6位 は音楽祭やコンクールの盛衰…とでもいうのか、新しく始まるコンクールや終わる音楽祭などの話題。
今年の夏、ラトヴィアに新しい音楽祭、リガ・ユールマラ音楽祭(RĪGA JŪRMALA Music Festival)が誕生した。出演するピアニストは、ペライア、ユジャ・ワン 、リュカ・ドゥバルグ、チョ・ソンジンなど…。
ラトヴィアの GDP は日本の 約 1/147、面積は約 1/6。こんな小さな国がこんな充実した音楽祭を開催できるのに、日本では…。羨ましいとしか言えない。
《新しい音楽祭にペライア、ユジャ・ワン、リュカ・ドゥバルグ等 ♪》
一方で、縮小される音楽祭も。なかでも、ルツェルン音楽祭は、夏のフェスティバルを強化するという言い方で、春のイースター音楽祭と秋のピアノ音楽祭がなくなるらしい。ピアノ音楽祭だけは残して欲しかった。いつか行けるかも知れないし…(^^;)。
《ルツェルン音楽祭、縮小? Piano Festival は今年で終わり…》
ピアノコンクールでは、キーシンがチェアマンを務める面白いコンクール( "Antonio Mormone International Prize")が始まった。…のだが、その「面白さ」ゆえにネットでは楽しめないのが残念…(_ _;)。
そのやり方とは、通常のコンクールのように 1カ所のホールでコンペチタが次々に演奏するのではなく、各ピアニストが自分自身の公演を 3つ以上指定して、そこに審査員がお忍びで?聴きに行く、という形をとるのだ。
《キーシンがchairmanを務めるピアノコンクールが始まる ♪》
…と思って、最新情報を公式サイトでチェックしてみたら、7本ほどの YouTube 動画が上がっている? どうも、2次ラウンドのうちミラノで行われる "Milano round" は公開されるようだ。ファイナルの協奏曲も聴けるかも…。これは少し楽しみになってきた…(^^)♪
7位 は「ストリートピアノ」の話題。ストリートピアノについては、2018年に日本でも流行り始めて、去年の「10大ニュース」でもとり上げたのだが、今年に入っても地味に?勢いを増して、日本各地で街や駅や建物の中などに増えているようだ…(^^)♪
《御殿でピアノ♪(小樽貴賓館)+都庁ピアノのこと》
《都庁ピアノ、ついにお披露目 ♪》
《ショパン空港の「空港ピアノ」は Boston ♪》(参考)
最近のニュースだけ見ても「ストリートピアノ設置」に関する記事がこんなにも(↓)あるのだ! 期間限定のものもあるが、これが日本の普通の風景になると嬉しい…(^^)♪
✏️日立駅のストリートピアノ 3月まで音色楽しめます 12/29
✏️くま川鉄道の湯前駅にピアノ設置(熊本県) 12/28
✏️えち鉄福井駅に自由に弾けるピアノ 廃校の小学校から寄贈 12/24
✏️JR勝浦駅に「駅ピアノ」 自由に音色響かせて 12/22
✏️ストリートピアノ 思い出の曲 自由に奏でて 東北新幹線・白石蔵王駅に設置 12/22
✏️八戸・マチニワにストリートピアノ設置 12/22
✏️誰でも弾いて! 大通駅にストリートピアノ 最高級「スタインウェイ」 12/20
✏️あべのハルカス時計の広場にストリートピアノ 誰でも自由に演奏を 12/13
8位 は、最近流行の「AI技術」などを使って、ピアノの練習や音楽鑑賞の環境が変化しつつあるという話。
生徒が弾いたピアノの演奏を(ピアノの先生ではなく)コンピュータが判定するということはすでに始まっているし、将来はある程度「普通」のことになっていくかも知れない。
人間の「感性」を理解するAI技術も開発されている。AIを使った中国製のアプリ「楽意音楽」はユーザーの演奏についてリアルタイムでミスを指摘したり評価をしてくれる。
《「ピアノ演奏に対する感性を理解する人工知能」???》
《AIでピアノの練習!中国の「楽意音楽」アプリ♪》
ちょっと面白いと思ったのは、どんなピアノ曲でもグレン・グールド風に演奏してくれるアプリ "Dear Glenn"。ヤマハが研究開発中の「AIピアノ」で、9月にお披露目された。
公開された音源を聴く限りでは、鑑賞に耐えるレベルまではもう一歩という気もするが、かなりいい感じのところまでは来ていると思う。
《どんな楽曲でもグレン・グールド!Dear Glenn ♪》
9位 は、ラン・ランが 37歳になる直前に、ピアニストのジーナ・アリス(Gina Alice)さんと結婚したというニュース。アリスさんは韓国とドイツのハーフの24歳。生徒が弾いたピアノの演奏を(ピアノの先生ではなく)コンピュータが判定するということはすでに始まっているし、将来はある程度「普通」のことになっていくかも知れない。
人間の「感性」を理解するAI技術も開発されている。AIを使った中国製のアプリ「楽意音楽」はユーザーの演奏についてリアルタイムでミスを指摘したり評価をしてくれる。
《「ピアノ演奏に対する感性を理解する人工知能」???》
《AIでピアノの練習!中国の「楽意音楽」アプリ♪》
ちょっと面白いと思ったのは、どんなピアノ曲でもグレン・グールド風に演奏してくれるアプリ "Dear Glenn"。ヤマハが研究開発中の「AIピアノ」で、9月にお披露目された。
公開された音源を聴く限りでは、鑑賞に耐えるレベルまではもう一歩という気もするが、かなりいい感じのところまでは来ていると思う。
《どんな楽曲でもグレン・グールド!Dear Glenn ♪》
ヴェルサイユ宮殿での豪華なウエディング・パーティが話題になったようだが… (→✏️…ラン・ランのウエディングを「モエ アンペリアル」が祝福!)。
《ラン・ラン、美人ピアニストと結婚!♪》
ラン・ランといえば、こんなこと(↓)もあった。
《ラン・ランの弾く「エリーゼのために」はいかが ♪?》
《スタインウェイのラン・ラン・モデル ♪ Black Diamond!》
ブランドピアノに対しては憧れのような気持ちがあって、これまでに 2017年にスタインウェイ、2018年にベヒシュタインを1回ずつ試弾したことがある。
今回は事前の準備(練習)不足がたたって、演奏はボロボロだったのだが、FAZIOLI の弾きやすさや音の豊かさは感じることができて、まぁ、いい経験にはなった。
《FAZIOLI 試弾に向けてこれから練習!♪》
《ホールで FAZIOLI 弾いてきた!♪》
《Fazioli(ファツィオリ)とはどんなピアノなのか?》(参考)
このピアノ、実は、アンドレイ・ググニンがチャイコンの「ドライラン・コンサート」(リハーサルみたいな事前練習)で弾いたのと同じピアノ!♪(のはず…)
《チャイコンのリハーサルリサイタル?ググニン、ガジェヴ、真央くん ♪》
さて、来年はベーゼンドルファーを試弾できる機会を探してみようかな…(^^)♪
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《2019年ぴあのピアノ10大ニュース(1/2)》
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《2017年ぴあのピアノ10大ニュース(2/2)》
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