1. ピリスさん引退の名演奏
ついにピリスさん(マリア・ジョアン・ピリス)が引退。その噂が流れたのは昨年末だったが、1月に「4月来日」というニュースが入ってきて、迷わずチケットを買った ♪
《ピリスさん4月来日!♪♪ で、衝動買い…(^^)》
そして、本当に素晴らしい、心に残る名演を聴かせてもらった。もうこの演奏を聴くことができないかと思うと本当に残念だ。
《ピリス さんの名演奏が生まれる所に居合わせた幸せ ♪》
《ピリス さんN響との最後の?共演、6月10日Eテレで放映 ♪》
私の中で「神領域」と思っているピアニストが一人、表舞台から去った…。
2. ラン・ラン復帰
腱鞘炎で長らく休んでいたラン・ランがやっと復帰した。「腱鞘炎で3ヶ月休養」というニュース(↓)があったのが2107年の4月なので、約15ヶ月ぶりの復帰だ。
《ラン・ランが腱鞘炎!?…インフルエンザの次は…》
復帰後のコンサートでは、ラフマニノフやプロコフィエフではなくモーツァルトのピアノ協奏曲第24番を弾いていたので、まだ少し抑えているのかも知れない。
《news: ラン・ラン Lang Lang やっと復帰!♪?》
《ラン・ラン Lang Lang 近況を語る:CNNインタビュー》
でも、最近の YouTube の映像や、映画『くるみ割り人形と秘密の王国』での活躍を見ていると、たぶん完全復活なのだろうと思われる。
《ラン・ランの「華麗なる大円舞曲」:完全復活みたいだ ♪》
3. 2018年の国際ピアノコンクール
今年の国際ピアノコンクールの話題の一つは、ピリオド楽器によるショパンコンクールが始まったことだろう。個人的にはそれほど興味を持っていなかったのだが…(^^;)。
あとで観たNHKのドキュメンタリー番組はとても面白かった。1〜3位をポーランド人が独占する中で 2位入賞を果たした川口成彦さんの人柄もよかった ♪
《第1回ショパン国際ピリオド楽器コンクール始まる ♪》
《本日夜7時からピリオド楽器ショパンコンクールのドキュメンタリー放映 ♪》
リーズ国際ピアノコンクールでは、2015年のショパンコンクールでちょっとお気に入りになっていたエリック・ルーが優勝したのが嬉しかった。個人的には、課題曲に現代作曲家9人の作品があったので、現代ピアノ曲の勉強にもなった ♪
《エリック・ルー Eric Lu 祝優勝!@Leeds2018 ♪》
今年、最後に楽しませてくれた浜松国際ピアノコンクールは、日本人ピアニストの可能性を再認識させてくれた。とくに牛田智大クンと務川慧悟クンの演奏にはそれぞれに本人の主張と個性があり、将来が楽しみである。
《浜松国際ピアノコンクール、牛田クン・務川クンいいかも ♪》
《ジュネーヴ国際コンクール、ドミトリー・シシキン1位 ♪》
4. 国際ピアノコンクールの今後
毎年、国際ピアノコンクールについては色々と言われるのだが、今年も興味深い記事やニュースがあった。一番面白かったのはノーマン・レブレヒト氏の記事「ピアノコンクールの審査員から先生を排除すべき理由」。
《ピアノコンクールの審査員から先生を排除すべき理由…》
《news: 中国に新しい国際音楽コンクール!?》
それから「アルゲリッチのピアノコンクールが始まる」というニュースがあったのだが、よく見ると、このコンクールは毎年違うピアニストをフィーチャー?しているようだ。去年の1回目はゾルタン・コチシュ、今年の2回目がアリシア・デ・ラローチャ。
なので、アルゲリッチがやるのはたぶん来年の第3回のみ、残念…。
《news: アルゲリッチのピアノコンクールが始まる♪ @Vigo in Spain》
あと、記事にはしなかったのだが、リーズの改革を主導してきたポール・ルイスが突然辞めることになった。表向きは、本人がピアニストとしての演奏活動に集中したいという話のようだが、裏では色々あったのでは?という憶測も…。
✏️ポール・ルイス、リーズ国際から手を引く
5. ストリートピアノが流行ってきたかも
今年の2月に「空港ピアノ」の番組を観て、ストリートピアノというものに興味を持った。
《空港ピアノ♪…で弾かれる曲たち♪》
その後、東京都知事から「都庁ピアノ」を置きますという発表があったり、主に九州方面で駅ピアノ・街ピアノ・空港ピアノなどがボチボチ登場して、ちょっといい雰囲気になっているのかなと思う ♪
《ストリートピアノならぬ「都庁ピアノ」♪?》
《空港ピアノ日本にもじわりと…?:北九州空港》
12月にも横浜にストリートピアノが置かれたというニュースがあった。
✏️自由に弾いて 横浜・マリナード地下街に「ストリートピアノ」を設置
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《2017年ぴあのピアノ10大ニュース(1/2)》
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