ベートーヴェンのピアノソナタ第14番「月光」の第2楽章、練習を開始してから今日で 10日。ほぼ、楽譜を見ないで練習できるようにはなった。
今回は、私にしては珍しく、楽譜に書いてある指番号にできるだけ従ってみようと思って、努力?してみた。結果的には 2カ所だけ変更した。
使っている楽譜は昨年購入した Henle 版。最新のマレイ・ペライアが校訂した版ではなく、その前の「2009年 Bertha Antonia Wallner 編 Conrad Hansen 運指」というもの。
少し前に、これまでの自分の「譜読み」のレベルがかなり低いことを思い知らされたので、今回は少し譜読みレベル?を上げようと思ってやっている。
少なくとも、指使いを決定して、暗譜して、指が迷いなくスムースに動くように…まで。指使いと暗譜はクリアしたが「指が迷いなく…」はまだもう少しかかりそう。
あと、楽譜に書いてある指使いを採用したことで、自分にとってはやや「不自然な」?…ちゃんとピアノをやっている人には自然で当然な?…指使いで弾いているせいか、久しぶりに弾いたあと指がちょっと痛くなったりしている…(^^;)。
なので、指に余計な力が入らない、ラクな弾き方ができるようにすることも課題…。反田恭平くんのようにラクに脱力した弾き方ができるといいのだが…(^^)♪
そろそろ「譜読み」の最終段階だと思うので、出来るところから「弾き方」を練習していきたいと思っている。
まずは基本的なところ。スラーとスタッカートの弾き分けと自然なつなぎ、旋律(右手 5と 4 の指)を際立たせること、そしてシンコペーション。
この「シンコペーション」のリズム感がちょっと苦手で苦労している。指がスムースに動かないところの大半はコレ。この曲の「キモ」なのに…(^^;)。
…ということで、練習の進捗としてはここまでほぼ順調と言っていいと思う ♪
ところで、この 3週間近く、ショパンコンクールの演奏動画をかなり集中して聴いていて、それが自分の練習にもいい影響をもたらしているような気がする。
何より、自分の弾いている音がよく聴けるようになったと思う。コンテスタントたちの聴き比べをしているうちに、細かいところまで聴くクセがついたのかも知れない。
あと、動画も見ているので、手や指の使い方なども、真似することはできないが、とても参考になっているように思う。
さらに、不可能とは知りつつ、コンテスタントたちの素晴らしい演奏の「カケラ」だけでも、自分の演奏に取り入れられたら…などとトンデモないことを妄想したりも…(^^;)。
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