2025年7月24日木曜日

ショパンコンクール2025の公式ピアノにベヒシュタインが追加 ♪

あと 2カ月とちょっとでショパンコンクールが始まる(↓)。


そろそろ有力ピアニストとかの情報がないかとチェックしていたら、こんな記事(↓)を見つけた。コンクールで使われるピアノにベヒシュタインが加わることになったようだ。





初期のショパンコンクールでは、スタインウェイの他にベヒシュタイン、ベーゼンドルファー、プレイエルなども使われていたようだ。

ショパンコンクールにベヒシュタインが登場するのは半世紀ぶりのことらしい。今回使われるのは「コンサート・グランドピアノD282」モデル。

これまでの、スタインウェイ、ファツィオリ、カワイ、ヤマハに続いて 5つ目のブランドが追加されることになる。


素人としては、ショパンとベヒシュタインの相性みたいなものが気になるが、調べてみると、ショパンがベヒシュタインを使っていたという記録はなさそうだ。主に使っていたのはプレイエルとエラールということになっている。

で、 Wikipediaの「ベヒシュタイン」を見ると、そもそもベヒシュタインはリストの「激しい演奏にも耐えられ、かつ繊細な演奏にも対応できるピアノ」として開発されたとある。

そして、ドビュッシーは「ピアノ音楽はベヒシュタインのためだけに書かれるべきだ」と言う言葉を残しているそうだ。

まぁ、だからと言って、ベヒシュタインがショパンの作品に合わないということにはならないと思うが…。


ただ、コンクールの公式ピアノに採用されても、実際に何人のコンテスタントに使ってもらえるか?…という関門?もある。

日頃の練習でベヒシュタインを使っているコンテスタントはそう多くはないだろう。

ちなみに、2021年のショパンコンクールでの使用ピアノの数を調べている記事(↓)があって、その集計表を引用させて戴くと下記のようになっている。




1次予選を見ると圧倒的にスタインウェイだ。ただ、ファイナリストを見ると、ファツィオリ、カワイも頑張ってる。この年はブルース・リウがファツィオリを弾いて優勝を飾った。3位と5位もファツィオリだった(↓)。

  1. ブルース・リウ (FAZIOLI)
  2. 反田恭平 (STEINWAY), アレクサンデル・ガジェヴ(KAWAI)
  3. マルティン・ガルシア・ガルシア(FAZIOLI)
  4. 小林愛実 (STEINWAY),ヤクブ・クシュリク (STEINWAY)
  5. レオノラ・アルメリーニ (FAZIOLI)
  6. ジェイ・ジェイ・ジュン・リー・ブイ (KAWAI)

ファツィオリが公式ピアノに採用されたのが 2010年。それから三度目にして初めて優勝者のピアノとなっている。

さて、ベヒシュタインはどうなるのだろう?


おまけ。一度だけ試弾したベヒシュタイン ♪

実は、2018年の 1月に一度だけベヒシュタイン(C.ベヒシュタイン マイスター・ピース M/P 192)をちょっとだけ弾いたことがある。

この時期、ブランドピアノに触りたくて、試弾できそうな機会を色々探して出かけていた。その中の一つがこのベヒシュタイン ♪

あまり覚えてないが…(^^;)…当時のブログ(↓)には「キーが軽くてとても弾きやすい」「トリルとかは、自宅のピアノで練習する時より上手に弾ける(気がする?)」「スタカート気味に弾いたときはとてもいい音がする」などと書いている。



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