2021年10月16日土曜日

ショパンコンクール2021 ステージⅢ -2日目 ガジェヴくんブラボー ♪ JJ もガルシア*2も ♪

ショパン国際ピアノコンクール、第3ステージ 2日目。今日期待しているピアニストはガジェヴ(Alexander Gadjiev)くんと J J Jun Li Bui くん。

この二人は期待通り+αの演奏を聴かせてくれた ♪ そして、Martin Garcia Garcia くんは期待以上のいい音楽を届けてくれた。 幸せなひとときだった…(^^)♪

彼らの演奏で、やっと第2ステージの審査結果ショック?から立ち直れた…(^^;)。




第3ステージも次に進んでほしい人には Y、そうでない人には N をつけている。Y? は次点、または判断に自信がない…(^^;)。あくまで私個人の好みを基準に…。

赤字は私が第2ステージで Y をつけた人。青字は第1ステージでいいと思った人。演奏がとくに気に入った人とお気に入り候補には😊マーク。

  1. Ms Leonora Armellini, Italy :N
  2. Mr J J Jun Li Bui, Canada :Y😊
  3. Ms Michelle Candotti, Italy :N
  4. Ms Yasuko Furumi, Japan :Y
  5. Mr Alexander Gadjiev, Italy/Slovenia :Y😊
  6. Ms Avery Gagliano, U.S.A. :N
  7. Mr Martin Garcia Garcia, Spain :Y😊
  8. Ms Eva Gevorgyan, Russia/Armenia :N


1日目と打って変わって、今回はお気に入りマーク(😊)が 3人 ♪ 

ガジェヴくんは、Polonaise-Fantasy op. 61 の最初の音から惹き込まれた。心が洗われる思いがした ♪ ソナタ Op. 35 も名演だと思う。

J J Jun Li Bui くんのソナタ Op. 58 も絶品 ♪ 17歳とはとても思えない演奏だ。

Martin Garcia Garcia も素晴らしかった ♪ 音楽を楽しんでいる雰囲気が良くて、好きなタイプのピアニストだ。第2ステージではやや乱れた感じで "N" をつけてしまったが…(^^;)。

第3ステージでは、彼の音楽性や「ノリ」(歌っていた…(^^;)?)をそのままに、丁寧さが加わって、素晴らしく美しい音楽を紡ぎ出してくれたと思う。

みんな素晴らしい演奏だったが、私の好みであえて順番をつけると、Alexander Gadjiev、J J Jun Li Bui、Martin Garcia Garcia …かな?


彼らに共通するのは、その音楽から伝わってくる「詩心、歌心、情感、音楽性」の豊かさ。ピアノの美しい音の中に、聴く者の心に直接伝わってくる何かがある。

「音楽性」というのは、音楽でしか表現できない「真善美」のようなものだと思っている。そういうものが含まれるピアノの音は豊かで美しい。

技術的には、ピアノの音や可能性を最大限に引き出す「表現技術」のようなものなのだろうが、それは表現するための手段(裏方)でしかないと思う。

もちろん、演奏者と聴き手の相性のようなものもあるのだと思う。好みとか価値観とか…。それは、人と人の付き合いと同じである。


…ということで、上の 3人は文句なしのブラボー ♪ だったのだが、個人的にちょっと意外(失礼…(^^;)…)だったのが、古海行子さん。

これまでのステージでは、キッチリした演奏だけど音に伸びがなく、あまり印象に残らなかったのだが、今回はちょっと違っていた。

音もよく出ていて響き(伸び)もよく、演奏(音楽の流れ)も良かったと思う。とくに感心したのがロンド Op. 16 とソナタ Op. 58。思い切り気持ちよく弾けているようで、力強ささえ感じた。ファイナル、頑張ってほしい♪


おまけ。河合優子さんのこのツイート(↓)にいたく共感…(^^)♪

Martin Garcia Garcia
ショパンの幸せな側面を
最もよく伝えてくれるアーティスト。



第3ステージ 残りの日程(最終日)。

10月16日
  1. Mr Nikolay Khozyainov, Russia
  2. Ms Su Yeon Kim, South Korea
  3. Ms Aimi Kobayashi, Japan
  4. Mr Mateusz Krzyżowski, Poland
  5. Mr Jakub Kuszlik, Poland
  6. Mr Hyuk Lee, South Korea
  7. Mr Bruce (Xiaoyu) Liu, Canada


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《Chopin2020》(名前は 2020 のままですが、今回のショパンコンクールのまとめページ)


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