一週間ほどピアノを弾くことが出来なかったので、練習中の J.S.Bach の「フーガの技法」"Contrapunctus 1" はもう一度指使いを確認しながら、ほとんど譜読みのやり直しとなっている。数日前から再開しているが、かなり忘れてしまっている…(^^;)。
指使いはある程度決めたつもりだったが、やり直す中でどうしてもうまく行かないところも結構出てきた…(^^;)。
…ので、IMSLP にあった指使いが書いてある楽譜を参考にすることにした。
4声のフーガなので、声部が交差するところもあるし、右手で取るか左手で取るかという問題も結構頻繁に出てくる。
例えばこんな感じ(↓)。
小節番号で言うと、30、37〜39 あたりで右手・左手問題が出てくるし、35小節目のように右手の中でもソプラノとアルトが交差してややこしい箇所もあちこちに出てくる。
まぁ、一通りこの楽譜(指使い)を参考にさせて貰ってから、自分で弾きやすい形を見つけていこうと思っている。地道で骨の折れる作業だが、ここをクリアしないとまともな部分練習にさえ移れないので頑張るしかない…(^^;)。
全部で 4ページある曲のやっと半分くらいまでが終わったところ…。
スケール練習は、時間が空いてしまったので次の調、変ホ長調/ハ短調に移ることにした。変ロ長調/ト短調がスムースに弾けるようになった訳ではないが…(^^;)。
音楽鑑賞の方は、エリザベート王妃コンクールとヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールの配信動画をボチボチ聴いている程度。
エリザベートでは亀井聖矢くんを含む日本人 4人がファイナルに残ったのは嬉しいのだが、中川優芽花さんの名前がなかったのはちょっと残念。
クライバーンの日本人 2人は Quarterfinal に進むことが出来なかった。
エリザベートでちょっと気になるピアニストを見つけた。Rachel Breen(レイチェル・ブリーン、米、1996 - )という女性。
私のお気に入りピアニストだった故ラルス・フォークトに師事していたというので、セミファイナルのリサイタル(↓)を聴いたのだが、これが実に素晴らしかった ♪
- ANA SOKOLOVIĆ Two Studies for Piano
- LUDWIG VAN BEETHOVEN Sonata n. 27 in E minor op. 90
- IGOR STRAVINSKY Three movements from Petrushka
- JOHANNES BRAHMS Valses in A flat major op. 39/15 (Valses op. 39)
まず音が素晴らしい。しっかりした音でソフトなニュアンスからフォルテの響きまで、多彩な音のパレットを実に見事に使いこなす。音楽の流れ、デュナーミク、リズムがとても生き生きとしている ♪
委嘱作品の現代ピアノ曲を実に音楽的に弾きこなしたかと思うと、ベートーヴェンのピアノソナタを堂々と、そして美しく奏でる。圧巻は躍動する「ペトルーシュカ」で、ここで拍手が起きる。最後のブラームスのワルツがアンコールのようで、まさにリサイタル!
モーツァルトのコンチェルトも聴いてみたが、こちらはちょっと骨太の感じであまり好みではなかった。でも、ちょっと注目しておきたいピアニストである。
【関連記事】
0 件のコメント:
コメントを投稿