはニコラ・アンゲリッシュ(Nicholas Angelich)とラヴェルの "La valse" (2台ピアノ版)を弾いている。これもなかなかいい ♪ まぁ、手慣れた曲だろう。
下記動画の 31:20 あたりから。
あとは、ムソルグスキーの "Lieder und Tänze des Todes"(死の歌と踊り)という歌曲(バリトン)の伴奏もしている。これは、個人的にはあまり興味がない…。
下記動画の 16:40 あたりから。
🎦 »Die liebe Erde allüberall« – Fünfter Abend
それから、噂の「25年ぶりのソロ演奏」であるが、ハンブルク交響楽団のサイトにも動画があって、ヴァイオリンソナタ 2曲とともに聴くことができる。
"Die liebe Erde allüberall" シリーズとは別のようだが、同じ日程(6月25日)で、ルノー・カピュソン(カプソン)とのデュオ・リサイタルを行ったようだ。
🎦 Martha Argerich & Renaud Capuçon in der Laeiszhalle
曲目は下記。
- Beethoven Sonate für Violine und Klavier Nr. 8 G-Dur Op. 30/3
- Chopin Klaviersonate Nr. 3 h-Moll Op. 58
- Franck Sonate für Violine und Klavier in A-Dur
ちなみに、ショパンのソロだけ取り出した動画が YouTube に上がっているが、なぜか音質が悪く、映像と音もずれている。ちゃんと聴くなら上の動画がオススメだ ♪
この動画は下記 Vimeo サイトからも聴ける。( "Die liebe Erde allüberall" シリーズも…)
🎦 Martha Argerich & Renaud Capuçon in der Laeiszhalle
アルゲリッチは 8月のルツェルン音楽祭にも出演予定で、そのことも書こうと思っていたのだが、長くなったので、そのことはまた別記事で(たぶん…)。
それにしても、79歳のピアニストはまだまだお元気そうで、とても嬉しいことだ…(^^)♪
若い頃と比べると指がゴツゴツしてきて(歳には勝てない…(^^;)…)、ハンブルクのシリーズでは左手中指に絆創膏を貼っているのがちょっとご愛嬌ではあったけれど…😅
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