✏️「ワールド・オーケストラ・シリーズ2020-2021」&「ワールド・ピアニスト・シリーズ2020-2021」のラインナップ、発売日が決まりました!
このシリーズには 5人のピアニストが組み込まれているが、その中でダニール・トリフォノフのプログラムがとくに目を引く ♪
2020年中は、ボリス・ベレゾフスキー(9月)、ダニール・トリフォノフ(10月)、アレクサンドル・カントロフ(11月)の 3人(↑)。
プログラム内容が決まっているのはトリフォノフだけだが、その中身が凄いのだ。すべてが近現代の曲で構成されている。パンフレットにある次の言葉がピッタリだ。
「自分に求められるだろう名曲プロなどあざ笑うが如く、何という挑戦的なプログラム!近現代の重要曲のオンパレード」
そのプログラムがこれ(↓)。
- ベルク:ピアノ・ソナタ op. 1
- プロコフィエフ:風刺(サルカスム) op. 17
- バルトーク:戸外にて
- コープランド:ピアノ変奏曲
- メシアン:「幼子イエスに注ぐ20のまなざし」から 幼子イエスの接吻
- リゲティ:「ムジカ・リチェルカータ」から
- Sostenuto、Mesto、Allegro con spirito、Tempo di Valse
- シュトックハウゼン:ピアノ曲 IX
- ジョン・アダムズ:中国の門
- コリリャーノ:オスティナートによる幻想曲
たまに現代ピアノ曲を聴きかじっているだけの私でも知っている曲が半分くらいある。ちょっと聴いてみたくなるプログラムだ。
近現代曲ばかりだと疲れそうな気もするが…(^^;)…、トリフォノフのことだから、たぶん飽きさせない演奏を繰り広げてくれると思う。
今年のチャイコフスキーコンクールでとてもダイナミックな演奏を聴かせてくれたカントロフも気になるが、トリフォノフに負けないくらいの挑戦的なプログラムを組んで欲しいと思う。プログラムによっては聴きに行きたい ♪
ちなみに 2021年には、ユリアンナ・アヴデーエワ(2月)とイーヴォ・ポゴレリッチ(3月)が予定されている。
こちらのプログラムはまぁ「普通」。アヴデーエワはベートーヴェン、ハイドン、ラフマニノフで、ポゴレリッチはオール・ショパン…。以下、ご参考。
ユリアンナ・アヴデーエワ
- ベートーヴェン: 幻想曲 ト長調 op.77、「エロイカ」の主題による変奏曲とフーガ 変ホ長調 op.35
- ハイドン: アンダンテと変奏曲 ヘ短調 Hob.XVII-6
- ラフマニノフ: ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 op.36
イーヴォ・ポゴレリッチ(オール・ショパン)
- 3つのマズルカ op.59
- ピアノ・ソナタ第3番 ロ短調 op.58
- 幻想曲 ヘ短調 op.49
- 子守歌 変ニ長調 op. 57
- ポロネーズ第7番 変イ長調 op.61「幻想ポロネーズ」
KAJIMOTO の記事によると、「カジモト・イープラス会員限定先行受付」が来年の 1月22日からなので、聴きにいくならそろそろチケットの入手を考え始めないと…(^^)。
「ワールド・オーケストラ・シリーズ2020-2021」と「ワールド・ピアニスト・シリーズ2020-2021」の詳細は『KAJIMOTO CONCERT - Vol.62』(PDF)に載っている。
なお、5つのリサイタルは、《ピアノカレンダー2020》に追加済み。
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