ショパン国際ピアノコンクール、第1ステージ 3日目。気になるのは、「ショピニストへの道」で有力候補に挙がっていた Kai-Min Chang くらいで、日本人は登場しないので、ある意味、気楽に聴けた…(^^;)。
…のだが、結構いい感じのピアニストが多かった…(^^)♪
個人的な好みを基準として、次のステージに進んで欲しいと思ったピアニストは下記の 4人。「♡」マークの数字は私が聴いた時点での「いいね」の数。
Piotr Alexewicz ♡16
Michelle Candotti ♡1
Kai-Min Chang ♡10 ★
Hyounglok Choi ♡4
次点としてつぎの 4人。
Yilan Zhao ♡2△
Leonora Armellini ♡6△
J J Jun Li Bui ♡4△
Federico Gad Crema ♡6△
なお、★印は「ショピニストへの道」というサイトで有力候補とされているピアニスト。
とくに良かったのが、韓国の Hyounglok Choi(チェ・ヒョンロク)のバラードOp.52。ややゆっくり目で、たっぷり歌う感じが美しい ♪
2019年の第7回仙台国際音楽コンクール(ピアノ部門)の優勝者。
あと、Kai-Min Chang のバラード Op.23 も良かった。音が美しい、とくに弱音。音楽の流れも自然でメリハリもいい感じ ♪
台湾生まれの20歳。オバーリン音楽院でダン・タイ・ソンに師事している。
ただ、二人ともなぜかエチュードはあまり私の好みではなかった…。
それから、不思議な魅力があったのが Michelle Candotti の舟歌 Op.60。柔らかく包容力のある音色は好みかも知れない。ただ、音楽の流れはややゆるい?感じで、もう少し構築力というのか、起承転結みたいなものが欲しいと思った。
…でも、フワフワ?しているうちに最後まで聴いてしまった…(^^;)♪
ちなみにエチュードも同じような感じで、さらに不思議な印象だ…。
四日目(10/6)は、個人的にちょっと期待している Alexander Gadjiev くんが登場。「ショピニストへの道」というサイトで有力候補に挙がっていた Yifan Hou も。
日本人では、次の 5人が登場する。
Yasuko Furumi
Saaya Hara
Kaoruko Igarashi
Riko Imai
Junichi Ito
おまけ。ショパンコンクールの審査方法。
ショパンコンクールの審査・採点方法は ✏️Competition rules というページにある PDF(↓)に詳しく書かれている。長文の英語なので、なかなか読めないが…(^^;)。
ステージごとに少しずつ異なっているが、第1〜3ステージまでは、各審査員がセッションごとに「点数(1〜25)」と「YES/NO(次へ推薦する/しない)」の二つを提出する。
ステージが終わったら、管理担当者がこれを集計して「YESの割合」と「平均点」を一覧表にする。平均点は、極端な点数を排除するよう補正される。
審査員団に示されるのは、名前を伏せた一覧表のみ。「YESの割合」の多い順に並べられ、「平均点」が添えてある。これを元に、次のステージへ進むコンテスタントが決められる。
合格者の発表はアルファベット順で行われるため、審査員にも順位や成績は分からないようになっている。なお、審査員は自分の「生徒」の採点は行わない。
参考:前回 2015年のファイナルの採点表は公開されていて、見ると結構面白い。
【関連記事】
0 件のコメント:
コメントを投稿