2025年6月27日金曜日

▼フーガの技法 Contrapunctus 1:進歩がない…トコトンやってみるか…?

前回の近況報告(6/12)から 2週間が過ぎた。練習しても進歩が微々たるものなので、書くことがない…というのが実情である…(^^;)。

前回ご紹介した楽曲分析の資料で、曲の構成は大体つかめたので、それを元に曲全体をいくつかのブロックに分けて、弾けない箇所を中心に部分練習を繰り返しているのだが、なかなか思ったような結果につながっていない…。

なので、なかなか先が見えないという状況は 2週間前から変わっていない。




…で、今は、こうなったら飽きるまでトコトンやるか…という気になりつつある。暗譜も部分的にしか出来てないので、全部覚える努力をするか…(^^;)?

近況として書くことはあまりないので、「トコトン」の方向性(先のこと?)でも少し考えてみようと思う。


今、即興で?思いついたのは次の 3点くらい。

  1. 楽譜通りに押さえられる →当たり前…(^^;)
  2. 弾きながら主題などを聴き分ける(意識する)ことが出来る
  3. それなりに強弱をつけられる


1. の「楽譜通り…」は最低ラインなのだが、それでも結構難易度が高い。そもそも実力以上の曲を選んでいる上に「4声フーガ」だし…。

とくに声部が入り組んだところを正確に押さえることはまだ出来てない。

例えば冒頭楽譜の最後の段の右手。10小節目のようにソプラノが上、アルトが下という箇所はまだいいのだが、11・13小節目のようにソプラノがアルトを跨いでいるようなところは指がもつれたり、残す(押さえたままにしておく)音を間違えたりする…(^^;)。

こういうのがあちこちに出てくる。


2. の弾きながら主題などを聴き分けることは、最初の 1ページ目くらいは何とかなるのだが、作りが複雑になる後半はかなり怪しい。…というか出来てない。

目立った音の動きがソプラノやアルトにあって、何気にテノールやバスに主題が登場しても、なかなか耳がそちらの音を追うことができない(聴こえない)。

まぁ、意識の大部分は間違わずに音を押さえる方に向いているので、「聴く」こと自体があまり出来ていないかも知れないのだが…。


3. は「強弱をつける」というより、この曲を「魅力的に弾く」みたいなことである。強弱や、後半での盛り上げはその「魅力」の一要素でしかない。

元々「フーガの技法」を練習しようと思ったきっかけは、あまり面白くないと思っていたこの曲をとても魅力的に弾くトリフォノフやシャガエグ・ノスラティの演奏を聴いたからである。その後に聴いたグールドなども素晴らしい ♪


…で、「トコトン」の最後はやはり、少しでも魅力的に弾きたい…ということになる。


まぁ、どこまで出来るか分からないが、とりあえずこの曲を練習するのが嫌になるまではやってみようと思っている。

蒸し暑い猛暑にふさわしい曲とは思えないが…(^^;)。


スケール練習は、少し前から変イ長調/ヘ短調に移っている。前の変ホ長調/ハ短調が完璧になった訳ではないのだが、まぁ少しはまともになってきたので…。

変イ長調は思ったより手に馴染んだ感じで弾けるのだが、ヘ短調のとくに「下り」がうまく行かない。どうも左手の「ドシラ(A♭-G-F)」の狭い「3-4」+「1」の指くぐりが引っ掛かりの原因のようだ。


音楽鑑賞の方はちょっとお休み中。

最近の悩み。聴きたい曲があまり思いつかない。聴きたいピアニスト(の新しい演奏・録音)があまり見当たらない…。

まぁ、こういう時期もあるかも知れない…と思って、また聴きたくなるまでのんびり待つことにはしているが…。

ちょっと気になるのは、クラシック音楽関連のニュースに活気が感じられないこと。そんなに真面目にチェックしている訳ではないので、気のせいかも知れないが…(^^;)。



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