これまでに聴いたトリオ・ソナタの中では一番好きかも…(^^;)♪
BWV527
🎼バッハ(1685-1750)の作品一覧/Wikipedia
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この「6つのトリオ・ソナタ」というのは、「2つの独奏旋律楽器と通奏低音の3パート」をオルガンの「右手・左手・足鍵盤」に対応させるという、難易度の高いオルガン曲集。
バッハが、息子のヴィルヘルム・フリーデマンの音楽教育用に作曲したもの。
ヴァイオリン、フルートと通奏低音(チェンバロと、チェロまたはビオラ・ダ・ガンバ)などの組み合わせで、元々の「トリオ・ソナタ」として演奏されることも多い。
第3番の第2楽章は、バッハが、後にフルート、ヴァイオリンとチェンバロのための三重協奏曲 イ短調 BWV1044 の第2楽章として流用している。
また、同じ第2楽章を、モーツァルトは弦楽三重奏曲の中で使っている。「6つの前奏曲とフーガ K. 404a」の中の第4曲。ただ「偽作」ではないかとも言われている。
以上、出典は✏️6つのトリオ・ソナタ(Wikipedia)。
YouTube で聴いたのはオランダバッハ協会の "All of Bach" の音源。
弾いているのは Matthias Havinga(1983〜)というオランダのオルガニスト。
オランダのハールレム(Haarlem)にある Sint-Bavokerk(グローテ・オフ・セント・バーフォ教会)での、 2016年 9月21日の録音。使用楽器は "Christian Müller, 1738"。
この第1楽章は短調ではあるが軽快?で、3つの声部の掛け合いが面白い。第2楽章もとても美しい ♪ なかなか気に入ったのだが、曲がいいのか、楽器の音色がいいのか、オルガニストが上手いのか、オルガン曲をあまり聴いたことのない私にはよく分からない…(^^;)。
第2楽章にこのトリオ・ソナタ 第3番 BWV527 の第2楽章が使われているという「フルート、ヴァイオリンとチェンバロのための三重協奏曲 イ短調」BWV1044 も聴いてみた。
いい感じの曲だ。第2楽章はフルートとヴァイオリンの旋律が効いている ♪
第1楽章と第3楽章もチェンバロ独奏の「前奏曲とフーガ イ短調 BWV894」の旋律が用いられているそうだ。自作作品からの流用・編曲でできた曲…(^^;)?
モーツァルトが編曲したと言われている「6つの前奏曲とフーガ K. 404a」(ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロの三重奏)の第4曲も聴いてみた。フーガ部分は「フーガの技法」第8番からの編曲。
下記の音源は「6つの前奏曲とフーガ K. 404a」すべてが入っている。第4曲は 19:40〜。
こちらもなかなかいい ♪ 演奏は、ヴァイオリン:Rémy Baudet、ヴィオラ:Staas Swierstra、チェロ:Rainer Zipperling。
ちなみに、モーツァルトの「6つの前奏曲とフーガ K. 404a」に含まれるのは下記の 6曲。
- モーツァルト作の序奏と、バッハの平均率クラヴィア曲集第1巻第8番嬰ホ短調(BWV853)をニ短調に移調したフーガ。
- モーツァルト作の序奏。 フーガは第2巻第14番嬰ヘ短調(BWV853)による。
- モーツァルト作の序奏。 フーガは第2巻第13番嬰ヘ長調(BWV852)による。
- 序奏はセバスティアン・バッハのオルガン・ソナタ第3番第2楽章、フーガは「フーガの技法」第8番。
- 序奏はオルガン・ソナタ第2番第2楽章、フーガは同第3楽章。
- モーツァルト作の序奏。 フーガはヴィルヘルム・フリーデマン・バッハのフーガ第8番。
モーツァルトがウィーンでゴットフリート・スヴィーテン男爵が所有するバッハなどの楽譜を研究しているときに作られたのではないか?…とされている。
出典は下記。
✏️6つの前奏曲(序奏)とフーガ K.404a(Mozart con grazia)
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