2019年10月1日火曜日

ホールで FAZIOLI 弾いてきた!♪

昨日、生まれて初めて FAZIOLI のグランドピアノ(F212、2018年製)を弾いてきた。

ピアノは弾きやすかった ♪ 音も良かった ♪ でも演奏はボロボロだった…(^^;)。




自分ではたぶん買うことのないだろう「高級ブランド・ピアノ」を弾いてみたいという願望は、ピアノを始めた頃からあって、これまでに 2017年のスタインウェイ、2018年のベヒシュタインと1回ずつ弾いている。

なので、今回のファツィオリで 3種類目ということになる。あとは、ベーゼンドルファーくらいかな…? あと、チェンバロ(ハープシコード)も弾いてみたいけど…。


で、昨日、念願の FAZIOLI を弾いてきたのだが…。

場所は「渋谷ホール&スタジオ」というところで、渋谷駅からすぐのところにある古いビルの中。2018年の11月オープンなので、ホール自体は新しい。

もともと語学教室を経営していた会社が、ホール&スタジオとキッチンスタジオを新規に始めたものらしい。なので、たぶん古いビルをリフォーム?したものと思われる。


ホールは 64席の小さなもので、なかなかいい感じ。ピアノリサイタルを間近で聴くにはとてもいいホールだと思った。

ただ、音響はそれほどいい方ではないかも知れない。FAZIOLI のピアノ自体の音はとてもいいのだが、席が近いのでちょっとうるさい感じも受ける。

ググニンのようなロシア弾きの大音量を聴くには、一番後ろの席がオススメかも…(^^;)。


で、試弾の感想であるが…。

ピアノは、キーが軽くてとても弾きやすかった。こちらの弾き方にとてもよく反応してくれる感じで、ピアニッシモやレッジェーロは、ウチのピアノより断然うまく弾けるような気がした。「気がした」だけかも知れないが…(^^;)?

音はふくよかで伸びがよく、いい感じで響いてくれる。…というのは、カミさんが弾いているのを客席で聴いた感想。自分で弾いた時は、なかなか弾いている音を感じる余裕はなかった…。

FAZIOLI というと派手できらびやかな音という先入観があったのだが、むしろ、高音などは艶やかで伸びやかでよく歌う印象だった。低音の響きも重すぎずいい感じ ♪

カミさんは「バッハに向いているかも…」と言っていたが、私の聴いた感じでは、フォーレ(ノクターン 6番)の方がピアノの響きが活きていると思った。


なかなか、自分の弾いた感想が書けない…のだけれど…。

実は、私の試弾はボロボロだったのだ…残念ながら…。中途半端な「暗譜」がこんなに惨憺たる結果を生むとは…。

さらに、暗譜したはずのバッハ(ブーレ)も、想定外の箇所でミスをし、そうするとそこから再開できない…戻らざるを得ない…ということも起こってしまった。

で、アタフタしているうちに、ピアノを弾いていて初めて「緊張」してしまったのだ。カミさん以外の観客はいないし、発表会とかでもないので、気楽に弾いているつもりだったのだが、冷や汗は出るし、手は震えるし(これも初めての経験)、肩に力は入るし…。

まぁ、それは弾いているうちに収まってはきたのだが、あとで思うと、明るすぎたダウンライトも影響したのかも知れない…(^^;)。


FAZIOLI の弾きやすさは、弾き手の思うようなコントロールができるということだと思う。弾いている途中でも、強弱やタッチの違いがもっと出せそうな感じはした。

とはいえ、初めて弾くピアノで、そのピアノの特性を理解して、そのピアノをコントロールできるほどの力量も経験もない私としては、なかなか思うようには弾けなかった。

そのあたりはちょっと残念感が残る。

それでも、少しは弾きやすさも感じることができたし、FAZIOLI の音のよさも体感することができたので、全体としては幸せな 90分だった ♪ と言っていいだろう。

次にこういう機会があるときには、もっと事前に練習して「曲を仕上げる」という準備をしてからにしたいと、痛感した経験でもあった…(^^;) ♪



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