2025年4月10日木曜日

吉田秀和『たとえ世界が不条理だったとしても』感想メモ

吉田秀和さんの『たとえ世界が不条理だったとしても』(朝日新聞出版)という本を読んだ。内容は 2000〜2004年の朝日新聞に連載された「新・音楽展望」を集めたものなので、色んな話題が入っている。

感想記事は書くつもりはなかったのだが、ちょっと面白い、あるいは興味を惹かれたことがいくつかあったので、引用&メモを書いておきたい。



2025年4月6日日曜日

▼次の練習曲はバッハのBWV106からSonatinaのピアノ編曲版 ♪

次に練習するピアノ曲を探し始めてほぼ一週間、結局、バッハのピアノ編曲の中からBWV106 の「ソナティーナ(Sonatina)」を選んだ。 

原曲の BWV106 はカンタータ「神の時こそいと良き時」(Gottes Zeit ist die allerbeste Zeit)で、ソナティーナはその序奏に当たる器楽合奏。



2025年4月4日金曜日

ピアノ随想:やはり人前で弾くことを想定した練習が必要かも…

この 2〜3日、次のピアノ練習曲を考えているのだが、なかなか方向が定まらない。日曜日に初めて人前でピアノを弾いたのだが(↓)、その練習中も含めて色々と反省するところもあり、ちょっと頭を整理する必要があるかな?…と思った。

《▼とうとう人前でピアノを弾いてしまった…結果は悲喜交々?》


(イメージです…)

2025年4月2日水曜日

吉田秀和から学ぶ音楽の聴き方:タブラ・ラサ、生々しい感覚、変化する自我

昨日の記事でちょっとご紹介した『音楽評論の一五〇年』(白石 美雪 著)という本、結局は全 9章のうち、3つの章(1, 9, 8:読んだ順)だけ読んで閉じることにした。

この感想メモは最終章の第9章「音楽的自我」を生きる ―吉田秀和の評論活動 に関するもの。そこから(共感しつつ)学んだのは「音楽の聴き方」だと思う。



2025年4月1日火曜日

ピアノ随想:ロンティボー入賞者の演奏、次の選曲、『音楽評論の一五〇年』

3月30日に生まれて初めて人前でピアノを弾いた(↓)。その準備で頭が一杯だったので、ロンティボー国際コンクールが終わっていることに昨日になって気がついた…(^^;)。

《▼とうとう人前でピアノを弾いてしまった…結果は悲喜交々?》

入賞者の演奏をざっと聴いた感想や、自分の次に練習する曲のことや、読んだ本『音楽評論の一五〇年』(白石 美雪 著)について随想的に少し書いてみたい。



2025年3月31日月曜日

▼とうとう人前でピアノを弾いてしまった…結果は悲喜交々?

昨日は、満を持して?生まれて初めて人前でピアノを弾いた。曲目は下記。

  1. J.S.バッハ:平均律 第1巻 第1番 プレリュード
  2. ショパン:プレリュード第6番 Op.28-6
  3. C.P.E.バッハ:ソルフェジエット

演奏自体は、弾き直し 2回と一時停止が数回?などボロボロではあったが、それでも(自分でも不思議なのだが…)本当に楽しめたし、終わったあとの満足感みたいなものもあった。嬉しいサプライズの花束も頂いた ♪



2025年3月29日土曜日

▼ついに明日、人生初の人前ピアノ、どうなりますか…?

いよいよ明日、生まれて初めて人前でピアノを弾く。気心の知れた友人たち 10人ほどの聴衆とはいえ、緊張が高まってきた…(^^;)。

学生時代に合唱団に所属していて、大勢の中に混じって人前で歌を歌ったことはあるが、「一人」というのはまったく未知の領域。想像もできないので、自分でもどうなるのか予想もつかない。何とか無事に(最低限のミスで)終わることを祈るのみ…。



2025年3月23日日曜日

▼人前ピアノまで1週間、あとは"The First Take"みたいな一発勝負の練習?

初めて人前でピアノを弾く日まで残すところあと 1週間。本番を想定して "The First Take" みたいな一発勝負の練習?を始めた。練習なのに緊張してなかなかうまくいかない。思わぬミス(ポカ)も出る。ここに来てちょっと不安になってきた…(^^;)。

指慣らしを兼ねて、1曲目にJ.S.バッハのプレリュードを入れることにした。

  1. J.S.バッハ:平均律 第1巻 第1番 プレリュード
  2. ショパン:プレリュード第6番 Op.28-6
  3. C.P.E.バッハ:ソルフェジエット


2025年3月19日水曜日

図書館の電子書籍サービスを使ってみた…ピアノの本を読もうと思って…

いつもお世話になっている市立図書館に「電子書籍サービス」があるのを発見した。

ピアノ関連の本や雑誌を借りてみようと思ったのだが、読みたいと思ったものは一冊もなく、ピアノやクラシック音楽の肩身の狭さ?を改めて感じてしまった…(^^;)。



2025年3月16日日曜日

▼人前ピアノまであと2週間、課題のクリアとミスを減らすための集中力アップ?

初めて人前でピアノを弾く日まであと 2週間。この 1週間で、通しで弾ける確率は上がってきたが、たまに思いもよらぬミス(ポカ)をやってしまうことが…(^^;)。原因が分からないので対策も不明…。まぁ、練習の積み重ねと集中力を上げる努力くらいかな?

  1. ショパン:プレリュード第6番 Op.28-6
  2. C.P.E.バッハ:ソルフェジエット


2025年3月10日月曜日

▼初めての人前ピアノまであと3週間、課題は色々あるのだが…

あっという間に 3月も 1/3 が過ぎ、初めて人前でピアノを弾く日までに 3週間ほどになった。ここまでの進捗からすると「3週間しかない」という気持ちが強いが、一応通しで弾ける確率が上がってきたので「3週間もある」と考えた方がいいのだろう…(^^;)。

  1. ショパン:プレリュード第6番 Op.28-6
  2. C.P.E.バッハ:ソルフェジエット


2025年3月7日金曜日

かてぃん君が推薦する良書『脳と音楽』:音楽への理解が深まった♪…かも

脳と音楽』という難しそうなタイトルの本を読んだ。サブタイトルの「基礎から身につく『大人の教養』」よりも、帯の「角野隼斗氏推薦」に惹かれて…(^^;)。

脳科学者が書いた本なのでやや理屈っぽいところはあるが、その理屈が分かりやすく書いてあるので読みやすい。「角野隼斗氏」の言葉にあるように「音階/音律の成り立ち」については最高の解説だと思った ♪

📗脳と音楽(伊藤 浩介 著)


2025年3月2日日曜日

▼ダイナミックなプレリュードと歩くようなテンポのソルフェジエット?

3月末に初めて人前でピアノを弾くので、次の 2曲を練習している。ほぼ通し練習であるが、ポイントは止まらずに弾くこと。これがなかなかうまくいかない…(^^;)。

  1. ショパン:プレリュード第6番 Op.28-6
  2. C.P.E.バッハ:ソルフェジエット


2025年2月26日水曜日

ヴァン・クライバーンのScreening Auditionsは3月16日〜22日 ♪

もうすぐ(3月16日〜22日)ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールの "Screening Auditions" が、米国の Fort Worth で行われる。

77人の候補者が 25分間のリサイタルを行い、そのうち 30人が 5月21日からの本選に進む。このリサイタルは丸 7日間、朝から晩まで入場料無料で公開されるようだ。

日本人ピアニストは、重森光太郎、森本隼太、山﨑亮汰の三名が参加予定。



2025年2月23日日曜日

▼人前で弾くソロ曲を決めた:ショパンの前奏曲とC.P.E.バッハのSolfeggietto

3月末の初ピアノソロ(人前での演奏)の曲目を決めた(↓)。弾くのは最初の 2曲で、3. の平均律は予備(または指慣らし?)のつもり。

  1. ショパン:プレリュード第6番 Op.28-6
  2. C.P.E.バッハ:ソルフェジエット
  3. (J.S.バッハ:平均律 第1巻 第1番 プレリュード)


2025年2月22日土曜日

エリザベート王妃コンクール2025に中川優芽花さん、亀井聖矢くん出場 ♪

5月にブリュッセル(ベルギー)で開催されるエリザベート王妃国際音楽コンクール(ピアノ部門)の出場者 70名が発表された。

ざっと見た感じでは韓国からの参加者が(相変わらず?)多いようだ。日本からは、太田糸音、亀井聖矢、桑原志織、中川優芽花、久末航、吉見友貴の 6名が参加予定。



2025年2月16日日曜日

▼人前で初ピアノソロ演奏!:まずは選曲、簡単な曲でないと…

前回の近況報告は 1月26日、実はその日に風邪を引き、久しぶりに熱を出し、発熱外来のお世話になり…。幸いにインフルでもコロナでもなく、薬を貰って帰った。

熱はすぐに下がったのだが風邪的な症状は長引き、そのあとも色んなことがあって、気がつくともう 3週間ピアノに触れることもなく時が過ぎてしまった。

…で、その間、なぜか 3月の終わりに友人たちの集まりでピアノを弾くことになり、人生初の人前でのピアノソロ演奏…ということになってしまった…(^^;)。

気軽に(はずみで?)引き受けてしまったことを後悔しながらも、今さら断ることもできず、渋々選曲を始めたところ…。


2025年1月29日水曜日

角野隼斗くんが受賞することになったバーンスタイン賞って?

2025年の「レナード・バーンスタイン賞」(賞金:€10,000)を角野隼斗くんが受賞することになった…という記事を見て、バーンスタイン賞って何?と思いながら周辺情報を拾い集めてみた…という話。

バーンスタインはアメリカ人なのに、なぜかドイツの音楽祭の中で授与される賞のようだ。日本人としては初めての受賞 ♪

✏️The Leonard Bernstein Award goes to a YouTube star!(Schleswig-Holstein Musik Festival)



2025年1月26日日曜日

▼平均律第1巻第24番前奏曲:ゆっくり弾いて音楽を定着させ、それを表現する?

J.S.バッハの平均律クラヴィーア曲集から第1巻第24番ロ短調のプレリュード、練習開始から 3週間と少し。

意識としては「通し練習」なのだが、実態を振り返ってみると「部分練習」を繋いだものにしかなっていない…(^^;)。「音楽が指につかない」というもどかしさもあまり改善していないし、「暗譜」も進んでいない。



2025年1月23日木曜日

ピアノ練習最前線?ロボットに指を高速で動かしてもらうだけで指が回るようになる ♪

ソニーコンピュータサイエンス研究所の古屋晋一さんの新しい研究成果が国際科学誌「Science Robotics」で公開された。

ピアニストの頭打ちになった技量(「天井効果」)が、ロボットによる受動訓練で、故障のリスクなく伸ばせるかも知れない…という嬉しい研究成果だ ♪

✏️ピアニストが自身の限界を超える技能を身体で覚える手法を発見
 ~ ロボットがもたらす「従来不可能」な動きが、技能の限界を突破する ~



2025年1月20日月曜日

🎹P.ヒンデミット 1895-1963 伝統を重んじた革新、ピアノソナタと Ludus Tonalis ♪

《鍵盤音楽史》の探索、今日はパウル・ヒンデミット (Paul Hindemith、独、1895 - 1963)。モンポウより 2歳若く、ガーシュウィンより 3歳年上。作曲家、演奏家(ヴィオラなど)、音楽理論家、指揮者として多彩な功績を残した。

交響曲などの管弦楽曲やオペラ、室内楽、器楽曲、吹奏楽、合唱曲など 600曲以上を作曲。オーケストラを構成するほぼすべての楽器のためのソナタも作曲している。また、映画音楽や付随音楽など幅広いジャンルの作品を残している。



2025年1月19日日曜日

▼平均律第1巻第24番前奏曲:部分練習中、何だかもどかしい…

J.S.バッハの平均律クラヴィーア曲集から第1巻第24番ロ短調のプレリュード、練習開始から 2週間と少し。練習の進みが芳しくないと、この近況報告も遅くなりがち…(^^;)。

1 週間以上、部分練習を続けているが、なかなか音楽が指につかないというもどかしさを感じている。曲を十分に理解できてないのと、「弾けてない!」のだと思う。



2025年1月16日木曜日

モンポウの「金属和音」acorde metálico「私の音楽のすべて…」

《鍵盤音楽史》の探索(音楽鑑賞)で、フェデリコ・モンポウ(Federico Mompou、スペイン、1893 - 1987)を調べ、ピアノ作品を一通り聴き終わった。


その中で、モンポウが発見したという「金属和音」というのが気になって、少し調べてみた。モンポウのピアノ曲を理解するための重要な鍵の一つであるようだ。


フェデリコ・モンポウ、バルセロナの鐘工場にて、1915年頃

2025年1月15日水曜日

🎹F.モンポウ 1893-1987 ピアノ曲に新たな局面を開いた「カタルーニャのピアノの詩人」

《鍵盤音楽史》の探索、今日はフェデリコ・モンポウ(Federico Mompou、スペイン、1893 - 1987)。プロコフィエフやソラブジとほぼ同世代の作曲家である。

カタルーニャのバルセロナに生まれ、リセオ音楽院でピアノを学ぶ。1911年にグラナドスの推薦を受けてパリへ行く。第1次世界大戦勃発による帰国をはさみ、1941年までパリ在住。フォーレ、ドビュッシー、サティなどに影響を受けたピアノ作品を多く残している。



2025年1月13日月曜日

鍵盤作曲家「バッハ以前」と「現代」の人気ランキングを調べてみた

今年の音楽鑑賞は、《鍵盤音楽史》の抜けている部分をボチボチ聴くことにしたが、ルチアーノ・ベリオの記事が今日のアクセス数トップ20 に入っていて、ちょっと意外だった。

そういえば、これまでに書いた「J.S.バッハ以前」「現代」の作曲家の中で誰の記事が人気なのか(アクセスが多いのか)気になって調べてみた。



2025年1月12日日曜日

発見!モンポウ「歌と踊り」第6番にシューベルトのソナタと同じ旋律が ♪

今、フェデリコ・モンポウのピアノ曲を聴いているのだが、その中に聴き覚えのある旋律があった。「歌と踊り」第6番の後半「踊り」の部分(↓)。

しばらく考えて、昨年12月に少しだけ練習したシューベルトのピアノソナタ第17番 D850 の第2楽章の一部だということを思い出した ♪




2025年1月10日金曜日

▼平均律第1巻第24番前奏曲:譜読みの継続+部分練習みたいな感じ ♪

J.S.バッハの平均律クラヴィーア曲集から第1巻第24番ロ短調のプレリュード、練習開始から 1週間が経った。

一応譜読みを終わって部分練習を始めたが、まだ十分に曲の構成が把握できてないのと、練習するうちに指使いを変更したりしているので、譜読み+部分練習みたいになっている。



2025年1月9日木曜日

🎹K.S.ソラブジ 1892-1988 超絶・長大なピアノ作品群、よく分からない…(^^;)?

《鍵盤音楽史》の中で、まだ探索していない作曲家を少しずつ調べてお気に入りの演奏などを見つけようと思っている。まずは、名前は知っているがほとんど聴いたこともない作曲家から始めることにした。

今回はカイホスルー・シャプルジ・ソラブジ(Kaikhosru Shapurji Sorabji、英、1892 - 1988)。インド系の父とイングランド人の母を持つ作曲家、ピアニスト、評論家である。

バルトーク、シマノフスキー、ストラヴィンスキーなどより 10歳ほど若く、プロコフィエフやモンポウとほぼ同世代である。



2025年1月7日火曜日

今年の音楽鑑賞:ピアノ作品の作曲家探索を再開しようかな?

今年は年間目標を決めてないので、音楽鑑賞も特定の作曲家やジャンルを何も考えていない。好きな曲を聴けばいいだが、どうも性格的に何か「枠組み」のようなものがないと落ち着かない…(^^;)。

で、前から少し気になっていた《鍵盤音楽史》の抜けている部分、つまり、未探索で記事を書いていない作曲家(音楽史の主要部分だったりする…(^^;)…)を、ボチボチ聴いてみるか…という気分になりつつある。



2025年1月4日土曜日

2025年来日ピアニスト公演カレンダー

2025年に来日するピアニスト(の中で個人的に興味のあるピアニスト)を中心に公演カレンダー(関東圏)を作ってみた。



2025年1月3日金曜日

▼今年 1曲目は平均律曲集第1巻24番のプレリュード:3年ぶりの再挑戦

昨年末から、あれこれと選曲に悩んでいたが、今年最初の曲は、バッハの平均律クラヴィーア曲集から、第1巻第24番のプレリュードをやることにした。

この曲は 2021年の年末に少し練習したので、ほぼ 3年ぶりの再挑戦ということになる。

2025年1月2日木曜日

My Piano Life 2025年の願望

元旦に、今年の目標をどうするか?という悩みを少し書いた(↓)。結論としては、「目標」はやめて「願望(wish)」だけ書いてみよう…ということに決めた。

2025年1月1日水曜日

謹賀新年 ♪ 2025年もよろしくお願いします

明けましておめでとうございます。

今年も、ピアノの練習もこのブログも頑張るつもりでいます。《ぴあのピアノ♪》をよろしくお願い致します。