先ごろ、パリで1,600人のゲストを招いてお披露目コンサートが催されたらしい。
✏️The Lang Lang Black Diamond Steinway
コンセプトは、希少価値があり、豪華で神秘的なオーラを持つ「黒ダイヤ」。ラン・ランに相応しい…(^^;)? ちなみに、スタインウェイがピアニストの名を冠したモデルを出すのは初めてのようだ。
デザインしたのは米国のデザイナー Dakota Jackson。これまでにもいくつかのスタインウェイをデザインしている。2000年の "Tricentennial Model A"(ピアノの発明 300年記念)や2013年の "Arabesque Model B"(スタインウェイ 160周年記念)である。
コンサートグランドの D-274 をベースにしたもの(縞黒檀=Macassar ebony 仕上げ)と、小さめの B-211 をベースにしたもの(光沢黒檀仕上げ)の2モデルあり、ともに最近発表された SPIRIO | r システムを搭載している。
脚のところにダイアモンド型の飾りがあったり、色々な特徴的なデザインが施されているのだが、Dakota Jackson 氏に特有のデザインが S字型の突上棒(つきあげぼう)"S-shaped propstick (topstick) "にあるようだ。下の写真でよく分かる。
また、この写真の右の方に、ラン・ランのサイン「郎朗 LANG LANG」が入っているのが分かる。拡大したものがコレ(↓)。
生産台数は、Dモデルが 8台、Bモデルが88台。お値段は「お問い合わせ下さい」となっている。 詳しいことは Steinway’s European website にも掲載されている。
おまけ。個人的な感想であるが…。
新モデルと言っても、従来機種のデザイン(見かけ)だけを変えたものなので、面白いとは思うが、それほどのインパクトは感じられない。縞黒檀の筐体は美しいが…。
2015年にバレンボイムが作った、全弦独立平行弦のピアノ(これもスタインウェイのDモデルがベース:非売品)を知ったときほどの驚きはない…。
《バレンボイム・ブランドのピアノ ♪》
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