ショパン国際ピアノコンクール、第1ステージ 5日目最終日。ちょっと期待している小林愛実さんが登場する。
第1ステージの結果が既に出ていることは知っているが、見たいのを我慢して、昨日の演奏を一通り聴こうと思っている。結果を見てしまうと、自分の耳での判断が影響されてしまいそうな気がするので…(^^;)。
個人的な好みを基準として、次のステージに進んで欲しいと思ったピアニストは下記の 3人。「♡」マークの数字は私が聴いた時点での「いいね」の数。
Aimi Kobayashi ♡9
Shushi Kyomasu ♡2
Jaeyoon Lee ♡0
次点として下記の 4人。
Mateusz Krzyżowski ♡2
Hyuk Lee ♡0
Xiaoxuan Li ♡3
Chao Wang ♡1
とくに気に入ったのが次の 3人。
小林愛実さんは本当に成長したと思う。素晴らしいスケルツォOp. 54 を聴かせてもらった。音楽の流れもいいし、全体の構成もしっかりしている、迫力の演奏だった。中間部の静かに歌うところも、右手のルバートが絶妙で本当に美しかった ♪
そして、京増修史くん。彼の演奏は、たぶん初めて聴いたのだが、こちらも素晴らしかった ♪ 愛実ちゃんと同じスケルツォなのだが、まったく雰囲気が違う。柔らかい音で和音の響きがとてもふくよかで魅力的だ。このあと注目したいと思う。
Jaeyoon Lee というピアニストも初めて聴いた。聴き始めはそれほど惹かれなかったのだが、聴いているうちに、その音楽の流れに不思議な魅力を感じながら最後まで聴いてしまった。派手ではないがいぶし銀のような説得力?を持っている…?
あと、韓国のイ・ヒョク(Hyuk Lee)くん、浜松国際ピアノコンクールでちょっといい感じだったのだが、今回の予備予選では「ショパンは合ってないかな?」というのが正直な感想だった。
…のだが、第1ステージの幻想曲 Op. 49 は思ったより良かった。彼にしてはややおとなしい感じで、丁寧に弾くことを意識しているのかなと思った。でも、盛り上がる部分ではちょっと硬さが出たような印象。
第1ステージの演奏を聴いて、次に進んでほしいコンテスタントを挙げてきた。結果的には(人数は意識しなかったが…)毎日 7〜8人ずつ、合計で 37人を選んだことになる。
第2ステージに進めるのは 40人なので、私の好みのピアニストは全員通過してほしいと思う。…のだが、これまでの経験から、審査員との意見はあまり合わないので、そううまくは行かないだろうと思う…(^^;)。
それに、今回は「バラード/スケルツォ/幻想曲/舟歌」だけを聴いて判断しているので、エチュードが得意でないピアニストなどは、そちらで落とされている可能性もある。
気に入ったコンテスタントのうち 2〜3人はエチュードも聴いたのだが、そのうち 2人くらいはちょっとがっかりした…ということもあったので…(^^;)。
さて、第1ステージの結果を見てみるとするか…(^^)♪
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