ベートーヴェン最後の弦楽四重奏曲。これもなかなかにいい曲だ ♪ 第14番・第15番・第16番は、もう一度(何度も)聴きたいと思う…(^^)♪
Op.135
🎼 List of works by Ludwig van Beethoven
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🎼 List of works by Ludwig van Beethoven
この作品が完成したのは死の 5ヶ月前、まとまった作品としては最後の作品。
…と思うと、しみじみと味わうべき作品かも知れないが、聴いた感想としては「まだまだ元気なベートーヴェン」というか、最後まで自分の求める音楽を追求した姿が感じられるような音楽だと思った。
第1楽章の軽やかな明るさ、第2楽章の活き活きとしたリズム、第3楽章の穏やかな弦の響き、第4楽章の自由闊達に音楽を楽しんでいる感じ…。聴いていて、とても面白いと思った。「面白い」という言葉はベートーヴェンの音楽には不適切かも知れないが…(^^;)。
でも、このブログ記事(↓)を読んで「ナルホド!」と思った。
✏️ベートーヴェン 弦楽四重奏曲第16番|白鳥の歌(クラシック音楽とアート)
一部、引用させて戴く。
「…この曲はベートーヴェン最後の作品であり、個人的には次世代(バルトーク)への橋渡しとなった最高傑作であると思っています。すでに聴力を完全に失っていたとされ、それも死を前にした最悪の体調だったろうと思われるなかで、このような未来志向の音楽を書くこと自体脅威です」
「清楚で神々しいまでのピュアな音場、嫋やかなロマンティシズム、さらに、当時からすれば、否、現在でさえも、この弦楽四重奏曲にはアバンギャルドがあります」
今回も第15番に引き続き、これまでに気に入ったいくつかの弦楽四重奏団の演奏から選ぶつもりだったのだが、YouTube にあったこの演奏(↓)を聴いてとても気に入ったので、今回のお気に入り演奏はこれに決めた。また一つ、お気に入り候補の弦楽四重奏団が増えた…(^^)♪
演奏は Hagen Quartet(ハーゲン四重奏団)。弦の響きがとてもいい ♪ 息もピッタリ合っていて気持ちがいい ♪
ハーゲン四重奏団は、モーツァルテウム管弦楽団の首席ヴィオラ奏者オスカー・ハーゲンを父に持つ 4人の兄弟(ルーカス、アンゲリカ、ヴェロニカ、クレメンス)によってオーストリア・ザルツブルクで、1981年に結成された弦楽四重奏団。
1981年にロッケンハウス音楽祭で審査員賞と聴衆賞を受賞。1982年にはポーツマス弦楽四重奏コンクールで優勝し、ウィグモアホールにおいてロンドン・デビュー。さらに、1983年のエヴィアン国際コンクール、ボルドー音楽 祭、バンフ・コンクールでも優勝。
第2ヴァイオリンはアンゲリカから、アネッテ・ビク(Annette Bik)、そして現在のライナー・シュミット(Rainer Schmidt)に交替したが、彼らはみなザルツブルク・モーツァルテウム音楽大学でヘルムート・ツェトマイヤー教授の元で学んでいる。4人は現在モーツァルテウム音楽大学の教授でもある。
以上、主な出典は下記。
✏️ハーゲン弦楽四重奏団(Wikipedia)
✏️ハーゲン・クァルテット(Japan Arts)
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