2024年11月18日月曜日

浜松国際ピアノコンクール第3ステージへ12人、お気に入り候補を探してみた ♪

第12回浜松国際ピアノコンクール、第3ステージに進む 12人が発表された。日本人では、小林海都、佐川和冴、鈴木愛美の 3人。第2ステージで 6割以上を占めていたアジア勢は 4割に後退した(韓国・中国は 1人ずつ)。

人数が絞られてきたので、好みのピアニストを探してみた。

2024年11月16日土曜日

▼シューベルトのソナタ第8番:ちょっとお休みしていたが暗譜は健在だった ♪

シューベルトのピアノソナタ第8番 D 571(第1楽章)の練習を始めて 4週間近くになるが、この一週間は 4日ほど練習できない日が続いたので、実質 3週間程度。

昨日久しぶりの練習で、まだ不完全な「暗譜」がかなり後退しているのでは?…と心配したが、意外に覚えていて一安心…(^^)。



2024年11月15日金曜日

Schubert ピアノソナタ第13番 D 664:愛らしい人気曲で昔の名ピアニストと出会う ♪

シューベルトのピアノソナタ全曲鑑賞、今日は第13番 イ長調 D 664。

1819年(22歳)の夏にオーストリアに旅行したときに知り合ったソプラノ歌手、18歳のヨゼフィーネ・コラーのために書かれたという、シューベルト独特の愛らしい旋律に溢れた作品。シューベルトのピアノソナタの中で人気曲の一つ。



2024年11月14日木曜日

浜松国際ピアノコンクール第2ステージの24人発表、アジア勢15人、日本と韓国5人

第12回浜松国際ピアノコンクール、第2ステージに進む 24人が発表された。出場者は 87人(94人中 7人辞退)だったので、63人ものコンテスタントが進めなかったとも言える。

2024年11月11日月曜日

浜松国際ピアノコンクール始まった ♪ 第1ステージはザッピング…(^^;)?

第12回浜松国際ピアノコンクールが始まった。第1ステージは人数も多いので、いつも通りアーカイヴ音源をザッピングさせて戴くことにする…(^^;)。

YouTube の公式チャンネルには既に最終日の "Prizewinner's Interview" までのライヴ配信枠が用意されていて、準備万端という感じになっている ♪

🎦HIPICofficial/ ライブ


2024年11月10日日曜日

Schubert ピアノソナタ第12番 D 655:断片だが名曲の萌芽を感じさせる…

シューベルトのピアノソナタ全曲鑑賞、今日は第12番 嬰ハ短調 D 655。

第1楽章の断片(冒頭73小節+反復記号)だけが、自筆の下書きという形で残されていて、「1819年4月」と記されている。

聴いてみると、勢いがあってなかなかいい感じ ♪ 名曲の萌芽を感じさせるだけに、シューベルトが途中で筆を置いたのが残念だ…。



2024年11月8日金曜日

Schubert ピアノソナタ第11番 D 625:ベートーヴェン「熱情」ソナタがモデル?

シューベルトのピアノソナタ全曲鑑賞、今日は第11番 ヘ短調 D 625。

シューベルトがハンガリー貴族エステルハージ伯爵の音楽教師をしていたツェリス(Zseliz)滞在中(1818年)に作曲された作品。

自筆譜は残っておらず、ヘ短調の未完の両端楽章と、ホ長調のスケルツォの筆写譜のみが伝えられている。のちに変ニ長調のアダージョ D 505 が含まれていることが判明したが、これを第2楽章とするか第3楽章とするか議論が分かれている。



2024年11月6日水曜日

かてぃん(角野隼斗)君がクラシック音楽の名盤100選のイメージ・キャラクターに!?

ソニーミュージックは 4年毎にクラシック音楽の名盤100選シリーズ「ベスト・クラシック100極」をリニューアルしていて、その度にイメージ・キャラクターを立てているようだ。

今回選ばれたのは、なんと!かてぃん君(角野隼斗)、初めての男性イメージ・キャラクターらしい。

✏️ソニーミュージック「ベスト・クラシック100極」の新イメージ・キャラクターにNYを拠点に活躍中のクラシックピアニスト 角野隼斗が就任

2024年11月5日火曜日

▼シューベルトのソナタ第8番:少し暗譜もし始めて部分練習は順調 ♪

シューベルトのピアノソナタ第8番 D 571(第1楽章)の練習を始めて 2週間ちょっと。4ページ中最初の 3ページ(提示部)の部分練習をしている。4ページ目は展開部の途中までしかないので、後回しにしてある。

部分的には暗譜もできて、部分練習の課題となる部分も割とはっきりしているので、練習の進み方としては順調な方だと思っている。



2024年10月30日水曜日

Schubert ピアノソナタ第10番 D 613:未完ながら隠れた名曲、Bart Berman の名演奏 ♪

シューベルトのピアノソナタ全曲鑑賞、今日は第10番 ハ長調 D 613。

未完成(2つの楽章の断片)なのだが、聴き始めたとたんに気に入ってしまった。とくに第1楽章は素晴らしく、隠れた名曲と言ってもいいと思う ♪



2024年10月29日火曜日

▼シューベルトのソナタ第8番:1週間で譜読み〜部分練習と順調な滑り出し

シューベルトのピアノソナタ第8番 D 571(第1楽章)の練習を始めて 1週間。譜読みは割とすぐに終わって、今は部分練習に入っている。

旋律と伴奏という形が多く、転調があるとはいえ和声進行も比較的分かりやすいので、暗譜した箇所もいくつかある。まずは順調な滑り出しと言えるだろう ♪



2024年10月28日月曜日

50年前に買ったコーヒーミル KRUPS 50 今でも動いている♪ のだが…

年末に向けて(ちょっと早いけど…(^^;)…)部屋の片付けを始めたら、こんなもの(↓)が出てきた。学生時代に買った電動コーヒーミル。当時は珈琲に凝っていて、豆を挽いて美味しい珈琲を淹れていた ♪



2024年10月27日日曜日

Schubert ピアノソナタ第9番 D 575:トゥルーデリーズ・レオンハルト(Pianoforte)の名演奏 ♪

シューベルトのピアノソナタ全曲鑑賞、今日は第9番 ロ長調 D 575。ピアノソナタ 6作品が生み出された 1817年の最後を飾る三つ目の完成ソナタ ♪

…なのだが、少なくともネット上には解説や情報が少ない。個人的には、全体に何となく聴き覚えがある。第4楽章ははっきり記憶にあって、好きな楽章だ ♪



2024年10月25日金曜日

『ピアノを尋ねて』調律師が語る物語:台湾のベストセラー小説

久しぶりにピアノに関する本を読んだ。といっても、私にしては珍しく小説。

タイトルの『ピアノを尋ねて』だけ見て図書館から借りたら小説だった…という…(^^;)。「(2020/21年に)台湾の文学賞を総なめにした話題作」らしい。

ピアノやピアニスト、作曲家などに関する話題も多く、登場する調律師、ピアノ教師、ピアニストたちに関する話も興味深く、それなりに面白く読めた。


『ピアノを尋ねて』(クオ・チャンシェン、倉本知明 訳)


2024年10月23日水曜日

国際ピアノコンクールのまとめページ整理完了

国際ピアノコンクールをネット経由で観戦するのが、ピアノ関連の楽しみの一つになっていて、このブログにも記事をかなり書いている。

少し前にその「まとめページ」の整理を始めて、新しく《ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール》のページを作った。これで、まとめページは 7つになった。

これ以上、コンクール単位のまとめページを作るのは大変なので、7つ以外は《そのほかの国際ピアノコンクール》として一つにまとめることにした。



2024年10月22日火曜日

次のピアノ練習曲はシューベルトのピアノソナタ第8番 D 571 に決定 ♪

この一週間ほど、次のピアノ練習曲の選曲をしていた。これまでまったく候補にしていなかった初期のソナタも含めて、シューベルトのピアノソナタをざっと試し弾きした。

選んだのは、最近初めて聴いて気に入って、弾いてみると何とかなるかも?…と思った「ピアノソナタ第8番 D 571」(第1楽章)である。




2024年10月20日日曜日

Schubert ピアノソナタ第8番 D 571:歌曲のような佳作、ティリモ補筆の名演奏 ♪

シューベルトのピアノソナタ全曲鑑賞、今日は第8番 嬰ヘ短調 D 571。

第1楽章だけが、しかも未完で残されているという「断片」だが、聴き始めてすぐに好きな曲の一つになってしまった ♪ 多くの歌曲を残しているメロディーメーカー、シューベルトならではの美しいピアノソナタだと思う。



2024年10月18日金曜日

Schubert ピアノソナタ第7番 D 568:二つ目の完成ソナタ、ポール・ルイスが素晴らしい ♪

シューベルトのピアノソナタ全曲鑑賞、今日は第7番 変ホ長調 D 568。

第1楽章と第2楽章の出だしだけ聴き覚えがあると思ったら、どうも選曲のときに何度か試し弾きをしたことがあったようだ。冒頭だけ見て弾けるかも?…と思ったらしい…(^^;)。

作られたのは 1817年、第4番に続いて二つ目の完成作品。この作品には「異稿」(D567 変ニ長調)があって、こちらを第7番とする表記も存在するので、ちょっと紛らわしい。



2024年10月17日木曜日

国際ピアノコンクール関連記事をまとめた→2025年のロンティボー開催を発見 ♪

先日の浜松国際ピアノコンクールに続いて、《コンクール観戦記事まとめ》ページにあるまとめ記事をコンクール単位に整理した。

そうしたら、ロンティボー国際コンクールが来年 3月に開催されることに気がついた。2025年は大きなコンクールが沢山ある(↓)ので、さらに一つ追加になる…(^^)♪

《2025年はピアノコンクール当たり年 ♪ ショパン#19、エリザベート#21、クライバーン#17》



2024年10月15日火曜日

▼モーツァルト K.394のフーガ:一応終了、楽しかったが難しかった…

モーツァルトの「幻想曲とフーガ ハ長調 K.394」のフーガ、8週間頑張ったが、このところあまり進展もなく、これ以上「弾ける」ようにはなりそうもないので、一応終了とした。

まぁ、そんなに簡単な曲だとは思っていなかったが、予想以上に苦戦した…というのが正直な感想。それでも、この曲自体は好きだし、練習も楽しかった ♪

ちょっと上達したかも?…と思えた部分と、改めて限界を感じた部分とあって、こういうのを「悲喜交々」と言うのだろうか…(^^;)?



2024年10月14日月曜日

浜松国際ピアノコンクールまとめページ+今年の国際コンクール日本人入賞者は?

11月の第12回浜松国際ピアノコンクールの開催まで 1カ月を切った。

まとめページを作ろうと思って《コンクール観戦記事まとめ》を見ると、まとめページ自体がずいぶん増えてきた。…ので、コンクール単位に整理する(まとめる)ことにした。

手始めに《浜松国際ピアノコンクール》のページを作った。ここには、2015年第9回から今回の第12回までの記事をまとめてある。第12回の記事はこのあと随時追加予定。



2024年10月12日土曜日

アレクサンドル・カントロフの新譜はブラームスとシューベルト ♪

アレクサンドル・カントロフ(Alexandre Kantorow、仏、1997 - )の新しいアルバムが 11月 1日に発売される。YouTube に 4トラックほど先行配信されていたので聴いてみた。


💿Alexandre Kantorow Plays Brahms & Schubert



Schubert ピアノソナタ第6番 D 566:初期の未完の名作? レオンスカヤ、オピッツ、ティリモ ♪

シューベルトのピアノソナタ全曲鑑賞、今日は第6番 ホ短調 D 566。

1888年の旧全集に第1楽章だけが「ソナタ断章」として掲載されて以来、2楽章・3楽章・4楽章と様々な説が出て、未だに結論が出ていない…という謎の多いソナタ。

第1・2楽章の美しい旋律が気に入った ♪ シューベルトの意図通りに完成していれば初期の名作になっていたかも知れない…。4楽章構成の決定版を聴いてみたいものだ。



2024年10月11日金曜日

Schubert ピアノソナタ第5番 D 557:古典派のソナチネ風ソナタ、オピッツがいい ♪

シューベルトのピアノソナタ全曲鑑賞、今日は第5番 変イ長調 D 557。3楽章全体で 15分程度という、シューベルトにしては珍しく?短いソナタ。

第1楽章が変イ長調で最終楽章が変ホ長調となっているので、第4楽章が欠落しているのでは?という説と、3楽章構成の完結したソナタ(調性については実験作?)であるという説があるようだ。1817年作。



2024年10月10日木曜日

トリフォノフが弾いた FAZIOLI F278 コンサートグランドが弾けるスタジオ ♪

FAZIOLI のコンサートグランド F278 を弾けるレンタルピアノスタジオ「FAZIOLI CONCERT GRAND STUDIO」(FCGS)が 10月、駒場にオープンする。

ちょっと弾いてみたい気はするが、私のレベルではもったいないかも…(^^;)。

✏️FAZIOLI CONCERT GRAND STUDIO(公式サイト)




2024年10月9日水曜日

▼モーツァルト K.394のフーガ:なかなか通し練習にならない、もう少し頑張る!

モーツァルトの「幻想曲とフーガ ハ長調 K.394」のフーガ、練習開始から 7週間。練習期間からするとそろそろ終わりに向けて…という時期だが、そういう気配はまったくない。

弾けてないことが第一の理由だが、不思議と飽きがこない。この曲好きなのかも…(^^)?



2024年10月8日火曜日

Schubert ピアノソナタ第4番 D 537:初の完成ソナタ&初の短調、バレンボイムがいい ♪

シューベルトのピアノソナタ全曲鑑賞、今日は第4番 イ短調 D 537。

シューベルトが初めて完成させたピアノソナタ。6曲のソナタを作曲した 1817年の最初の作品。自筆譜にはなぜか「第5番」とある。

第2楽章のテーマは後に第20番 D 959 の第4楽章で使われていることで有名。個人的には、第1楽章も聴き覚えがあるので、学生時代に聴いていたのかも…。



2024年10月6日日曜日

シューベルトのピアノソナタ:難易度・チェック結果

シューベルトのピアノソナタ全曲鑑賞を進めている。


これは、すべてのピアノソナタを順番に聴いて好みの演奏(ピアニスト)を探しながら、作品の概要を調べ、一つずつ記事にする…という作業である。自分が弾けそうな(練習できそうな)曲を探すことも兼ねている。

この記事はそのインデックスとなる一覧表で、記事へのリンク集にもなっている。リンクは、現在第3番までで、今後随時追加の予定。「28段階難易度」も記載した。

2024年10月5日土曜日

Schubert ピアノソナタ第3番 D 459:優しく歌う舘野泉、メリハリのあるレオンスカヤ ♪

シューベルトのピアノソナタ全曲鑑賞、今日は第3番 ホ長調 D 459。

自筆譜(最初の 2楽章のみ)には「ソナタ」の標題と 1816年8月の日付がある。死後 1843年にライプツィヒの C.A.クレム社から「5つのピアノ曲」として出版された。

謎の多い「ソナタ」だが、初めて聴いてちょっと気に入った作品だ ♪



2024年10月3日木曜日

Schubert ピアノソナタ第2番 D 279:豊かに流れるティリモと堂々としたレオンスカヤ ♪

シューベルトのピアノソナタ全曲鑑賞、今日は第2番 ハ長調 D 279。

第1番 D 157 と同じ 1815年(18歳)の作品。自筆譜には "Sonate Ⅰ." と書いてあるので、シューベルトとしてはこの作品が最初のピアノソナタと考えていたのかも知れない。

ちなみに、1815年は「野ばら」D 257、「魔王」D 328 など、シューベルトの代表作となる優れた歌曲が作曲された年。



2024年10月2日水曜日

クライバーン財団が立ち上げた音楽事務所のピアニスト、そして来年はピアノコンクールの当たり年 ♪

来年は第17回ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールが開催されるが、ヴァン・クライバーン財団は新しく音楽事務所 "The Cliburn Agency" を立ち上げたようだ。

✏️Biz News: Cliburn Starts Agency(Slipped Disc)

公式サイトのニュース記事は下記。

✏️Launching The Cliburn Agency(Cliburn Agency)



2024年10月1日火曜日

▼モーツァルト K.394のフーガ:テンポアップして練習はさらに面白くなってきたが…

モーツァルトの「幻想曲とフーガ ハ長調 K.394」のフーガ、練習開始から 6週間。そんなに長く練習している感覚がないのは、それだけ進歩が遅いということだろう…(^^;)。

少しテンポを上げて部分練習をしているが、ほんの少しテンポを上げただけで弾けなくなる箇所が多く、なかなか先が見通せない状況である。



2024年9月30日月曜日

Schubert ピアノソナタ第1番 D 157:18歳の作品、すでにシューベルトらしさも…

シューベルトのピアノソナタ全 21曲を順番に聴いていく…というのを開始した。今日は第1番 ホ長調 D 157。シューベルト 18歳のとき(1815年)の作品。

初期ソナタは未完のものも多く音源が少ないのでは?…と心配したが、どうも杞憂だったようで、いい演奏をいくつも見つけた ♪



2024年9月29日日曜日

シューベルトのピアノソナタ「全集」を録音しているピアニストたち

昨日の記事《シューベルトのピアノソナタ、全体像を把握したい…21曲中10曲は未完?》に続いて、ピアニストたちが録音しているシューベルトの「ピアノソナタ全集」がどういう構成・内容になっているか、ざっと調べてみた。

下記は主なピアニストの「全集」に含まれる曲目の一覧表である。なお、「全集」と銘打っていない「ソナタ集」も色々あるが、舘野泉、ラドゥ・ルプーのものを参考に載せた。「No.」のリンク先はその作品の解説記事(おすすめの演奏を含む)。


No.スコダシフレオンスカヤ内田光子バレンボイム舘野泉ルプー
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2024年9月28日土曜日

シューベルトのピアノソナタ、全体像を把握したい…21曲中10曲は未完?

モーツァルトのピアノ協奏曲全曲を聴き終えて、次はシューベルトのピアノソナタを聴くことにした。「後期ソナタ」以外はほとんど聴いたことがないので、全21曲を順番に…。

ところが、シューベルトのソナタは「未完」のものが多いことを思い出し、例えば楽譜や CD の「全集」というのはどうなっているのだろう?「未完」のものはどうなっているのだろう?…という疑問が湧いてきた。以下、その調査結果 ♪



2024年9月26日木曜日

モーツァルトのピアノ協奏曲で名演奏を聴かせてくれたピアニストたち

6月終わりにピアノ音楽鑑賞のテーマにモーツァルトのピアノ協奏曲を選び、そもそも何曲あるのかを調べ、1週間ほど前に 30曲(番号付き 27曲+K.107 の 3曲)を聴き終えた。

色んなピアニストの名演奏も見つかり、なかなかに楽しい時を過ごすことができた ♪ 初めて聴くピアニストはいなかったが、ベテランを含めて素晴らしい演奏が多かった。


《Mozart ピアノ協奏曲第27番 K.595:モーツァルト最後のピアノ協奏曲、ピリスさんの名演に浸る幸せ ♪》



2024年9月24日火曜日

▼モーツァルト K.394のフーガ:部分練習 phase 2 はテンポアップ ♪

モーツァルトの「幻想曲とフーガ ハ長調 K.394」のフーガ、練習開始から 1カ月と少し。部分練習からなかなか抜け出せず、通し練習はいつになるやら?…という状況である。

それでもやっとこの曲の面白さが分かってきて、「四苦八苦」状態ではあるが、苦しい訳ではなく結構楽しい ♪ で、さらに楽しくするために?…テンポを少し上げることにした。



2024年9月23日月曜日

Wigmore Hall 秋のピアノ音楽祭からお気に入りピアニストを探す

Wigmore Hall のサイトで "Autumn International Piano Festival" というのを見つけて、あまり馴染みのないピアニストの名前が結構あったので軽くチェックしてみた。

冒頭に載っている 5人の写真(↓)で誰だか分かったのは、ヨアフ・レヴァノンくんとレオンスカヤさんの二人だけ…。



2024年9月21日土曜日

リーズ国際ピアノコンクールはどこへ行くのか?

リーズ国際ピアノコンクール、ファイナリストに牛田智大くんの名前がなくなり、私のお気に入りになりそうなピアニストも見つからず、個人的には興味が半減してしまった。

…のだが、牛田くんの先生(ピオトル・パレチニ:Piotr Paleczny)の Facebook 投稿(後述)に対してエリック・ルーなどのピアニストも含めて 60以上のコメントがついているので、少し感想など書いてみたい。

その流れで、クラシック音楽界の男女格差?に一石を投じたはずの、今回のリーズの審査ルールに関しても…。



2024年9月19日木曜日

Mozart ピアノ協奏曲第27番 K.595:モーツァルト最後のピアノ協奏曲、ピリスさんの名演に浸る幸せ ♪

モーツァルトのピアノ協奏曲、今日はピアノ協奏曲 第27番 変ロ長調 K.595。

モーツァルトが作曲した最後のピアノ協奏曲。完成したのは 1791年 1月 5日であるが、3年前に書かれた第26番「戴冠式」のすぐ後に書き始められたのではないかと言われている。

上演回数 6位、録音回数 4位なのだが、私の中では 1〜2位を争う位置付けかも ♪



2024年9月18日水曜日

リーズ国際ピアノコンクール、牛田智大くん残念!ファイナルに進めず…

リーズ国際ピアノコンクール、牛田智大くんは残念ながらファイナルには進めなかった。

個人的にはセミファイナルのシューベルトのソナタが気に入っていたので、ちょっと意外な気もする。…が、他のコンテスタントをほとんど聴いていないので何とも言えない。



2024年9月17日火曜日

ポリーニ、最後のアルバムはシューベルト、息子ダニエレとの共演

今年 3月、82歳で亡くなったマウリツィオ・ポリーニの最後の録音(2022年6月)が CDアルバムとなってグラモフォンより 10月にリリースされることになった。

息子であるダニエレと共に弾いた「4手のための幻想曲 ヘ短調 D.940」を含む、シューベルトの作品を収めたアルバムになっている。




2024年9月16日月曜日

リーズ国際ピアノコンクール Semifinal:牛田智大くんのシューベルト良かった ♪

リーズ国際ピアノコンクール、牛田智大くんは第2ラウンドを無事通過して、セミファイナルの演奏が始まった。昨夜のライヴ配信のアーカイヴを今朝になって聴いた。

シューベルトのピアノソナタが素晴らしかった。ファイナリストは確実だと思う ♪ まぁ、他のコンテスタントを聴いてないので、100% の確信があるわけではないが…(^^;)。



2024年9月15日日曜日

▼モーツァルト K.394のフーガ:部分練習苦戦中、テーマを際立たせたい

モーツァルトの「幻想曲とフーガ ハ長調 K.394」のフーガ、練習開始から 4週間経った。進捗が芳しくないと、この「近況報告」も滞りがちになるようだ…(^^;)。

部分練習を始めてから 10日以上経つが、10日分の進歩は今ひとつ感じられず、あちこちで引っかかりながら苦戦している。指使いはほぼ確定したが、指が滑らかには動かない。

もうしばらく「四苦八苦」状態、我慢の期間が続くのだろう…。



2024年9月14日土曜日

Mozart ピアノ協奏曲第26番「戴冠式」K.537:謎の人気曲?内田光子さんもピリスさんもいい ♪

モーツァルトのピアノ協奏曲、今日はピアノ協奏曲 第26番 ニ長調 「戴冠式」 K.537。

自身の「予約演奏会」のために 12曲ものピアノ協奏曲を量産したウィーンでの人気絶頂期(1784〜1786年)が過ぎて、1年以上経って完成した作品。

 自作目録には 1788年 2月24日に記入されているが、1787年初め頃から作曲されていたという説もあるようだ。演奏機会が来るまで途中で放置されていたのかも…(^^;)?

演奏回数では 24番20番23番に続く第4位という人気曲だが、録音回数では第12位となっており、専門家や愛好家の間で評価も分かれる…謎?の多い作品でもある。



2024年9月13日金曜日

リーズ国際ピアノコンクール始まった、牛田智大くん順調なスタート ♪

リーズ国際ピアノコンクールの本選(第2ラウンド〜)が一昨日から始まった。

ライヴ配信がちょうど私の就寝時間帯と重なるので、眠くなるまで聴いている。昨夜は丸山凪乃さんの途中まで(失礼…(^^;)…)聴いて、今朝は牛田智大くんのアーカイヴを聴いた。

日本からはこの二人だけなので、応援しようと思っている。



2024年9月12日木曜日

ピリスさん「高松宮殿下記念世界文化賞」受賞、おめでとう!♪

今朝はとても嬉しいニュースを見つけた。

私のお気に入りピアニストの中でも「神クラス」の一人であるピリスさん、マリア・ジョアン・ピレシュ(Maria João Pires、ポルトガル、1944 - )さんが 高松宮殿下記念世界文化賞(音楽部門)を受賞された…というニュース ♪

✏️第35回 高松宮殿下記念世界文化賞 受賞者 発表 / 第27回若手芸術家奨励制度 発表


Photo: Shun Kambe

2024年9月11日水曜日

Mozart ピアノ協奏曲第25番 K.503:ベートーヴェン「運命」に繋がる曲?ダヴィッド・フレイがいい ♪

モーツァルトのピアノ協奏曲、今日はピアノ協奏曲 第25番 ハ長調 K.503。

モーツァルトは、自ら企画したウィーンでの「予約演奏会」のために 3年間にわたって 12曲ものピアノ協奏曲を量産した(1784年:14〜19番、1785年:20〜22番、1786年:23〜25番)。その最後の作品となるのがこの第25番である。

記録にはないが、トラットナー邸での降臨祭コンサート(1786年12月 5日)で、交響曲ニ長調「プラハ」とともに演奏するために作曲したと思われる。完成したのはその前日。



2024年9月4日水曜日

▼モーツァルト K.394のフーガ:部分練習に入ったが、指が迷いながら苦労の連続…(^^;)

モーツァルトの「幻想曲とフーガ ハ長調 K.394」のフーガ、練習開始から 2週間ちょっと。譜読みを終えて一応部分練習に入っている。「一応」というのは指使いが部分的に未確定のため。

フーガなので指使いが難しい上に、中声部を右手で取ったり左手で取ったりするので苦労の種(タネ)には事欠かない。あちこちで指が迷っている…(^^;)。



2024年9月3日火曜日

Mozart ピアノ協奏曲第24番 K.491:上演回数 1位、短調の名曲、様々なピアニストの名演奏 ♪

モーツァルトのピアノ協奏曲、今日はピアノ協奏曲 第24番 ハ短調 K.491。

この作品はモーツァルトのピアノ協奏曲としては珍しい短調の曲(第20番 ニ短調 K.466 とこの第24番だけ)。第20番よりさらに激しさ・悲壮感を増したものになっていて、当時の聴衆(貴族など)の社交的な趣味からは遠ざかっている。

ただ、現在では人気作品の一つになっている(録音回数 5位、上演回数 1位)。

作曲時期は、第23番とほぼ同時期の 1786年 3月 24日、オペラ「フィガロの結婚」が完成する直前である。予約演奏会用として書かれ、4月にブルク劇場で演奏されたと思われる。



2024年8月30日金曜日

Mozart ピアノ協奏曲第23番 K.488:お気に入りの名演奏が多すぎて困る名曲 ♪ 一番は…

モーツァルトのピアノ協奏曲、今日はピアノ協奏曲 第23番 イ長調 K.488。

この作品の作曲時期は「自作目録」によると 1786年 3月 2日、オペラ「フィガロの結婚」の完成直前のことである。春の予約演奏会のために第24番とほぼ同時期に作られた。

人気作品(録音回数 2位、上演回数 3位)ではあるが、それにしても実に多くのピアニストが弾いている。