で、少しは役に立つかも…と思い、楽曲分析(アナリーゼ)を試みた。
…といっても、ネット情報が頼りではあるが…(^^;)。
楽曲分析をしたからといってうまく弾けるようになる訳ではないが、ある程度は曲の作りを知っていた方が(とくにフーガの場合)いいだろう…と思う。
下記の資料を見ながら、曲の構成をまとめてみた。
✏️Contrapunctus 1(フーガの技法 研究所)
✏️自筆譜の Ⅰ(フーガの技法 研究所)
このフーガは 3つの部分から構成されている。それぞれの部分は、主題呈示、ゼクエンツ(2声部による反復進行)、段落の終止形の 3つの要素を組み合わせたものになっている。
以下、数字は小節番号、S/A/T/B はソプラノ/アルト/テノール/バス。
第1部分:1-28
主題呈示(A→S→B→T):1-16
※対主題(A 6-8、B 14-16)
ゼクエンツ:17-25(23-27 の A に主題)
※対主題(T 25-26)
段落の終止形:26-28
第2部分:29-47
主題呈示(S→B):29-35
ゼクエンツ:36-42(40-44 の T に主題)
段落の終止形:43-47(45-47 にゼクエンツ)
第3部分:48-78
主題呈示(S→B):48-60
ゼクエンツ的?:61-64
段落の終止形:65-66
ゼクエンツ:67-70
終止形(自筆譜):71-74
コーダ:75-78(74-78 の T に主題)
なお、第3部分の主題呈示(S/B)の前の小節に現れる主題断片(A/S 冒頭 1小節)はストレットの効果をねらったものと思われる。29小節の S の主題に対して、半小節遅れて B に現れる主題断片も同様である。
48 A 主題断片→ 49-53 S 主題
55 S 主題断片→ 56-60 B 主題
また、コーダの 4小節は自筆譜にはなく、出版譜において追加されたもの。自筆譜では 74小節で終わるようになっていた。
上のような情報を練習楽譜に書き込んで、参考にしようと思っている。それと、前回ご紹介した色分け楽譜付きの音源(↓)を聴くのも役に立つかも…。
他にも似たような音源を見つけた。こちらはリコーダー 4本の演奏で、楽譜や演奏者の吹き出しである程度作りがわかるようなものになっている。
✏️bach art of fugue contr 1 analysis(AggieVideo)
でも、結局は自分で書き込みをした楽譜を見ながら、ちゃんとした演奏を聴くのが一番良さそうだ…(^^;)♪ いま一番気に入っているのは、この(↓)グールドの演奏 ♪
スケール練習は変ホ長調/ハ短調。少しはまともになってきたと思うが、やはり下りでミスが多い。あと一息か…?
*
音楽鑑賞の方はちょっとお休み中。ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールが(私の中で)今ひとつ盛り上がらないので、聴くものがない…(^^;)。まぁ、練習の参考に「フーガの技法」などは聴いているが…。
音楽鑑賞の方はちょっとお休み中。ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールが(私の中で)今ひとつ盛り上がらないので、聴くものがない…(^^;)。まぁ、練習の参考に「フーガの技法」などは聴いているが…。
ちなみに、クライバーンが盛り上がらないのは私だけかと思っていたら、世の中的にも低調だったらしい。辛口ブログの Slipped Disc にこんな記事(↓)が出ていた。
一つ目の記事は淡々と結果を並べたあとにこんなコメント(↓)が…。
"The competition failed at any point to catch fire, or to capture global media attention."
で、二つ目の記事にはメディア対策の失敗みたいなことが書いてある(↓)が、個人的な意見としては、やはり出場したピアニストたち(の演奏)にワクワク感を感じなかったことが一番大きいような気もする。
"... the Competition failed to organise proper media coverage ..."
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