2021年10月11日月曜日

ショパンコンクール2021 ステージⅡ -2日目 牛田くん堂々たる英雄ポロネーズ ♪

ショパン国際ピアノコンクール、第2ステージ 2日目、牛田くん登場 ♪

第2ステージはアーカイブ動画で一人 1曲+α を聴いて、「お気に入り」ピアニストの探索を継続中。第1ステージの演奏と印象が異なるピアニストも結構いる…。




一通り聴いた個人的感想を名簿の一覧表(赤字は第1ステージでいいと思った人、青字は次点)につけてくことにした。あくまで個人の好みを基準に…。

次に進んでほしい人には Y、そうでない人には N をつけているのだが、Y の数は半数を目処にしている。Y? は次点、または判断に自信がない…(^^;)。

演奏がとくに気に入った人とお気に入り候補には😊マーク。

  1. Ms Szuyu Su, Chinese Taipei :N
  2. Mr Hayato Sumino, Japan :Y?
  3. Mr Yutong Sun, China :N
  4. Mr Tomoharu Ushida, Japan :Y😊
  5. Mr Andrzej Wierciński, Poland :Y
  6. Mr Yuchong Wu, China :N
  7. Mr Lingfei (Stephan) Xie, Canada/China :Y
  8. Mr Zi Xu, China :N
  9. Mr Piotr Alexewicz, Poland :Y
  10. Ms Leonora Armellini, Italy :N
  11. Mr J J Jun Li Bui, Canada :Y


牛田くんの演奏は全曲聴いた。1曲目のワルツ Op. 42 と 2曲目のバラード Op. 52 はやや力が入りすぎたのか、ちょっと粘り気味で重たい感じがした。

でも、バルカローレ Op. 60 は私の好みの演奏でとても良かったと思う。このあたりで少し肩の力が抜けてきたのかも知れない…?

そして、最後の英雄ポロネーズ Op. 53 は素晴らしかった ♪ 牛田くんらしさが出た堂々たる演奏だったと思う…(^^)♪


ちなみ、今回初めて知ったのだが、牛田くんは演奏直前に「演奏会のライナーノーツ」のような長文の解説文…というかプログラムにかける思いをツイッターで発信している。

今回のプログラムについては、こんなこと(↓)も書かれている。

「今日のプログラムでは、ショパンの『理想』を描きます。人生、音楽、そして祖国に対して彼が描いていた理想…」

「ウィーンで大衆音楽として捉えられてはじめたワルツに対する批判を、素朴で偉大な伝統が失われつつあったポーランドに重ね合わせて書かれたop.42、愛と素朴さ、ポーランド民族を讃える意味で作曲されたop.52、温かく穏やかな人生への憧れが込められたop.60、そして祖国への誇りを描いたop.53」

元のツイートはこれ(↓)。



その他のコンテスタントについてのメモ的コメント。

第2ステージの角野くんは別人のように良くなったと思う。予備予選や第1ステージでは、正直なところ落とされても仕方ないのでは?…という感じだったのだが…(^^;)。

Andrzej Wierciński:バラード Op. 52 やや地味かも知れないがいい感じ ♪ 盛り上がるところがちょっと物足りないかも…。Variations Op. 12 では音が美しく歌い方も実にうまい ♪ 

Piotr Alexewicz:ポロネーズ Op. 44 は好きな演奏。左手が効いていて全体としてボリューム感のある、いい響きのポロネーズ。

J J Jun Li Bui:Variations Op. 12 は実に音楽的で魅力的な演奏だった。Andante spianato and Polonaise Op.22 はややドタバタしているところが感じられ、ちょっと残念…。


第2ステージ 残りの日程。

10月11日
  1. Ms Michelle Candotti, Italy
  2. Mr Kai-Min Chang, Chinese Taipei
  3. Mr Xuehong Chen, China
  4. Mr Hyounglok Choi, South Korea
  5. Mr Federico Gad Crema, Italy
  6. Mr Alberto Ferro, Italy
  7. Ms Yasuko Furumi, Japan
  8. Mr Alexander Gadjiev, Italy/Slovenia
  9. Mr Avery Gagliano, U.S.A.
  10. Mr Martin Garcia Garcia, Spain
  11. Ms Eva Gevorgyan, Russia/Armenia

10月12日
  1. Ms Wei-Ting Hsieh, Chinese Taipei
  2. Mr Adam Kałduński, Poland
  3. Mr Nikolay Khozyainov, Russia
  4. Ms Su Yeon Kim, South Korea
  5. Ms Aimi Kobayashi, Japan
  6. Mr Mateusz Krzyżowski, Poland
  7. Mr Jakub Kuszlik, Poland
  8. Mr Shushi Kyomasu, Japan
  9. Mr Hyuk Lee, South Korea
  10. Mr Bruce (Xiaoyu) Liu, Canada
  11. Mr Marcin Wieczorek, Poland


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《Chopin2020》(名前は 2020 のままですが、今回のショパンコンクールのまとめページ)


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