ピアノ音楽の(私の)楽しみ方の一つに、お気に入りピアニストの新発見!というのがある。今年も、今後期待できそうな、印象に残ったピアニストが何人か…(^^)♪
今年は、ショパンコンクールもあったので若いピアニストが多かった。
マドリードのソフィア王妃高等音楽院でガリーナ・エギザロヴァに、ニューヨークのマネス音楽大学でジェローム・ローズに師事。今年は、8月のクリーヴランド国際ピアノコンクールでも優勝している。
もしかすると、今回のショパンコンクールで一番注目を浴びたピアニストかも知れない。天真爛漫な雰囲気で、ときおり自分も歌いながらピアノを歌わせるという独特のピアニズムは多くの人を魅了したと思う。もちろん、私もその中の一人…(^^)♪
でも、このガルシアくんの弾くバッハも美しくて素晴らしいのだ ♪
小さい頃のこんな演奏(↓)もいいけど…(^^)。
ショパンコンクールからもう一人。19歳のタロン・スミス(Talon Smith、アメリカ、2002.2.14〜)。残念ながら第3ステージには進めなかったが、第1ステージの演奏はとても素晴らしかった ♪ 先生は Garrick Ohlsson。
ピアノの音が本当に美しいと思う。多彩なタッチと音色で実に美しく音楽を紡いでいく。詩心のようなものも感じさせてくれる、惹き込まれてしまうような演奏だった ♪
こんなに音楽性豊かな、歌うようなエチュード(Op.10-5)は初めて聴いたかも…(^^)。これからの活躍に期待したい。
そして、17歳の若者がワーナーと独占契約を結んだという記事で知ったのが、イスラエル出身のピアニスト、ヨアフ・レヴァノン(Yoav Levanon、2004.11.12〜)。
「4歳でステージに立ち、5歳でイスラエルの全国ピアノコンクールで優勝。6歳でアメリカの国際ピアノコンクールで初の金賞を受賞し、ニューヨーク・カーネギーホールで演奏。7歳でイスラエル室内管弦楽団と共演…」という、いわゆる「神童」だ。
でも、そのスケールが並大抵でないものを感じさせる。正統派でありながらとても新鮮な印象の演奏なのだ。躍動感があるのにとても繊細…聴く者の心に届く何かがある。
そして、ジャズまでこなしてしまう。なので、カプースチンなどはなかなかいい ♪ 2019年のヴェルビエ音楽祭では、アンコールで上原ひろみさんの「トムとジェリー」を弾いているが、実に見事な演奏。本当に楽しそうに弾いている。
それから、今年初めて知ったというのではないが、成長した姿と初めて出会った ♪…という意味で、ロシアで勉強中のしおちゃん、奥井紫麻(2004.5.15〜)を挙げておきたい。
「日本人若手ピアニスト10選!」という記事を見て、ずいぶん私の好みと違うので、自分で10人のピアニストを選んだときに久しぶりに聴いた演奏がとてもよかった ♪
これからのさらなる成長が期待できる日本人ピアニストの一人だ…(^^)♪
他にも、何人かのピアニストに出会っていて、私のお気に入り候補にはなっているのだが、振り返ってみると印象にはあまり残ってない人(↓)もいる…(^^;)。
まぁ、頭の片隅に名前だけは覚えておいて、次の「出会い」を待つことにしよう。
おまけ:2022年に(何度か延期になった末の)初来日が予定されている、アレクサンドラ・ドヴガン(Alexandra Dovgan、ロシア、2007.7.1〜)も一度ちゃんと聴いてみたいと思っているピアニストの一人だ ♪
【関連記事】
0 件のコメント:
コメントを投稿