ショパン国際ピアノコンクール、第1ステージ 2日目は、反田恭平くん、牛田智大くんを含む日本人 5人が登場という楽しみな日。
第1ステージは人数が多いので 1人1曲(バラード/スケルツォ/幻想曲/舟歌)だけ聴いているが、それでも楽しめた ♪ そして、早くも私のお気に入り候補を見つけたかも…(^^)♪
お気に入り候補のピアニストは Talon Smith(↑)。アメリカの 19歳で、現在 Garrick Ohlsson に師事しているようだ。ときおり見せる笑顔?もいい ♪
反田くんのスケルツォ(Op.31)も牛田くんの幻想曲(Op.49)も良かったのだが、惹き込まれるところまでは行かなかった。
…が、この Talon Smith くんのバラード(Op.52)は、単に美しいだけではなく惹き込まれてしまうような演奏だったのだ。弱音のところも含めて、音に芯があって美しく魅力的だ。
そして音楽の流れがいい。ちょっと荒削りのところも見え隠れするが、多彩なタッチと音色で実に美しく音楽を紡いでいく。詩心のようなものも感じる。
Talon Smith くんだけは、ノクターンとエチュードも聴いてみたが、エチュードをラクラクと弾きながら歌わせるところは凄いと思う。とくに、Op.10-5 はこんなにも音楽的な演奏はあまり聴いたことがないかも知れない ♪
日本人では、やはり反田恭平くんと牛田智大くんがよかった。二人とも、リサイタルのような演奏だったと思う。
牛田くんの幻想曲(Op. 49)は熱演だった。かなり力強さが出てきたと思う。個人的には、もう少し柔らかい部分が加わるともっと良くなるような気がする。
反田くんは、やや粘り気?のある演奏で、好みが分かれるかも知れない…などと思いながら聴いた。少し前に TV で観たときの反田くんに比べれば格段に上手くなったと思う。
途中で気が付いたのだが、演奏動画の下の方に「使用楽器」も表示されている。牛田くんは "Yamaha"、反田くんは "Steinway, ser. no. 611479" だった。
個人的な好みを基準として、次のステージに進んで欲しいピアニストを選んだ結果は下記の 4人。「♡」マークの数字は私が聴いた時点での「いいね」の数。
Talon Smith ♡11
Kyohei Sorita ♡32
Tomoharu Ushida ♡24
Lingfei (Stephan) Xie ♡3 ★
次点としてつぎの 3人。
Shunshun Tie ♡4 ★
Marcin Wieczorek ♡5
Yuchong Wu ♡9
なお、★印は「ショピニストへの道」というサイトで有力候補とされているピアニスト。
三日目(10/5)は、日本人は登場しない。気になるのは、「ショピニストへの道」で有力候補に挙がっていた Kai-Min Chang くらい。
おまけ。第1ステージで選ばれたピアノ(楽器)。
The Fryderyk Chopin Institute の Facebook投稿(↓)によると、今回も使われる楽器はスタインウェイ(2台)、ヤマハ、カワイ、ファツィオリの 4メーカーからの5台。
第1ステージで選ばれた楽器は、スタインウェイ 64人、ヤマハ 9人、ファツィオリ 8人、カワイ 6人とのこと。
前回(ヤマハ 36人、スタインウェイ 30人、カワイ 11人、ファツィオリ 1人)からみると、ヤマハが減ったのは残念。ファツィオリは前回 1人だったので頑張った ♪
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