- ショパン:プレリュード第6番 Op.28-6
- C.P.E.バッハ:ソルフェジエット
「プレリュード第6番 ホ短調」(↑)は、ほぼ暗譜して、楽譜を見ないで弾いている。小さな音でテンポを刻む右手がうまくいかず苦労している。以前からの苦手分野。
音を小さくしようとすると抜けることがあるし、それを気にしすぎると大きな音が出てしまうし…困ったものだ…(^^;)。
とりあえずの解決策?は全体的に大きな音で弾くこと。元々静かな曲というイメージを持っていたが、少し大きな音で弾いてもそれほど違和感はない。
むしろ、少しダイナミックに、もっと強弱をつけた方がいいような気もしてきた。
少し参考にしようと思って、プロの演奏をいくつか聴いてみた。有名なプロの演奏でもなかなか気に入った演奏が見つからない。この曲、意外と難しいのかも…?
まぁ、プロの場合、Op.28 として 24曲を通して弾いて一つの作品という演奏が多いので、単独で弾くのとは考え方(解釈)が違う…というのもあるかも知れない。
聴いた中で一番気に入ったのはホロヴィッツの演奏(↓)。出だしであまり粘らず、比較的サラッと始まるのがいい感じだ。ただ、ややルバートが多いかな…(^^;)?
「ソルフェジエット」の方は、一定のテンポで通すのが難しく、ちょっと苦戦している。アルペジオとスケールで成り立っているような曲なので、テンポの乱れや音の長さの不揃いは目立ちやすい。
ある程度速く弾ける部分と、速く弾けない(もたつく)部分とがあり、全体のテンポは後者に合わせるしかないのだが、そうすると前者のところで滑ってしまう…(^^;)。
カミさんの助言に従ってメトロノームを使っているが、合わせるのに苦労している。やっと、少し慣れてきたところ…。
ところで、この曲は "Prestissimo" である。これは「♩=192~208」なのだそうだ。
ちなみにプロの演奏、例えばファジル・サイの演奏(↓)を見ると、66秒かかっているので、計算してみると「♩=127」くらいになる。"Allegro" に相当する。
私の場合「♩=70」くらいで弾いているので、2〜3倍遅いということになる。速度標語で言うと "Andante"、つまり「歩くような速さ」…(^^;)。
まぁ、いずれにしても「止まらずに弾ける」確率を上げるのが先決だ。
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