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2026年10月29日木曜日

🎹R.シューマン 1810-1856 主なピアノ作品とお気に入り演奏(作曲年代順)

ロベルト・シューマン(Robert Schumann、独、1810 - 1856)は、ドイツ・ロマン派を代表する作曲家…などという解説は「PTNAピアノ曲事典」などにお任せすることにしたい。

ピアノ曲に関しては、10年ほど前に一度「探索」したことがある(↓)。



…ので、今回のこの《鍵盤音楽史》での「探索」記事では、シューマンの「年表」の中にピアノ作品(と気に入った演奏の音源)を埋め込んで、全体像を俯瞰することを試みた。



2026年9月26日土曜日

🎹W.A.モーツァルト 1756 - 1791 ピアノ小品(変奏曲、幻想曲、ロンド等)の名曲

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(Wolfgang Amadeus Mozart、オーストリア、1756 - 1791)に関する情報は溢れるほどあるので、そちらにお任せする。

この《鍵盤音楽史》という個人的なプロジェクト?では、私のあまり知らないピアノ作品(ソロ曲中心)を、好みの演奏を含めて「探索」することを目的としている。

なので、今回はこれまでにある程度聴いてきたピアノソナタやピアノ協奏曲以外の作品に絞った。変奏曲、幻想曲、ロンドなど…。



2026年9月15日火曜日

🎹J.ブルグミュラー 1806-1874 「25の練習曲 Op.100」に尽きる?

「ブルグミュラー25の練習曲」で有名(日本のピアノ界では…)なヨハン・ブルグミュラー(Johann Friedrich Franz Burgmüller, 1806 - 1874)であるが、実は本格的な作品は少なく、ヨーロッパでブルグミュラーといえば父のヨハン・アウグスト・フランツ、もしくは弟のノルベルトを指すようだ。

ちなみに、ノルベルト・ブルグミュラーは 26歳で夭折しているが、なかなかいい作品を残している。亡くなった時、メンデルスゾーンは葬送行進曲 Op.103 を書き、シューマンはその死を悼んだ。




2026年9月9日水曜日

🎹C.チェルニー 1791-1857 膨大な作品群から名曲を発掘?ピアノソナタ、夜想曲、前奏曲とフーガ…

カール・チェルニー/ ツェルニー(Carl Czerny、オーストリア、1791 - 1857)は、ピアノ教則本で有名。それ以外の作品についてはほとんど知られてないが、実は、Op.番号のついた出版作品だけでも 861、すべて合わせると 1,000曲以上の作品を残している。

音楽史上では、作曲とピアノ演奏法の両面でベートーヴェンとリストを中継する重要な位置を占める作曲家でもある。

ピアノ教育に力を入れ、リストやレシェティツキなど多くの有名なピアニストを育て、練習曲などの教育的作品だけでなく、『ピアノ演奏の基礎』『完全ピアノ教程 Op.500』『さまざまな練習曲の練習』などの著書も書いている。



2026年8月26日水曜日

🎹C.M.ウェーバー 1786-1826 4つのピアノソナタ、舞踏への勧誘、小協奏曲 ♪

カール・マリア・フォン・ウェーバー(Carl Maria von Weber、独、1786 - 1826)は、ロマン派初期の作曲家、指揮者、ピアニスト。歌劇を中心としてロマン主義を推進し、とくに歌劇『魔弾の射手』によってドイツ・ロマン派オペラの様式を確立し、ワーグナーへの道を開いた。

ピアノ作品としては「舞踏への勧誘」以外はあまり有名ではない?が、4曲のピアノソナタは、ベートーヴェンからシューベルトにつながる流れを感じさせるいい作品である。3曲のピアノ協奏曲も魅力的。とくに「小協奏曲」Konzertstück は演奏機会が多いようだ。



2026年8月21日金曜日

🎹M.クレメンティ 1752 -1832 鍵盤作品の概要と主要作品?

ムツィオ・クレメンティ(Muzio Clementi、伊、1752 - 1832)は、イタリアのローマに生まれ、古典派時代(1750-1820年頃)に主にイギリス ロンドンで、作曲家・ピアニスト・教育者・楽譜出版・ピアノ製作と多岐にわたって活動し、大成功をおさめた音楽家。

1832年3月10日(80歳)イギリスのイヴシャムで没し、ウェストミンスター寺院に埋葬された。墓石には「THE FATHER OF THE PIANOFORTE」と刻まれた。

ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンや、後世の音楽家にも大きな影響を与えたが、現在では主にピアノ教材「ソナチネ」の作曲者として知られている。一番の貢献は、ピアノという楽器の発展と普及に貢献し、ピアノ音楽の可能性を大きく飛躍させたことだろう ♪



2026年8月18日火曜日

🎹M.クレメンティ③:カプリッチョ、変奏曲などにも聴き応えのある作品が…

クレメンティ(Muzio Clementi、伊、1752 - 1832)のピアノ曲を探索していて、これまでにピアノソナタと「グラドゥス・アド・パルナッスム」を聴いてみた。


あとは「その他」的な作品になるのかな?…と思っていたのだが、ハワード・シェリーの弾く"Clementi: Capriccios and Variations"(クレメンティ: 奇想曲&変奏曲集)という  CD を聴いて、クレメンティの代表曲は意外と?この辺りにあるのかも?…と思い直した。

…ので、もう少し探索を続けることに…。



2026年8月12日水曜日

🎹M.クレメンティ②:グラドゥス・アド・パルナッスム 100曲を聴いてみた

クレメンティ(Muzio Clementi、伊、1752 - 1832)の「グラドゥス・アド・パルナッスム」といえば、ドビュッシーの「グラドゥス・アド・パルナッスム博士」(1906年『子供の領分』第1曲)で皮肉られたことで有名なのかも知れないが…。

この練習曲集は、ベートーヴェンやショパンからも高く評価されていた(ピアノ奏法の練習曲として?)…という説もあり、とにかく全 100曲を聴いてみることにした。

ちなみに、現在出版されている「グラドゥス・アド・パルナッスム」の楽譜のほとんどは、カール・タウジヒが機械的な練習曲を中心に 29曲を選んだもの。これが、後世の誤解の元になっていて、ドビュッシーもこれに影響されていたのでは?…と思われる。



2026年8月3日月曜日

🎹M.クレメンティ①:約100曲のピアノソナタからお気に入りを探す ♪

クレメンティ(Muzio Clementi、伊、1752 - 1832)が作曲したピアノソナタは、少なくとも 60〜70曲、別版・重複や編曲など含めると 100曲以上(110曲?)と言われている。

とくに、1780年代にウィーンとロンドンで書かれたソナタは古典派音楽の交響的ソナタとしての先例をなすものであり、ベートーヴェンも高く評価していた。

その中での名曲や代表曲を知りたいと思ったのだが、なかなかこれといった情報が見つからず、結局、何人かのピアニストが録音している CD を頼りに聴いてみた。



2026年7月23日木曜日

🎹C.P.E.バッハ 1714 -1788 鍵盤作品の概要と主要作品?

カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ (Carl Philipp Emanuel Bach、1714-1788)は、J.S.バッハの次男で、当時は父よりも有名であったようだ。

「父の友人ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681-1767)の作曲様式を受け継ぎ、装飾や走句を多用する『ギャラント様式』、唐突な雰囲気の変化や大胆な転調によって感情を直接に表現しようとする『多感様式』を特徴としている。古典派音楽の基礎を築き、ハイドンやベートーヴェンにも影響を与えた」というのが、Wikipedia などでの定型的な紹介文。

ここでは鍵盤作品のみを取り上げるのだが、それでも膨大な数の作品を残している。独奏作品で 630曲以上、コンチェルトも 52曲ほどあるそうだ。

ソナタを探索して、その他のロンド、幻想曲などのソロ曲を探索して、協奏曲を探索して…とやっていたら 1カ月近くかかってしまった…(^^;)。



2025年1月20日月曜日

🎹P.ヒンデミット 1895-1963 伝統を重んじた革新、ピアノソナタと Ludus Tonalis ♪

《鍵盤音楽史》の探索、今日はパウル・ヒンデミット (Paul Hindemith、独、1895 - 1963)。モンポウより 2歳若く、ガーシュウィンより 3歳年上。作曲家、演奏家(ヴィオラなど)、音楽理論家、指揮者として多彩な功績を残した。

交響曲などの管弦楽曲やオペラ、室内楽、器楽曲、吹奏楽、合唱曲など 600曲以上を作曲。オーケストラを構成するほぼすべての楽器のためのソナタも作曲している。また、映画音楽や付随音楽など幅広いジャンルの作品を残している。



2025年1月16日木曜日

モンポウの「金属和音」acorde metálico「私の音楽のすべて…」

《鍵盤音楽史》の探索(音楽鑑賞)で、フェデリコ・モンポウ(Federico Mompou、スペイン、1893 - 1987)を調べ、ピアノ作品を一通り聴き終わった。


その中で、モンポウが発見したという「金属和音」というのが気になって、少し調べてみた。モンポウのピアノ曲を理解するための重要な鍵の一つであるようだ。


フェデリコ・モンポウ、バルセロナの鐘工場にて、1915年頃

2025年1月15日水曜日

🎹F.モンポウ 1893-1987 ピアノ曲に新たな局面を開いた「カタルーニャのピアノの詩人」

《鍵盤音楽史》の探索、今日はフェデリコ・モンポウ(Federico Mompou、スペイン、1893 - 1987)。プロコフィエフやソラブジとほぼ同世代の作曲家である。

カタルーニャのバルセロナに生まれ、リセオ音楽院でピアノを学ぶ。1911年にグラナドスの推薦を受けてパリへ行く。第1次世界大戦勃発による帰国をはさみ、1941年までパリ在住。フォーレ、ドビュッシー、サティなどに影響を受けたピアノ作品を多く残している。



2025年1月13日月曜日

鍵盤作曲家「バッハ以前」と「現代」の人気ランキングを調べてみた

今年の音楽鑑賞は、《鍵盤音楽史》の抜けている部分をボチボチ聴くことにしたが、ルチアーノ・ベリオの記事が今日のアクセス数トップ20 に入っていて、ちょっと意外だった。

そういえば、これまでに書いた「J.S.バッハ以前」と「現代」の作曲家の中で誰の記事が人気なのか(アクセスが多いのか)気になって調べてみた。



2025年1月9日木曜日

🎹K.S.ソラブジ 1892-1988 超絶・長大なピアノ作品群、よく分からない…(^^;)?

《鍵盤音楽史》の中で、まだ探索していない作曲家を少しずつ調べてお気に入りの演奏などを見つけようと思っている。まずは、名前は知っているがほとんど聴いたこともない作曲家から始めることにした。

今回はカイホスルー・シャプルジ・ソラブジ(Kaikhosru Shapurji Sorabji、英、1892 - 1988)。インド系の父とイングランド人の母を持つ作曲家、ピアニスト、評論家である。

バルトーク、シマノフスキー、ストラヴィンスキーなどより 10歳ほど若く、プロコフィエフやモンポウとほぼ同世代である。



2024年4月18日木曜日

J.S.バッハ鍵盤音楽年表

J.S.バッハの主な鍵盤音楽(クラヴィーア作品)を中心にまとめた年表。作品名のリンク先はこのブログ内関連記事。参考→《J.S.Bach の鍵盤音楽》:BWV番号順鍵盤音楽一覧



2023年8月26日土曜日

Gradus ad Parnassum「パルナッソス山への階梯」フックスからドビュッシーまで

「グラドゥス・アド・パルナッスム」というと、ピアノをやっている人にはドビュッシーの『子供の領分』の第1曲「グラドゥス・アド・パルナッスム博士」が思い浮かぶと思う。

ところが、"Gradus ad Parnassum" という言葉には深い意味と歴史があって…ということをジャン・ロンドー(ハープシコード)の『Gradus ad Parnassum/ パルナッソス山への階梯』という CD を聴きながら勉強してしまった…(^^;)。

なので、自分自身の備忘のためにメモを書いておこうと思う。



2023年7月19日水曜日

🎹T.エスケシュ 1965- 最新のピアノ協奏曲はチョ・ソンジンに献呈

お気に入りピアニストのマリー=アンジュ・グッチが 4月に来日したときのインタビュー記事(↓)で「現代フランスを代表する作曲家エスケシュ」に触れているのを見て初めて知ったのが、このティエリー・エスケシュである。即興を得意とするオルガン奏者でもある。

✏️マリー=アンジュ・グッチ(Marie-Ange Nguci)の頭脳明晰な一面が明らかに――多彩な言語操る若きピアニストが来日、その近況を語る(MIKIKI)


© Marie Rolland

2023年6月12日月曜日

🎹G.ガーシュウィン 1898-1937 Rhapsody in Blue だけじゃない ♪

ジョージ・ガーシュウィン(George Gershwin、1898-1937)は、20世紀のアメリカ・クラシック界を代表する作曲家…ということは知っていたが、「ラプソディー・イン・ブルー」以外の曲はよく知らないことに気がついて、ピアノ音楽を中心に調べてみた…(^^;)。