ショパン国際ピアノコンクール、今更ですが…(^^;)…ファイナル 3日目(コンクールの最終日)の感想など…。期待している愛実ちゃんが登場。そして、イ・ヒョクくん、ブルース・リウくんも ♪
ファイナルは、これまでのステージを聴いて、コンサートに行きたいと思ったピアニストの演奏だけを聴くつもり。で、聴いた演奏の感想を少しだけ書いている。
一応、出演者の写真に期待度・応援度を示すハートマーク💛をつけた…(^^;)。
最初に聴いたのは愛実ちゃん。
第1楽章、ややゆったりした静かな滑り出し。音量は小さいが、とても丁寧に説得力のある演奏が続く。オーケストラがよく合わせてくれている。
あとで気が付いたのだが、オーケストラの序奏から愛実ちゃんのピアノの音量に合わせてくれていた。今回の指揮者 Andrzej Boreyko(アンドレイ・ボレイコ)さんは凄い人かも…。もちろん、The Warsaw Philharmonic Symphony Orchestra もよかった ♪
第2楽章は愛実ちゃんの弱音の魅力がぴったりはまって美しかった。
第3楽章もいい感じ ♪ ただ、第1楽章の後半もそうなのだが、他のコンテスタントを聴いている耳には、全体的にやや物足りなさを感じてしまう。
ショパンの「迫力」は必ずしも「音量」ではないと思うのだが…。いや、愛実ちゃんの演奏には、別の意味での「迫力」はあって、それが現代の聴衆や審査員にどう響くか…?
私の中の順番からすると、次はイ・ヒョクくんなのだが、優勝したブルース・リウの演奏が気になって、先に聴くことに…(^^;)。
一言で言うと「自由闊達!」。勢いがあって、よく歌っていて、素晴らしい ♪ FAZIOLI を存分に鳴らして、自在に思い通り弾いている「解放感」のような雰囲気が伝わってくる。
ちょっと独特のリズム感やアーティキュレーションもあったりして面白い。ただ、個人的には、その変化球はガルシアくんほど説得力がないように思えた。
ただ、音楽の流れ・推進力はとてもよくて、リズム感・テンポ感(アゴーギク)・フレーズ感が気持ちいい ♪
愛実ちゃんと対照的な第1楽章は、聴いている者を惹き込む力を持っていた。第2楽章も際立つ美しい音でよく響く。第3楽章では、個性的なアクセントが新鮮で軽快に飛ばす ♪
これなら、反田くんより上(1位)に行っても、まぁ納得せざるを得ない。
で、イ・ヒョクくんを聴いたのだが、個人的にはせめて 6位入賞でもおかしくない演奏だと思ったのだが…。少なくとも、コンチェルトだけの評価であれば JJ・ブイくんよりよかった…というのが私の感想。
第1楽章は彼らしいダイナミックなショパン…悪くない ♪ Shigeru KAWAI のいい音を引き出していたと思う。音もよく鳴っていてよく歌っていて、いい感じだ。他のコンテスタントに比べると、「素直」?な解釈に聴こえる?
訥々と歌う第2楽章も好きだ(まぁ、好みの問題かも…)。
ただ、第3楽章が少しバタついて今ひとつ乗り切れなかったような印象。オーケストラともちょっとズレを感じる場面があった。審査員からすると「弾き切れてない」ように思われたかも…。
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