2021年12月13日月曜日

Bach100: BWV232 ミサ ロ短調 ヘレヴェッへ指揮の演奏がいいかな…

「J.S.Bachの作品100曲を聴く」《Bach100BWV🎧》プロジェクト、今日は「ミサ ロ短調」BWV232。バッハの代表作の一つ。2時間近い大曲。

有名なので知っている曲だと思っていたのだが、自信を持って聴き覚えがあると言えるのは、最初の "Kyrie" の 3曲くらい…(^^;)。

その後も聴いたことのある旋律がところどころにある。終曲(第27曲)の "Dona nobis pacem" は聴き覚えがあるので、最後まで聴いたことがあることは確かだと思う。


BWV232 🎼バッハ(1685-1750)の作品一覧/Wikipedia


全部で 4部構成、27曲の合唱曲、重唱曲、アリアからなる。

出典:✏️ミサ曲 ロ短調(Wikipedia)

I. キリエ (Kyrie)
  1. Kyrie eleison. 五部合唱
  2. Christe eleison. 二重唱
  3. Kyrie eleison . 四部合唱
II. グロリア (Gloria)
  1. Gloria in excelsis. 五部合唱
  2. Et in terra pax. 五部合唱
  3. Laudamus te. アリア(ソプラノ)
  4. Gratias agimus tibi. 四部合唱
  5. Domine Deus. 二重唱
  6. Qui tollis peccata mundi. 四部合唱
  7. Qui sedes ad dexteram Patris. アリア(アルト)
  8. Quoniam tu solus sanctus. アリア(バス)
  9. Cum Sancto Spiritu. 五部合唱
III. ニカイア信条 (Symbolum Nicenum)
  1. Credo in unum Deum. 五部合唱
  2. Patrem omnipotentem. 四部合唱
  3. Et in unum Dominum. 二重唱
  4. Et incarnatus est. 五部合唱
  5. Crucifixus. 四部合唱
  6. Et resurrexit. 五部合唱
  7. Et in Spiritum Sanctum. アリア(バス)
  8. Confiteor. 五部合唱
  9. Et expecto. 五部合唱
IV. サンクトゥス、ホザンナ、ベネディクトゥス、アニュス・デイ (Sanctus, Hosanna, Benedictus, and Agnus Dei)
  1. Sanctus. 六部合唱
  2. Hosanna. 八部合唱
  3. Benedictus. アリア(テナー)
  4. Hosanna(ダカーポ). 八部合唱
  5. Agnus Dei. アリア(アルト)
  6. Dona nobis pacem. 四部合唱


有名な曲なので解説や CD 紹介などの記事はたくさんある。なので「解説」はそちらに譲るとして、自分のためのメモを少しだけ…。

この作品は一気に書き上げられたものではない。4部構成の最初の 2部(キリエ、グローリア)が 1733年に作曲されたことと、バッハの死の数年前(1747〜48年)に全曲の清書譜が作成されたことはほぼ確実だが、その他については諸説ある。

この作品自体、一つのまとまった作品として演奏されることを想定されていたのか?…とか、プロテスタントのバッハが、なぜカトリックの典礼様式であるミサ通常文への作曲を行なったのか?…とか、典礼文(歌詞)の一部を改変した意図は何か?…とか、いくつかの「謎」があるようだが、それは学者先生方にお任せしたい…(^^;)。


一つだけ、ちょっと面白いと思った記事を紹介する。「ロ短調ミサ」の一番多い調性は「ニ長調」(ロ短調の並行長調)だそうだ。

✏️《ミサ曲ロ短調》の大半はニ長調(PDF: 東京バッハ合唱団 月報 2002年5月)

これによると、全27曲のうちロ短調で書かれているのはわずかに 5曲で、半分以上の 14曲がニ長調で書かれている。しかも、ニ長調の曲にはトランペットやティンパニを伴う華々しい合唱曲が多く、このミサ曲の雄大さを印象付けるものとなっている。


一方、ロ短調で書かれているのは次の 5曲。番号は曲順。

1) Kyrie
9) Qui tollis
10) Qui sedes
16) Et incarnatus
24) Benedictus

これら 5曲は、すべて「イェス」が対象となっていて、ロ短調は「イェス・キリストの調性」と言える。また、冒頭の Kyrie(ロ短調)は全曲中一番長いもの(約 9分)となっている。


名演奏は沢山あるようだが、なにせ長いのでいくつもは聴けない。YouTube の検索で上位に表示された二つを聴いてみた。

一つ目はオランダバッハ協会のもの。指揮は Jos van Veldhoven(オランダ、1952-)。



もう一つは、CD の名盤紹介(✏️ミサ曲ロ短調 BWV232)でもとり上げられている、ベルギーの古楽の指揮者ヘレヴェッへ(Philippe Herreweghe, 1947-)による演奏。



ヘレヴェッへは、ミサ曲ロ短調を 3回録音していて(1989, 1996, 2011)、これはその最新の 2011年の録音(↓)。

Bach: Missa in h-moll BWV 232



…で、比較できるほど聴き込んだ訳ではないが、聴いていて「いいなぁ〜」の度合いが大きかったのはヘレヴェッヘの方。何となく説得力があるというか、いい感じがした。

まぁ、あまり聴き慣れているジャンルの作品ではないので、とりあえずの第一印象…(^^;)。


この曲のピアノ編曲は 8つほどある(↓)。

…のだが、これといっていい演奏に出会えなかったので、またいずれ…。


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