2024年11月25日月曜日

浜松国際ピアノコンクール、日本人の初優勝を喜びたい…のだが…

昨日、第12回浜松国際ピアノコンクールの結果が出た。1位 鈴木愛美、2位 ヨナス・ アウミラー、3位 小林海都という、(個人的には)ちょっと意外な結末だった。日本人が優勝したのは、このコンクールでは初めてのことらしい。

🎦HIPICofficial/ ライブ




結果の順位は下記。★印はある記事で有力候補とされていた人(過去のコンクール入賞経験者)、✳️印は私の個人的な好み度合い。

  1. 鈴木 愛美 SUZUKI Manami 日本 2002 ★✳️
  2. ヨナス・ アウミラー Jonas AUMILLER ドイツ 1998 ★✳️✳️
  3. 小林 海都 KOBAYASHI Kaito 日本 1995 ★✳️
  4. JJ ジュン・リ・ ブイ JJ Jun Li BUI カナダ 2004 ★✳️✳️
  5. コルクマズ・ジャン・ サーラム Korkmaz Can SAĞLAM トルコ 1999
  6. ロバート・ ビリー Robert BILY チェコ 1997


コンチェルトの演奏を聴いた感じからすると、この順位は納得できない部分がある。

まぁ、あくまで私個人の「好み」を基準にした感想でしかないが、あえて言わせて貰えば、コンサートホールで聴きたいと思ったのは、JJ ジュン・リ・ ブイくらい…。


ただ、YouTube の音源はなぜか今回(ファイナル)だけ録音の質が良くないように感じた。ピアノの音がちゃんと録れてないし、オーケストラもティンパニーの音がうるさいほどバランスが良くない。ホールの音響のせいなのか、録音のせいなのか分からないが…。

ホールで生で聴くのと録音音源をネットで聴くのではかなり印象が変わるらしい…というのは過去のコンクールでも経験しているので、私の感想はあくまでネット視聴の中で…ということにはなる。

前回記事で「今回は私の好みと審査員の判断があまりずれていないので…」と書いたが、これはどうも勝手な勘違いだったようだ…(^^;)。


ところで、ある意味この結果よりも驚いたのは、日本のメディアの関心のなさだ。

日本で(たぶん)一番有名な国際ピアノコンクールであるはずの「浜松」で初めて日本人が優勝したというのに、主要新聞(朝日、読売、毎日)にも NHK にも何の記事も出ていない。少なくともネット記事を探索・検索した限りでは…。

クラシックのピアノって、そんなにマイナーな存在だったのか?…と残念な気持ちに…。まぁ、もともと日本のメディアの文化水準の低さは感じていたが…(^^;)。


見つけたのは、地元の「静岡新聞」(冒頭のスクリーンショット)と「中日新聞」だけ。あとは、業界メディアの「ぶらあぼ」くらい。

「国際」コンクールというより、「地域」イベントになったような…(^^;)?





上位入賞のピアニストたちが、(私の勝手な予想に反して)世界で活躍してくれると、それはそれで嬉しい驚きとなりそうだが…。

若いピアニストたちの成長を信じて、今年のコンクール観戦記事は終わりにしたい。



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