2021年10月7日木曜日

ショパンコンクール2021 ステージ I -4日目 原沙綾さん応援したい ♪

ショパン国際ピアノコンクール、第1ステージ 4日目。ちょっと期待している Alexander Gadjiev くんと、「ショピニストへの道」で有力候補に挙がっていた Yifan Hou が登場。

…と思っていたら、それ以外にもいい感じのピアニストが沢山見つかった…(^^)♪





個人的な好みを基準として、次のステージに進んで欲しいと思ったピアニストは下記の 6人。「♡」マークの数字は私が聴いた時点での「いいね」の数。

Aleksandra Hortensja Dąbek ♡6
Alexander Gadjiev ♡9
Martín García García ♡5
Joanna Goranko ♡6
Saaya Hara ♡0
Yifan Hou ♡3 ★

次点として下記の 2人。

Alberto Ferro ♡5
Kaoruko Igarashi ♡11

なお、★印は「ショピニストへの道」というサイトで有力候補とされているピアニスト。


とくに気に入ったのが次の 3人。

最初に聴いたポーランドの Aleksandra Hortensja Dąbek のバラード Op. 47 が実に美しかった。音も美しいし音楽の流れもいい感じだ。盛り上がる部分ではやや乱れを感じるところもあるが、その迫力は素晴らしい ♪ ちょっと大袈裟な手の動きが気にはなるが…(^^;)。

そして、スペインの Martín García García のバラード Op. 23 も素晴らしかった。澄み切った柔らかい光を感じるような美しい音で奏でられるバラードには惹き込まれた。音楽のうねりのようなもの(グルーヴ感?)もいい感じだと思う ♪

それから、日本の Saaya Hara(原 沙綾)のスケルツォ Op.54 はリサイタルを聴いているような、心に染み入るような美しい音がとても良かった。コンクール向けの「どうだ!」みたいなところがなく、純粋に音楽が楽しめる演奏だったと思う…(^^)♪

原沙綾さんは、東京藝術大学大学院に在学中の 22歳。応援したいと思う。


で、実は「次のステージに進んで欲しいピアニスト」には入れたものの、Alexander Gadjiev くんはやや期待外れだった。予備予選の方が活き活きとして良かったと思う。

なぜか音に伸びがない。音楽の構築力はさすがだと思ったのだが、ピアノの音自体が今ひとつ冴えないので、伝わってくるものが少ない感じなのだ…。

でも、もう一度聴きたいピアニストではあるので、何とか次に進んで欲しいと思う。


また、「ショピニストへの道」というサイトで有力候補に挙がっていた Yifan Hou も堂々としたバラード Op. 23 を聴かせてくれた。


五日目(10/7)は、早くも最終日だが…、期待の小林愛実さんが登場する。韓国のイ・ヒョク(Hyuk Lee)くんもどんな演奏をするのかちょっと興味がある。

日本人では、次の 3人が登場する。

Asaki Iwai
Aimi Kobayashi
Shushi Kyomasu



おまけ。"Spot of the 18th Chopin Competition" がいい感じ。

演奏動画の隣?に "Other Multimedia" というページ(↓)があって、オープニングコンサートやコンテスタントたちのインタビューなどを見ることができる。


その中に "Talent is just the beginning!" というコーナーがあり、その "VIDEO" の方に "Spot of the 18th Chopin Competition" という動画が上がっている。

ショパンコンクールが始まる前のティザー広告なのだが、これがなかなかよく出来ている。30秒バージョンと 2分20秒バージョンと 2つあるが、長い方をお薦めする。



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《Chopin2020》(名前は 2020 のままですが、今回のショパンコンクールのまとめページ)


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