Facebook の記事はコレ(↓)。音楽評論家・ピアニストの下田幸二氏の書き込みで、賛同のコメントも沢山ついている。
✏️下田幸二氏の記事
下田氏はポーランド国立ワルシャワ・ショパン音楽院研究科を修了されており、『ショパン その正しい演奏法』(↓)などの著書もある。私は、恥ずかしながら今回初めてお名前を知ったが…(^^;)…、ショパンの専門家なのだろうと思う。
簡単なプロフィールは下記。
✏️下田幸二(ONTOMO)
…で、この記事は、最初に載せた記事冒頭のスクリーンショットのように、今回のショパンコンクールでの審査結果に専門家として一石を投じる内容になっている。
直接的には、韓国の Su Yeon Kim キム・スヨンがファイナルに進めなかったことへの「異論」が、演奏の具体的な評価を添えて書かれている。
個人的には、キム・スヨンはいいピアニストだと思っているので、彼女が「全てのラウンドで『ショパンの作品の永続的価値』をその実力をもっていかんなく発信していた」という部分を読んだときには何の違和感もなかった。
ただ、私のような素人にとっては、演奏に対する評価や「ショパンの作品の永続的価値」といった難しいことはあまり理解できてない…(^^;)。
「読譜からまったく甘いエンターテイナーが本選へ進むのに『彼女の本選進出へなぜNoを付けた審査員がいるのか⁇』と言わざるをえない」という部分を読んだときには、ちょっとドキッとした。
私が応援したいと思っているファイナリストの中に「読譜からまったく甘いエンターテイナー」がいるような気がしたからだ。
コメントの中にも「Garciaのような素敵だけども手元がおぼつかない人」といったことが書かれていて、私が「こういうピアニストはもっと評価されていいと思う」と書いた、ガルシア・ガルシアが「エンターテイナー」だと言われているような気もする…(^^;)?
ただ、そう言われても、一人のピアノ音楽ファンとして、こういうショパンもあっていいのではないか?…というより、こういう演奏も聴きたい ♪…という思いはあるので…。
ただ、この部分(↓)は読んでとても嬉しかった ♪
「思えば第3次予選へもTalon Smithターロン・スミス(アメリカ)やEvren Ozelエヴレン・オゼル(アメリカ)、Tomoharu Ushida 牛田智大(日本)など、ショパンを正面から真摯に解釈して敬意をはらって演奏した実力者が涙を呑んでいる」
そうそう ♪ 牛田くんは「ショパンを正面から真摯に解釈して敬意をはらって演奏した実力者」の一人だと信じている。素人の私にもその「真摯さ」は伝わってきた。
それと、Talon Smith ターロン・スミスくんの名前が挙がっていることも嬉しい。彼と出会えたことは今回のコンクールの一番の収穫(私個人の…)だと思っているので…(^^)♪
Evren Ozel エヴレン・オゼルについては、私は 1次で "Y"、2次で "N" をつけているが、もう一度聴いてみようと思う。
ショパンの「正統」を守る人たちがいて、一方で新しい魅力的な演奏(解釈?)を期待する聴衆もいて、そういう多様性の中で文化や芸術は発展していくものだと思う。
「今回の審査員は一筋縄ではいかない」というところには、その真意を理解できているかどうかには自信がないが、妙に共感するところがある。
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