2024年12月15日日曜日

Schubert ピアノソナタ第18番 D 894「幻想」:ポール・ルイス、トリフォノフ、ソコロフ、バレンボイム ♪

シューベルトのピアノソナタ全曲鑑賞、今日は第18番「幻想」ト長調 D 894。シューマンが「形式的にも精神的にも完璧である」といって絶賛した傑作。1825年の作品。

生前に出版された三つ目(最後)のソナタで、友人のJ・シュパウンに献呈された。出版社の意向で「幻想曲、アンダンテ、メヌエット、アレグレット」という 4つの小品とされたため、ソナタとしても「幻想」という愛称で呼ばれることになった。




この作品の第1楽章は以前、無謀にも、練習したことがある…(^^;)。

《早くも次の曲!?シューベルトのピアノソナタ第18番 ♪》 2017年10月5日

元々好きな曲ではあったが、当時、トリフォノフの素晴らしい演奏を聴いて「衝動買い」的に弾きたい!…と思ってしまったのだ ♪


今回も色んなピアニストを聴いてみて、4人ほど好みの演奏を選んだ。甲乙つけがたいところもあるが、何となくお気に入り度合いの強い順に並べてある。


この曲の(私の)イメージに一番近かったのは、ポール・ルイス(Paul Lewis、英、1972 - )の演奏。ピアノの音の響きが素晴らしいと思う。

♪ Schubert: Piano Sonatas D.840, 850 & 894/ Paul Lewis:アルバム
(トラックNo. 5〜8)

💿シューベルト:ピアノ・ソナタ集 (Schubert : Piano Sonatas D. 840 850 & 894 / Paul Lewis)



私が練習するきっかけになったダニール・トリフォノフ(Daniil Trifonov、露、1991 - )のYouTube 音源はすぐに削除されたのだが、今回同じかも知れない演奏を見つけた。2016年のヴェルビエ音楽祭のものと思われる動画だ。4曲中の 2曲目(タイムスタンプ 17:00〜)。

今聴いてもとても美しいと思う。聴き手を音楽に引き込む力強さを感じる。 



それから、7年前に第1楽章を練習したときの記事でも紹介しているのだが、グリゴリー・ソコロフ(Grigory Sokolov、露、1950 - )の演奏も当然ながら素晴らしい ♪

第4楽章の楽しげに弾む感じは一番好きかも知れない。



あと、ダニエル・バレンボイム(Daniel Barenboim、アルゼンチン、1942 - )の全集に入っている演奏も私の好みにピッタリだ ♪

✏️SCHUBERT online



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