まずは演奏を聴いてみないと…と思って、YouTube のいくつかの音源を聴いてみたのだが、これがなかなか素晴らしく、「大器」を感じさせる演奏だったのでビックリ ♪
✏️Israeli Pianist, 17, Wins Record Deal(Slipped Disc)
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日本語の紹介記事を探してみたら、上の記事より前(8月3日)に CDジャーナルの記事が出ていた。そこにプロフィールの要約?が載っていたのでコピペしておく。
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✏️Israeli Pianist, 17, Wins Record Deal(Slipped Disc)
3歳でピアノを弾きはじめて4歳でステージに立ち、5歳でイスラエルの全国ピアノコンクールで優勝。6歳でアメリカの国際ピアノコンクールで初の金賞を受賞し、ニューヨーク・カーネギーホールで演奏。7歳でイスラエル室内管弦楽団と共演するほか、数々の賞を受賞し、各地で演奏活動を行なってきました。
なお、小さい頃の教育はエルサレム・ミュージック・センターの "Piano Program for outstanding young pianists" というのを受けたようだが、このセンターは 2009年からマレイ・ペライアが president を務めている。
冒頭の写真は、YouTube で一番最新の動画だと思われるラフマニノフ「パガニーニの主題による狂詩曲」(↓)の一場面。長髪はリストを意識している…(^^;)? アンコールは、なんと!ショパンのエチュード(Op.25-10)を弾いている ♪
上の演奏もよかったのだが、いくつか聴いた中で一番気に入ったのがこの(↓)ラフマニノフのソナタ第2番。とても 16歳とは思えない。大人の演奏 ♪
…というより、本物の正統派の音楽、そしてスケールの大きさを感じさせる。それでいてとても繊細な…。音楽が生きていて躍動感があって、聴く者の心に届く何かがある。
視覚的には、手の大きさが並大抵ではない。指が長いというより、手首から指先までの長さがすごい…(^^;)♪
一方、Jazzy な音楽も得意なようで、カプースチンのプレリュードはなかなかいい ♪ ジャズ系の曲を弾くときは帽子をかぶるのが彼のスタイルなのかな…(^^)♪
2019年のヴェルビエ音楽祭では、アンコールで上原ひろみさんの「トムとジェリー」を弾いているが、実に見事な演奏。本当に楽しそうに弾いている。
その一場面(↓)。
神童だったので、小さい頃の演奏動画もいくつか上がっている。個人的には神童時代の演奏にはそれほど興味はないのだが、たまたま聴いたこのハイドンのコンチェルトは、「鑑賞するに値する」演奏だと思う。
その他、本人の YouTubeチャンネルにたくさんの動画が上がっているので、興味ある方はどうぞ。あと、公式サイトも充実した内容だ。
🎦Yoav Levanon - Piano Passion(YouTubeチャンネル)
✏️YOAV LEVANON(本人公式サイト)
ちなみに、ワーナーからの第1弾は「リスト(ソナタ)、シューマン、ショパン、メンデルスゾーン」のプログラムを考えているとのこと。
この 4人の作曲家を選んだ理由は、ボンのミュンスター広場にあるベートーヴェンの銅像が、1845年にベートーヴェン生誕75周年を記念して建てられたときに、その資金の一部を献金した作曲家たち…という理由のようだ。
(CDジャーナルの記事にある「デビュー・アルバムでは…売り上げの一部は独ボンのベートーヴェン・モニュメントの建設に寄付されます」はたぶん誤訳?)
そのリストのソナタを弾いている動画もあった。個人的には、それほど好きな曲ではないということもあり、まぁ普通かな?…と思ったが、音楽雑誌などの評判はいいらしい。
この 17歳の若者から感じるのは、単なる「神童」が成長した姿ではなく、「将来の巨匠」を予感させる姿である。
また一人、楽しみなピアニストが増えた。間違いなく、私の「お気に入りピアニスト」の有力候補だ…(^^)♪
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