2021年12月20日月曜日

Bach100: トッカータとフーガ BWV538「ドリア調」やはりトン・コープマン ♪

「J.S.Bachの作品100曲を聴く」《Bach100BWV🎧》プロジェクト、今日はオルガン曲「トッカータとフーガ ニ短調『ドリア調』」BWV538。

有名な「トッカータとフーガ ニ短調」BWV565 と区別するため?「ドリア調」(Dorian)と呼ばれている。


BWV538 🎼バッハ(1685-1750)の作品一覧/Wikipedia


バッハのオルガン曲集などに収められている「トッカータとフーガ」は 3曲ある。

  • トッカータとフーガ ニ短調 BWV565
  • トッカータとフーガ ヘ長調 BWV540 
  • トッカータとフーガ ニ短調「ドリア調」BWV538


BWV538 が「ドリア調」と呼ばれるのはちょっとした「誤解」によるものらしいが、有名なニ短調(BWV565)と区別するというのもあり、この名前が定着したようだ。

古い記譜法によってニ短調にもかかわらず調号なしで記譜されたため、後世に教会旋法のドリア旋法の曲だと誤解されたことに由来し、実際には特にドリア旋法に基づいているわけではない



YouTube で普通に検索した結果の音源をいくつか聴いてみたが、今ひとつ私の好みに合うものが見つからない。…ので、"Karl Richter" とか "Ton Koopman" という言葉を追加して検索。

両方とも見つかったが、気に入ったのはトン・コープマンの演奏。


元になったと見られる CD(↓)の情報によると、この音源は 1983年に、オランダのマーススライス(Maassluis)にある改革派教会(Groote Kerk)で録音されたもののようだ。使用オルガンは "Rudolf Garrels (built 1730-1732)" と書かれている。

Toccata & Fuge in D Minor Tocatta Adagio etc.



ピアノ編曲版では、カバレフスキーが編曲したものがあった。弾いているのは、Risto Lauriala という 1949年生まれのフィンランドのピアニスト。

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