1位:Cunmo Yin(中国、1993-)
2位:Yuto Takezawa(日本、1997-)
3位:Shihyun Lee(韓国、1991-)
→公式サイトのニュース
公式サイトの記事によると、竹澤勇人くんは聴衆賞(Audience Prize)とファイナルラウンドの最優秀ピアニストにも選ばれたとのこと。
それはそれで嬉しいニュースなのだが、公式サイトをパラパラ見ていて一番興味を引かれたのが、キット君(キット・アームストロング)が作曲したエチュードである ♪
キット君との出会いは 2014年に遡る。
お気に入りピアニストの一人であるティル・フェルナーさんのことを調べているときに、キット・アームストロングという若者がフェルナーさんのために曲を作っているということを知ったのが 2014年の 6月。
その後、ブレンデルがキット・アームストロングを絶賛しているということを知って、ますます聴きたくなったときに、運良く 2015年の 3月の来日公演を見つけた。
〈キット・アームストロングのリサイタル予約 ♪〉
で、リサイタルを聴いてすぐにお気に入りピアニストの一人になったという次第…(^^)♪
《キット・アームストロングのバッハに感動!》
ピアニストとしても期待しているが、もう一つの楽しみが作曲家としてどんな作品を作ってくれるのか?ということだった。
そして今回、思わぬ形で Kit Armstrong の名前を目にしたので、とても嬉しかったのだ。
ベートーヴェン国際ピアノコンクールの "Chamber music final" では、ベートーヴェンのピアノトリオとともに、ピアノソロの現代曲(1980年以降の作品)が課題曲となっている。
で、優勝した Cunmo Yin が選んだ現代曲がキット君の作品(↓)。タイトルは「デッサンのエチュード」とでも訳すのだろうか…?
Kit Armstrong - "Études de dessin" (2017)
ピアノコンクールのコンテスタントに選ばれるというのは、それなりに充実したピアノ曲になっているからだろうと思われる。
公式サイトのビデオ(↓)で、実際にその曲を聴いてますます嬉しくなった。最初に紹介などがあるので、演奏が始まるのは "6:00" くらいから。8分ちょっとの曲だ。
🎦 ITBCB Chamber music final | Cunmo Yin
なかなかいい曲だと思う ♪ 「現代」っぽいのに、「現代音楽」と呼ばれる作品にありがちな「嫌味」がまったくない。内部奏法なども少し使っているが、使い方が自然である。
途中、グリッサンドを使ったところが特に印象的で美しい。
Kit Armstrong の公式サイトを見ると、沢山の作品が載っている。ピアニストとしてもヨーロッパを中心に活躍している。最近来日したのは今年の 2月。
これをきっかけに、しばらくご無沙汰していたキット君の演奏を聴いてみようかと思う。…といっても、当面は YouTube などの音源に頼るしかないが…。
自作ピアノ曲を中心にしたプログラムを持って来日してくれないかな…(^^)?
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