2025年1月26日日曜日

▼平均律第1巻第24番前奏曲:ゆっくり弾いて音楽を定着させ、それを表現する?

J.S.バッハの平均律クラヴィーア曲集から第1巻第24番ロ短調のプレリュード、練習開始から 3週間と少し。

意識としては「通し練習」なのだが、実態を振り返ってみると「部分練習」を繋いだものにしかなっていない…(^^;)。「音楽が指につかない」というもどかしさもあまり改善していないし、「暗譜」も進んでいない。




プロの演奏を聴きながら楽譜を見ることも何度かやってみたが、今のところその効果は限られているようだ。

今試している練習方法は、まずゆっくり弾くこと。このときは、各声部をよく聴くことと、少し表情をつけることを心がけている。自分の中に(心身両面で)この曲を取り込んで定着させるような意識で…。

そのあと少しテンポを上げて弾く。このときは、手や指ができるだけ滑らかに動いて、音楽を紡ぎ出すことを意識している。ゆっくり弾いて取り込んだ音楽をアウトプットする(表現する)イメージで…。


今のところ、ゆっくり弾く方は何となく効果がありそうな気がしていて、声部ごとの強弱の弾き分けもほんの少しではあるが、意識できるようになったと思う。

テンポを上げて弾く方は、まだ「表現する」ところまでは行けてなくて、「定着」の確認くらいにしかなっていない。

もう少しこの方法を試してみるつもり。


「音楽鑑賞」(ピアノ曲・作曲家の勉強)の方は、ヒンデミットを聴いた。

ピアノを始めた頃にたまたま知った「ルドゥス・トナリス」やピアノソナタを何となく聴いたことがあるくらいで、そんなに親しんでいる作曲家ではない。


現代音楽の作曲家の一人だろうと思っていたのだが、むしろシェーンベルクらの無調音楽に対しては否定的で、音楽史の「伝統」に裏打ちされた作曲技法を駆使しながら、新しい音楽を作り出す「革新」を進める…といった立場だったようだ。

また、アマチュアにも楽しめる(演奏できる)ような「実用音楽」を目指した作曲家だそうだ。ピアノ曲の中に私でも弾けそうな曲がないかどうか確かめたくなった ♪




【関連記事】

0 件のコメント: